今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

大人気シリーズのスピンオフ第2弾!「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、大人気ホラー「死霊館」シリーズのスピンオフ第2弾。
アナベル 死霊人形の誕生ですよー!

死霊館」で登場し、その恐ろしいビジュアルで大きなインパクトを残した呪いの人形アナベルがどのように誕生したかを描いた物語です。

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画像出典元URL:http://eiga.com

概要

ホラーシリーズ『死霊館』に登場する人形アナベルに迫るスピンオフの第2弾。手にした者を怪現象に引きずり込むアナベルの生まれた経緯が明らかになる。メガホンを取るのは『ライト/オフ』などのデヴィッド・F・サンドバーグ。『バッド・ウェイヴ』などのステファニー・シグマン、『ヴェンジェンス』などのタリタ・ベイトマン、『ウィジャビギニング ~呪い襲い殺す~』などのルル・ウィルソンらが出演する。(シネマトゥディより引用)

感想

死霊館」シリーズとは

本シリーズは2013年に公開された、ジェームズ・ワン監督のホラー映画「死霊館」から続くシリーズで、現在は本編となる「死霊館」編が2本と、呪いの人形「アナベル」編が(本作を入れて)2本公開されています。

死霊館」の方は、実在の超常現象研究家で本シリーズの主人公でもあるエド&ロレインのウォーレン夫妻が調査した怪事件を元にしたホラー映画で、いわばオバケ版「X-ファイル的なシリーズ。

スピンオフ「アナベル 死霊館の人形」は、「死霊館」で登場した、悪魔が乗り移った最凶の呪い人形アナベルが引き起こす怪現象を描いた作品で、時系列的には「死霊館」の前日譚になっています。

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そして本作は「~死霊館の人形」の前日譚で、呪いの人形アナベルがどのように誕生したかを描いた作品なんですね。

なので時系列で並べると、本作→「アナベル 死霊館の人形」→「死霊館」→「死霊館 エンフィールド事件」となります。

監督

そんな本作の監督は「ライト/オフ」などのデヴィッド・F・サンドバーグ
濃い陰影を使った演出は、ホラー映画というより「オーメン」や「エクソシスト」のようなクラッシックなオカルト映画といった感じで、監督本人も言っているようにオリジナルの「死霊館」を意識した作りになっていましたねー。

ストーリー

1945年。家族三人幸せに暮らしていた人形職人のサミュエル(アンソニー・ラパーリア)とその妻エッシャーミランダ・オットー)のムリンス夫妻。
そんなある日、5歳の娘アナベル(サマラ・リー)を突然の自動車事故で失うという嫌なシーンから物語はスタート。

それから12年後の1957年。ムリンス夫婦は孤児院を運営するシスターのシャーロットに自宅を貸し出し、シスターと6人の孤児の少女と同居することになります。

サミュエルは少女たちに、寝たきりの妻の寝室とアナベルの子供部屋には立ち入らないように注意しますが、ある夜、ポリオを煩い片足が不自由な少女ジャニスが何者かに導かれるようにアナベルの部屋に入り、サミュエルの作った人形を見つけたのをキッカケに9人を恐ろしい現象が襲い始める。という物語。

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実は夫妻にはシスターには言っていない“ある秘密”があるんですねー。

ユニバーサル化

本作で本編とスピンオフの計4本が公開された「死霊館」シリーズですが、今年は「死霊館 エンフールド事件」に登場した悪魔の尼僧、ヴァラクに焦点を当てたスピンオフ作品「The Nun」が公開予定。
そして今後「死霊館シリーズ」の第三弾や、「チャイルドプレー」とのクロスオーバーなど、このシリーズが今後ユニバーサル化していく可能性もあるんだとか。

正直、チャッキーとアナベルの共演はキャラクターのカラーが違いすぎて大きな不安が残るところですが、今後ウォーレン夫妻が様々な怪奇現象と対決する続編が観られるのはファンとしては楽しみですねー。

良かったところ

個人的に良かった(怖かった)ところは、登場人物に恐怖が襲いかかってくるシーンよりも、その前段である不穏な雰囲気が漂うシーンでの音響や映像。

例えば、登場人物の後ろでピントのあっていない人影がゆっくり動くJホラー的表現や、これから起こる事を予感させる、じわじわと不穏な雰囲気を盛り上げていく“前フリ”を丁寧に描いているところが素晴らしいと思いました。

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あと、階段に取り付けられた昇降機や、シスターの部屋の壁中に設置された手動式のエレベーターなど、前半で登場したガジェットが中盤以降、恐怖演出に上手く活かされたのもグッときましたねー。

ラストの方で、ジャニスを引き取ることになる里親がお土産に持ってきた国民的キャラクター「ラガディ・アン」の布人形を渡すんですが、実は、本物のアナベル人形は劇中に登場する見るからに怖い人形じゃなくて、このラガディ・アン人形なんですよね。
ファン向けのちょっとしたサービスなんでしょうけど、個人的には観ながら思わずニヤリとしてしまいました。

気になったところ

ただ、スピンオフ前作「アナベル 死霊館の人形」でも感じた事ですが、アナベル人形の万能っぷりが、実話ベースとしてのリアリティーラインから外れちゃってるなーと。
もちろん劇映画として後半の盛り上がりを考えれば、致し方ない部分ではあるんですが、正直ちょっとやりすぎな気がしました。

あと、ラストシーンやエンディング後のオマケがとにかくしつこい。
これは今後のユニバーサル化を考えてのことなんでしょうけど、いくらなんでもダラダラぶっ込み過ぎだし、物語として全体のキレも悪くなってる感じがしました。

ただ、単純な怖さで言ったら、最初の「死霊館」並かそれ以上で、個人的にはシリーズ4本で一番怖かったんじゃないかと思いましたねー。

興味のある方は是非!!

 

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ガイ・リッチー度100%の英雄伝説「キング・アーサー」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、「スナッチ」や「コードネーム U.N.C.L.E. 」で知られるガイ・リッチー監督がアーサー王伝説を実写映画化した『キング・アーサー』ですよー!

スロー・早回し・巻き戻し・ストップモーション・細かいカット割り、時系列入れ替えなどを駆使したスタイリッシュな映像がガイ・リッチー作品の特徴。

そんなガイ・リッチーが「アーサー王伝説」を題材にした作品を作ると聞いて、どうなるのかなとて思ったんですが、思った以上にファンタジーに振り切った面白い作品になってましたねー!

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概要

アーサー王をめぐる伝説をベースにしたアクション。王であった父を殺されてスラム街で生きてきた男が、聖剣エクスカリバーを手に親の敵である暴君に立ち向かう。メガホンを取るのは、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどのガイ・リッチー。出演に、テレビシリーズ「サン・オブ・アナーキー」などのチャーリー・ハナム、『コールド マウンテン』などのジュード・ロウ、『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』などのジャイモン・フンスーらが結集。壮絶なソードバトルの数々に圧倒される。(シネマトゥディより引用)

感想

アーサー王と聞いてピンと来ない人でも「聖剣エクスカリバー」は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。

日本では、大食らいの英霊セイバーが使ったり、ゲームでもよく登場するあの剣です。
まぁ、セイバーは「もしもアーサー王が女の子だったら」っていうキャラクターですが、本作のアーサーはゴリゴリマッチョなチャーリー・ハナムが演じていますよ。

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画像出典元URL:http://eiga.com / アーサー王を演じるのは「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナム

ちなみにアーサー王は実在の人物かどうかハッキリ分かっていないそうで。(日本で言えば聖徳太子的みたいな人物なのかな?)

なので伝記ももの中でも創作の自由度が高くて、だから多くのクリエイターがアーサー王伝説の作品を発表し、多くの人がこの物語を知ってるんですねー。

そういう意味ではガイ・リッチーが監督するのにうってつけの物語と言えるかもしれません。

ストーリー

そんな本作のストーリーをザックリ説明すると、叔父の謀反で父親を殺されたアーサー王子が聖剣エクスカリバーで復讐して真の王になる物語です。

あれ? 最近そんなインド映画を観たような……?w

まぁ、いわゆる貴種流離譚ってやつなので、内容が一緒なのは仕方ないんですけどね。

で、この映画「バーフバリ」に負けず劣らず、ケレン味たっぷりなアクションファンタジー作品になってるんですね。

アバンは、父親のユーサー王率いる国軍と魔術師モルドレッド率いる軍隊の戦いからスタートするんですが、モルドレッド軍が超巨大な像の背中に建てた要塞に乗って城に攻めてくるという、怪獣映画のような大迫力シーンからスタート。
個人的にはこれだけでもう100点です。(;゚∀゚)=3ハァハァ

国軍は絶体絶命の大ピンチって思ったら、聖剣エクスカリバー卍解(©ブリーチ)したユーサーパパがダッシュ→大ジャンプで敵要塞に乗り込んでモルドレッドの首を落とすっていう最高のスタート。

かと思ったら、その夜には自分の嫁を生贄に闇の力を得た弟のヴォーティガンジュード・ロウ)の謀反で殺され、幼いアーサーは船でこっそり逃がされるんですね。

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画像出典元URL:http://eiga.com / ヴォーティガンを演じるジュード・ロウ

で、川から流れてきたアーサーを拾い育てたのは街の売春宿のお姉さんたちで、そこで育ったアーサーが、悪い奴らと大体友達になったり中国人らしき先生のもとでメキメキ腕を上げ、立派なチンピラになるまでをガイ・リッチー大好きな早回しダイジェストでお届けしてからのオープニング。

ここまで観て「あーガイ・リッチーだわー」って思いましたねーw

そこからアーサーは、バイキングと揉めてジュード・ロウに発見されたり、エクスカリバーを引き抜いたり、反乱軍の仲間になったり、メイジ(魔術師)の導きで修行したりトラウマ克服して卍解を覚え、無双状態で叔父のジュード・ロウから王座を奪還する戦いに臨んでいきます。

迫力満点のゴリゴリアクション

本作で特に力が入ってるのが、国王軍と反乱軍がぶつかる大アクションシーン。
巨大なセットの中を走り回りながら、マッチョな男たちが骨のぶつかる音が聞こえてきそうなゴリゴリに男臭いアクションを繰り広げます。

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画像出典元URL:http://eiga.com

これらのアクションシーンは早回し、スーパースロー、ストップモーションを駆使したガイ・リッチースタイルも相まって、観ていてアガリましたねー!

映画中盤、ジュード・ロウ暗殺計画に失敗し、ついに追い詰められたアーサーと仲間たち。
ついには頼みの綱のメイジまで捕まって、万事休すか!?っていうシーンでアーサーが卍解

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画像出典元URL:http://eiga.com / 卍・解!

無双状態で敵兵をあっいう間になぎ倒すシーンは、ガイ・リッチーケレン味溢れる映像効果も相まって、痺れましたよ!

良かったところ

そんなアクション以外で良かったのは、アーサーが非常に現代的なキャラクターとして描かれているところ。

毛皮のコートや首周りにファーがついてる革ジャンを着込み、ツーブロックの髪型というファッションは、そのまま現代劇でも通用しそうなくらいオシャレでかっこいいデザインだし、幼少期にいわば裏社会で磨かれた交渉術や、相手のスキをついて攻撃を仕掛ける騎士道精神の欠片もないアーサー王には、中世ヨーロッパの物語が苦手な人でもすんなり感情移入出来るんじゃないかと思いました。

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その仲間たちもスラムでともに育ったチンピラで、いわば「負け犬のチンピラが一発逆転」するクライム映画的な要素を含んだヒーロー譚になってるんですね。

残念だったところ

ただ、中盤でのジュード・ロウ暗殺計画の件は、アーサーたちが何を狙ってどこで何をしようとしているのかの行動や位置関係がゴチャゴチャしてて分かりにくかったかも。
あと、序盤のアーサーが色々巻き込まれていくキッカケになる回想シーンも、「ん?」ろ引っかかる部分がありましたねー。

そういう回想シーンやスパイ的な作戦を立てるシーンの映像をコチョコチョいじる「遊び」は、ガイ・リッチーの味でもあるんですが、本作ではそれらがストーリーや展開に上手く活かされてなかったように感じました。

記録的大赤字らしいけど

で、この作品ハリウッドでも記録的な大赤字を出してしまったらしく、作る気満々だった続編も絶望的な状況らしいです。

その理由を一言で言うなら、恐らく多くの人が「え、今更アーサー王伝説?」と興味が湧かなかった事と、逆に歴史好きな人は「えー、ガイ・リッチーが監督かよ」とやっぱり興味が湧かなかったのが大きいんじゃないかと。

多分、日本で言えば高畑勲監督の「かぐや姫の物語みたいな感じだったんじゃないかな?

観れば「お!」って思うんだけど、題材に会場に足を運ばせるまでの求心力がないというか。

ただ、1億7500万ドルもの予算をかけたビックバジェットな本作は、巨大なセットや大人数のエキストラやスタントマンも参加してリッチなビジュアルの迫力があるし、ガイ・リッチーケレン味溢れる映像演出は楽しいので観て損はしない作品だと思いますよ。

ただ、歴史ドラマとして観ちゃうと肩透かしを食らうので、あくまで「中世を舞台にした伝奇アクションファンタジー」として観るのがオススメです。
つまり、「西郷どん」じゃなくて「るろ剣」を観るんだっていう気持ちで観れば、かなり楽しめるんじゃないかな? って事ですねw

興味のある方は是非!!

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宮崎駿作品を語ってみる-4「となりのトトロ」(1988)

ぷらすです。

僕が火曜日を担当しているブログマガジン「Res-C」に記事をアップしましたー!

res-c.blog.jp

宮崎駿監督の、劇場アニメを1作づつ語っています。
興味のある方は是非ご一読くださーい!(´∀`)ノ

 

ただただ圧倒されっぱなしの2時間30分「アベンジャーズ /インフィニティー・ウォー」(2018)

ぷらすです。

今日朝イチの回(なんと8:30分~)で観てきましたよー!!

アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』を!!!
(;゚∀゚)=3ハァハァ

この映画、なんと2時間30分もある大長編
正直「最後まで耐えられるのか…俺の膀胱」という不安を抱えつつ臨んだ本作でしたが、ぶっちゃけ尿意なんか感じる暇もないくらい盛りだくさんのジェットコースタームービーで、2時間30分なんてあっという間でしたよ!!!

というわけで、今日公開されたばかりだし、監督自らTwitterで「ネタバレしないでね」とお願いしてるので極力ネタバレしないように書くつもりですが、これから本作を観る予定の方はくれぐれも先に映画を観てから、この感想を読んでください。

いいですね! 絶対ですよ!

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概要

アベンジャーズなどのヒーローが結集し、強敵サノスとの戦いを繰り広げるアクション大作。サノスの侵攻に、アベンジャーズのほかドクター・ストレンジブラックパンサーガーディアンズ・オブ・ギャラクシーらが力を合わせて立ち向かう姿を描く。アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jrをはじめクリス・エヴァンスベネディクト・カンバーバッチトム・ホランドらが出演。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』などのアンソニー・ルッソジョー・ルッソがメガホンを取る。(シネマトゥディより引用)

感想

語りたいことは山ほどあるけど

とは言ったものの、一体何を書けばいいのかw
いや、語りたいことは山ほどあるんですが、ネタバレなしで語れることはあまりないっていうか、ぶっちゃけネタバレありなら、あらすじを書くだけで1万字必要なくらい映像的にも物語的にも中身の濃い作品なんですよね。

ハッキリ言えるのは、この映画これまでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)を追い続けてきた人にとっては、まさにご褒美的な作品なんですが、逆にシリーズを1本も観たことがない人にはオススメ出来ない作品です。

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なぜなら本作は、2008年公開の『アイアンマン』から10年。18作に渡って積み重ねられてきた壮大な物語の集大成にして総決算的な作品なんですね。

アニメに例えるなら、1クール12話の11話に当たる作品
映像がスゴイのでこの作品単体で観ても楽しめる部分はあるとは思いますが、登場キャラクターや彼らの関係性は説明されないので、ガッツリ楽しもうと思ったら最低でも、

アベンジャーズ』(2012年公開)

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年公開)

ブラックパンサー』(2018年公開)

の7本は観てないと、ストーリーに乗れないと思います。
それと、もう一つ絶対言っておいたほうがいいと思うのは、

この作品が前後編の前編だということです。

なので、尚更この作品だけを観てしまうと、「え、え、どういうこと?( ゚д゚)ポカーン」ってなっちゃうと思うんですよね。

ということを踏まえて、本作(というかここまでのシリーズ)の内容を超ザックリ説明すると、「超強い悪者の超ヤバイ野望を、スーパーヒーローが大集合して阻止しようとする」物語。

それを、MCUが10年間18作に渡って作り上げてきた壮大な叙事詩の、本作はその最終回【前編】なんですね。

主役はサノス

これまで、ラスボスとしてシリーズ作品にちょこちょこ顔を出していたサノス。

そんなサノスの野望が、本作でついに明らかになるんですね。

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それは「全宇宙の知的生命体を半分に減らすこと」(これは予告でも言ってるからネタバレではないですよ?)

本作では、サノスが何を考えてそんな野望を抱いているのかが明らかになり、また今までベールに包まれていたサノスのキャラクターや野望の裏にある背景も劇中で明らかになります。

つまり、本作の主役は実質ラスボスのサノスなんですねー。

そんなサノスとアベンジャーズの面々が、インフィニティーストーンを巡ってついに直接対決。その中で、サノスとアベンジャーズのメンバーが実はコインの裏表であることも提示されます。

150分は決して長くない

そんなシリーズ総決算となる本作のメガホンを取るのは、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の2作で、「ヒーロー(正義)と世界のあり方」を深く掘り下げて、ファンに熱狂的な支持を受けるアンソニージョールッソ兄弟

そんな深いテーマを盛り込んだストーリーだけでなく、アクションを始めとした映像表現でも高い評価を受ける二人。

本作でも「マイティ・ソー バトルロイヤル」のラストシーンからスタートし、ニューヨーク、ワカンダ王国、敵宇宙船内、ガーディアンズの宇宙船、ノーウェア、惑星ニダベリア、スコットランド、惑星ヴォルミール、惑星タイタンと、目まぐるしく舞台を変え、その中でMCUに登場したキャラクターが入れ代わり立ち代わり戦闘を行いながらドラマが進行していくという超複雑な展開を、まったく混乱させずに観客に観せていきながら、それぞれのキャラクターにしっかり見せ場を作り、笑いも入れ、これまでの伏線を回収しつつ次回作に繋がる伏線も張っていくという、もはや神業と言っても過言ではない映像とストーリーテリングを観せてくれます。

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なので一本の映画としては確かに長いけど、これだけの内容を150分の中にギュッと詰め込めたのは、ルッソ兄弟の手腕あればこそだと思いましたねー。

驚愕のラスト。そして後編へ

そんな内容もアクションも盛りだくさんの本作の最後に用意されていたのは、誰も予想できなかった(だろう)ある驚愕の展開

そして、続きは来年公開。乞うご期待! って………

(;Д;)ギャーーーーー!

嘘でしょ! 来年まで待つとかどんな苦行だよ!

ネビュラたんやストレンジ先生なみの拷問じゃないすか!

………うぅーん、でも「帝国の逆襲」から「ジェダイの帰還」の3年間に比べれば、来年観られるだけ幸運なの…か?

それまで、今年公開のアントマン&ワスプ」「デップー2」
来年公開予定のキャプテン・マーベルを観ながら楽しみに待つとします。

 

「だったら来年公開の続編直前にDVDで本作を観ればいいや」なんて思ってるそこの君! m9(○Д○)

言っておくけど、MCUファンならシリーズ総決算の本作は、劇場で観ないと絶対に後悔するから!(いやマジで)

ましてせっかくのGWですしね、劇場の(出来るだけ)大画面で観るのがオススメですよー!

興味のある方は是非!!!

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(恐らく)映画史上最小単位の乗り物パニック映画「ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、フランス発のコメディー映画『ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走』ですよー!

予告が面白かったのでレンタルしたんですが、これが思わぬ拾い物でしたねー!

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画像出典元URL:http://eiga.com

概要

自動車内を舞台にした密室コメディー。車でバカンスに出掛けたものの、ブレーキが制御できなくなりハイウェイを猛スピードで暴走する羽目になった家族の姿を追う。『ヒャッハー!』シリーズなどのニコラ・ブナムが監督を務める。『ル・ブレ』などのジョゼ・ガルシア、『恋するシャンソン』などのアンドレ・デュソリエらが出演。笑いとスリルが休む間もなく押し寄せる。(シネマトゥディより引用)

感想

どんな映画なの?

この映画、たまたま観た予告編が面白そうだったので今回レンタルしてきたんですが、実際観たら、これが思った以上に面白い映画でした。

全体的には、普通自動車の車内で家族がワチャワチャする密室コメディーなんですが、その車が時速160キロで暴走しているっていうのがミソ

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画像出典元URL:http://eiga.com / ロバート・ダウニー・Jrそっくりな父親のトム&妊娠中の母親ジュリア

物語をザックリ説明すると、整形外科医の父トム(ジョゼ・ガルシア)、精神科医で妊娠中の母ジュリア(カロリーヌ・ヴィニョ)、メガネっ子の姉リゾンジョゼフィーヌ・キャリーズ)、アメコミ好きの弟ノエ(スティラノ・ルカイエ)のコックス一家と、トラブルメーカーの祖父ベンアンドレ・デュソリエ)は、AI搭載の最新自動車メビウスで、夏休みのバカンスに向かいます。

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画像出典元URL:http://eiga.com / メガネっ子お姉ちゃんのリゾンと「ハルク」大好き弟のノエ

ところがその道中、突如メビウスのシステムが故障。時速160キロで暴走し始めるんですね。

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画像出典元URL:http://eiga.com / トラブルメーカーでジュリアに嫌われている自由人の祖父ベン

ブレーキも効かず、数十キロ先には渋滞が待ち受けるという緊急事態に、車内の家族&何故か一緒に乗り合わせてしまったヌーディストの女性メロディー(シャルロット・ガブリ)はパニック状態。ハイウェイを爆走しながらすったもんだの大騒動に発展するというコメディー映画です。

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画像出典元URL:http://eiga.com / ベンの誘いで車に乗り込んだばかりに不憫な目に遭うメロディー

監督は『世界の果てまでヒャッハー!』シリーズのニコラ・ブナムで、撮影では実際のハイウェイを走る車中で進めたんだそうですよ。

(恐らく)映画史上最小単位の「乗り物パニック映画」

映画には「乗り物パニック映画」(三宅隆太さん命名)というジャンルがあります。
乗り物が、何らかの理由で制御不能になって、乗り合わせた乗客がパニックに陥る群像劇の総称で、例えば、

1970年公開の飛行機パニックを描いた「大空港」を始めとするエアポートシリーズ。

豪華客船が沈没する「ポセイドン・アドベンチャー」 (1973)を始めとする豪華客船転覆パニックもの。

新幹線大爆破」(1975)などの列車パニックもの。

スピード」(1994)などのバスパニックもの。

高層ビルの大火災を描いた「タワーリング・インフェルノ」(1974)も、物語の構造としては乗り物パニック映画を完全に踏襲した作りになっています。

そして、本作も構造的にはその流れを汲んだ作品で、しかも(恐らくは)映画史上最小単位(6人)の「乗り物パニック映画」なんですね。

暴走車に閉じ込められた家族+1に次々襲いかかるピンチ。
そこにメビウスに愛車のドアを破壊され執拗に追いかけてくる男と、家族を助けようと奮闘するハイウェイパトロールのエピソードも盛り込み、最終的には渋滞に向かって暴走を続けるメビウスを停止出来るのか、もしくは家族が無事に脱出出来るのかというスリルと、登場人物が繰り広げる笑いがノンストップで繰り広げられるのです。

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画像出典元URL:http://eiga.com / 暴走するメビウスの行く手には大渋滞が…

キャスト陣

そんな本作では、破天荒なキャラクターを演じるキャスト陣もとても魅力的です。

父親のトムを演じるジョゼ・ガルシアは、「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jrそっくりで、彼のすっとぼけた演技はもちろんだけど、その風貌だけで思わず笑ってしまうし、祖父役のアンドレ・デュソリエはそこそこの年齢だと思うんですが、劇中体を張ったアクションを見せながらもパニック状態の家族をかき回し、カロリーヌ・ヴィニョは一見まともっぽいけど、ヒステリックな妊娠中の妻役を体当たりで演じています。

二人の子供たちも可愛いですし、祖父にナンパされてうっかり暴走に巻き込まれるメロディー役のシャルロット・ガブリも、何かと不憫な役回りを上手く演じて笑いにしていましたねー。

そんな彼らが、ほぼ身動きの取れない走行中の車中で、丁々発止のやりとりと体を張ったギャグで物語を進めていくのです。

その他にも、卓球狂のハイウェイパトロール隊長や、どこまでも無責任なメビウスのバイヤー。トムの顧客でボトックス注射の拒絶反応が出てしまった老夫婦、コックス一家の皆下に住む絵かきの男などなど、基本全員バカだけど、どこか魅力的なんですよね。

撮影

www.youtube.com

本作では停車したメビウスの車中と背景を合成するのではなく、実際に車を高速で走らせながら撮影しているので、撮影陣は狭い車中(しかも走行中)の様子をどうやって撮影するか、かなり苦労したみたいです。

しかしその甲斐あって、映像や役者の演技にも独特のリアリティーと迫力が生まれ、役者のテンションに引きずられるように観ているこっちも、ドキドキハラハラしたり爆笑したりと大忙し。

そんな盛りだくさんの内容を、わずか92分にスッキリまとめあげた監督のセンスは素晴らしいと思いましたねー。
また、言葉遊びの笑いはあまりなくて、動きと間と表情やリアクションの笑いで構成されているので、日本人でも楽しく見られるコメディー映画だと思いますよー!

興味のある方は是非!!!

 

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完成度の高いSFスリラー「エクス・マキナ」(2016)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、「28日後...」などの脚本家として知られるアレックス・ガーランド長編初監督作品『エクス・マキナ』ですよー!

オスカー女優アリシア・ヴィキャンデル演じるAI搭載のロボット“エヴァ”の倒錯的な美しさと巧妙なストーリー、美しい映像のバランスが絶妙な作品でしたー!

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概要

28日後...』などの脚本家として知られるアレックス・ガーランドが映画初監督を務め、第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したSFスリラー。人間と人工知能が繰り広げる駆け引きを、限られた登場人物と舞台設定や目を引くビジュアルで活写する。美貌の女性型ロボットのエヴァを、『リリーのすべて』でオスカーに輝いたアリシア・ヴィキャンデルが好演。IT企業の社員と社長には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のドーナル・グリーソンとオスカー・アイザックがふんする。(シネマトゥデイ より引用)

感想

これがデビュー作!? 

本作の監督アレックス・ガーランドは本作が長編映画デビュー作ながら、2000年に最初の小説「ザ・ビーチ」を発表。
この作品がダニー・ボイル監督で映画化されて以降、「28日後...」「サンシャイン2057」といったボイル監督作で脚本を担当し、シナリオライターとしては名前を知られている人なんですね。

そんな彼が監督・脚本を担当した本作「エクス・マキナ」は、メアリ・シェリーの「フランケンシュタイン」やフィリップ・K・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」などのAIや人造人間を扱ったSFの名作古典を現代的にアップデートしてみせたんですねー。

限られたロケーションのなかで繰り広げられるSFスリラー

本作の物語をザックリ一言で要約すると「試したつもりが試されていた」って事になると思います。

検索エンジン世界最大手のブルーブック社に勤めるプログラマーのケイレブ(ドーナル・グリーソン)は、社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する山荘に招かれ一週間を共に過ごす抽選に当たります。

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広大な自然の中にあるネイサンの別荘は、実は超ハイテクな社長専用研究所。
そこでケイレブはネイサンが作り上げたAIロボット エヴァの“チューリングテスト”を頼まれるんですね。

チューリングテストというのは、数学者でコンピューターの父 アラン・チューリングが発案した、ある機械が知的かどうか(AIであるかどうか)を判定するためのテストで、人間と会話させてAIだと見抜けなければ、そのAIには知性があるみたいなテスト。映画「ブレードランナー」でも登場していますよね。

で、出世のため実験を引き受けたケイレブは、目の前に現れたロボット“エヴァ”との会話を繰り返すうち、だんだん“彼女”に惹かれていき……。という物語。

自然に囲まれた別荘(研究所)の中という限られたロケーションで、登場人物がたった4人? しか登場しないというミニマムなシチュエーションの中、入れ子構造のストーリーによって、低予算ながら本格的なSF作品に仕上げているんですねー。

強いAIと弱いAI

「強いAIと弱いAI」は哲学者ジョン・サールが作った用語で、“強いAI”とはザックリ言えば自我を持つAI、対して“弱いAI”は自我がなく命令(プログラム)に従うだけのAIの事です。

もし人“強いAI”を作り出したとしても、それが本当に“強いAI”なのか、それとも“強いAIのフリをしている弱いAI”かを人間には見分けることは出来ないという考え方が本作の核になっていて、それ自体はAIを扱った作品では必ず扱われる(というより避けられない)発想で目新しさはないんですが、脚本家出身だけあってストーリー構成の上手さで最後まで引っ張っていくんですね。

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アリシア・ヴィキャンデルの名演

そんな本作のストーリーに説得力を持たせているのが、エヴァ役のアリシア・ヴィキャンデルで、メッシュ構造のボディスーツと特殊効果で顔以外は完全にロボットの外見ながら、どこか人間性や少女性を垣間見せる演技と、バレエ出身の身体性を活かした制御された動きで、シーンによってロボットと人間の間で揺れ動く(ように見える)、エヴァという複雑なキャラクターを見事に体現していました。

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ぶっちゃけエヴァみたいなロボットが目の前に現れて、自分に好意を寄せてくれたら、一発で好きになっちゃいますよ!

ちなみにタイトルの「エクス・マキナ」は、ラテン語で「機械仕掛けの神」(デウス・エクス・マキナ)から来ていますが、英語のexには「元~」という意味があるそうで、「元・機械」とも読めるっていう、進化したAIが今後どうなっていくのか的なテーマを含んだタイトルだったりするみたいですね。

108分と物語の長さもちょうど良く、SFが好きな人もそうでない人も楽しめる良作でした!

興味のある方は是非!!!

 

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宮崎駿作品を語ってみる-3「天空の城ラピュタ」(1986)

ぷらすです。

僕が火曜日を担当しているブログマガジン「RE-C」に記事をアップしましたー!

res-c.blog.jp

宮崎駿監督の、劇場アニメを1作づつ語っています。
興味のある方は是非ご一読くださーい!(´∀`)ノ