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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)感想

ぷらすです。
今日ご紹介するのは、現在大ヒット上映中の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』です。

 

概要

アイアンマン(トニー・スターク/ロバート・ダウニー・Jr)・ハルク(ブルース・バナー / マーク・ラファロ)・ キャプテン・アメリカスティーブ・ロジャース / クリス・エヴァンス)・ソー(クリス・ヘムズワース)・ ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ /スカーレット・ヨハンソン)・ ホークアイ(クリント・バートン / ジェレミー・レナー)ら、マーベルコミックスのスーパーヒーローたちが、地球を守るためにチームを組んで戦うアクション映画「アベンジャーズ」の続編。

本作ではさらに「X-メン」に登場するミュータント、クイックシルバー(ピエトロ・マキシモフ /アーロン・テイラー=ジョンソン)と スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ / エリザベス・オルセン)がパラレル的に出演。
他にも、旧アベンジャーズやそれぞれの映画に登場するメンバーも登場している。

ヒドラの残党バロン・フォン・ストラッカーが、極秘裏にロキの杖を使い人体実験を行っていることを掴んだアベンジャーズは、東欧ソコヴィアの研究施設を襲撃。ロキの杖を奪還した。

しかしトニースタークは、彼に恨みを持ち、ストラッカーの人体実験に自ら志願し強化人間となった双子の妹、スカーレット・ウィッチの能力で、恐ろしい幻覚を見せられる。

ニューヨークに帰還したトニーはブルース(ハルク)の力を借り、他のアベンジャーズの仲間には内緒で人工知能搭載の『アイアンマン』を増やす「ウルトロン計画(平和維持計画)に着手。

人口知能の開発は思うように進まなかったが、ヒドラ殲滅のパーティーに二人が出席していたその時、突如人工知能は自我に目覚め暴走。
彼、ウルトロンは人類の敵として、アベンジャーズを滅ぼすと宣言する。

本作は2011年公開の「アベンジャーズ」の続編ですが、前作から本作の間にそれぞれのヒーローの続編が3本、直接は関係ないけれど微妙に世界観を共有している『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』が公開されていて、その中で、アベンジャーズが所属している組織『シールド』にも変化があったり、それぞれの映画に登場したキャラクターが、本作にも登場するので、前作『アベンジャーズ』と本作だけ観ても、分からない部分が多々あるんじゃないかと思います。
今までも、なんとなくはあった『一見さんお断り』の状況がついに行くところまで行っちゃったといいますか。

僕は、「アベンジャーズ」が面白くて、遡って「アイアンマン」「ハルク」「ソー」「キャプテンアメリカ」を観たクチなんですが、もしも今からこれらを全部観るのは正直大変だよなーと。

まぁ、それを言えば前作も、知ってるヒーローはハルクだけだったんですが、それでも前作はそんな僕でも楽しめるくらい圧倒的な面白さだったんですね。

それは、今までバラバラに活躍していたヒーローたちが、初めて出会って反目しながらもチームになっていくという、始まりの物語だったからで、ヒーローたちと観客が同じ目線を共有していたのが大きかったんだと思います。

そして前作で出来上がったチーム『アベンジャーズ』の関係性を元に、それぞれの続編が作られて、それらの作品の中で関係や状況が変化している前提があっての本作なので、少なくとも「アイアンマン3」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」を観てないと、本作の流れを理解してを楽しむのは難しいかも。

とは言っても、それは物語としては木で言えば枝葉の部分で『恐ろしい敵から地球を守る』という流れは変わらないし、(よくわからない部分を「そういうもの」として飲み込めれば)楽しめるのかもですが。

 

という前提で、本作の感想なんですが。(長いw)
前作では、物語の主軸をソー、ハルク、アイアンマンが担っていたのに対し、本作では全員に均等にエピソードが割り振られています。
僕にはそれが、正直物足りないなーと感じました。

理由は、
①トニースタークがアイアンマンスーツを装着するシーンが少ない。
②ほかのヒーローのアクションも蛋白。
③敵が強すぎる。
この3つだと思います。

ただ、これらは2作目ゆえの宿命とも言えるんですよね。
いわゆる登場キャラクター紹介編の前作と違って、本作はストーリーを進めて次に繋げなくてはいけないので、アクションより内容重視になるのはどうしようもないというか。
そういう意味で、本作はかなり頑張っていると思います。

特に、暴走したハルクを止める為に、アイアンマンがハルクバスター用スーツを装着して戦うシーンは、迫力満点でアガったし、ラストの戦いも盛り上がってはいたんですよね。

内容面でも、前回はサポートキャラだったホークアイブラックウィドウにも焦点が当てられたのは良かったし。
いわゆる『つなぎ』の2作目としては、かなり高い水準を保っていたと思います。

ただ、ジャービスのアレはないわーとは思いましたがw

あと、これは本作の責任でも何でもないし、言っても仕方ない事ではあるんですが………。

 

公開のタイミングが悪かったなーと。

ほら、『マッドマックス』のすぐ後っていうのがね?
マッドマックス』のあのアクションを観たあとだけに、『アベンジャーズ』のCG感が際立っちゃうんですよね。
なので、出来ればもうちょっと間をあけて、『マッドマックス熱』が少し覚めてから公開してほしかったなーっていうのが本音でした。

とまぁ、色々文句を言いながらも、僕は結構楽しんでいました。
前作が良すぎたので、相対的に「普通」という感想になってしまいますが、(物足りない部分はありつつも)見所も多かったし。次回作への引きもあったし。

というわけで、興味のある方は是非!!