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キング・オブ・ヴァジェラ-金剛王 (2013) 感想

ぷらすです。
今回ご紹介するのは、香港のカンフー映画『キング・オブ・ヴァジェラ』です。
この映画、日本ではDVDスルーで資料も少ないので、感想書くのに苦労しましたw

http://ecx.images-amazon.com/images/I/91fsIaDb-rL._SL1500_.jpg

画像出典: http://www.amazon.co.jp/

 

概要

2013年に香港で制作されたカンフー映画
恐らく日本ではDVDスルー作品だと思う。
監督はロー・ウィンチョン、主演は元少林寺の修行僧で『カンフーハッスル』で十二路譚腿の使い手で人足役のシン・ユー。
アクション指導をサモ・ハン・キンポーが担当する。

 

 

あらすじ

幼い子供たちを誘拐しては、殺人兵器として鍛える誘拐され日本のカルト教団 『ハーデス教団』
そんなハーデス教団に兄とともに誘拐されたK-29ことユウジン(シン・ユー)は、帝国軍部に教団が解体された後は、故郷の中国に戻り少林寺で過去の贖罪として修行に明け暮れ、いつしか『金剛王』と呼ばれるまでになっていたが奥義は未だ習得できていなかった。

時は流れ、中国に侵攻した日本は中国民衆の反抗に苦慮。
中国を精神面から支配するため、解体したハーデス教団に教団教祖の恩赦と再建を条件に、中国で高名な武闘家や反抗勢力を壊滅させようとする。

このハーデス教団の企みを阻止し、誘拐された子供たちを救うべく、ユウジンは単身、敵の本拠地『ハーデス神社』に乗り込む。

 

 

感想

ほかの映画のDVDで本作の予告編を観て、面白そうかなと思ってレンタルしてみました。

まぁ、旧日本軍が悪役なのは、(多分)ドニー・イェン主演の『イップマン』ヒット後の昨今のカンフー映画の潮流になってるので別にいいんですが、『ハーデス教団』て何だw
ちなみに執金剛神(しゅこんごうしん)を崇める『ハーデス教団』の教祖? は、『Gメン75』で年末になると金剛拳を使う的と戦ってた倉田保昭さん。日本軍将校役は『イップマン』でも同じ役を演じていた池内博之さん。なんかもうすっかり香港カンフー映画の常連です。

敵の組織によって『改造』された男が、アジトに単身乗り込んで敵を壊滅させるというストーリーは、ちょっと仮面ライダーっぽいですね。
で、その敵のラスボスで、同じく『ハーデス教団』に誘拐され、すっかり洗脳された男を韓国人歌手? のユ・スンジュンが演じてます。

まぁ、ストーリーや設定は矛盾だらけで正直メチャクチャですが、こちとらそんなのはジャッキー・チェンの映画で慣れっこですからねw
要は、カンフー映画はカンフーシーンさえ良ければ、それでオールオッケーなわけですよ。

で、そのカンフーシーン。
中々見ごたえがありました。
昨今の香港カンフー映画では、重力無視のワイヤーアクションが多かったり(明らかに無理のあるジャンプとか)、無駄にスローモーションが多かったりで、ジャッキー映画で育ってきた僕には合わなくて辟易していたんですが、本作は(そういうシーンがないわけではないけど)リアルでスピード感のあるアクションが多くて見ごたえがありました。

主演のシン・ユーの身体能力の高さと、実際に少林寺の修行僧だった経験を活かしたのかな?
敵役のユ・スンジュンもゴリゴリのマッチョで、もともと身体能力高そうだし。

なので、ストーリーなんかどうでもいいから、凄いアクション『だけ』楽しみたいという人には面白いんじゃないかなーと思います。

興味のある方は是非。