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「プロデューサーズ」(1968) 感想

ぷらすです、こんばんは。
今日ご紹介するのは、1968年のコメディー映画『プロデューサーズ』です。
2005年にミュージカル映画としてリメイクされてるので、もしかしたら、そちらで観た人のほうが多いかもですね。

 

概要

アカデミー賞脚本賞授賞作品。その後、2001年にブロードウェイでミュージカル、2005年にミュージカル映画としてリメイクされた米映画。

日本では未公開でソフト化のみだったが、2000年12月に劇場公開された。
監督・脚本はメル・ブルックス、主演はゼロ・モステルとジーン・ワイルダー

 

 

あらすじ

かつてはブロードウェイの大物プロデューサーだったものの、今やすっかり落ちぶれたマックス・ビアリストック(ゼロ・モステル)は、裕福な老婦人たちのご機嫌取りで日銭を稼ぐ日々。
そんなある日、彼のもとに気弱な会計士のレオ・ブルーム(ジーン・ワイルダー)が訪れる。彼は帳簿を調べている内に、ミュージカルを当てるより失敗させた方がより大儲けできることに気付く。
その仕組みを聞いたマックスはレオを巻き込み、史上最低のミュージカルを作って一攫千金の詐欺を企むのだった。

 

 

制作・公開が1968年というから、なんと今から47年前の作品なんですね。

そのせいかもしれませんが、とにかく全体的に演技のテンションが高すぎて、イマイチ乗れなかったです。(監督のメル・ブルックスが舞台出身で、本作が初監督ということもあるかもですが)
この辺は時代の違いというか、当時と今のコメディーの作り方の違いなのかなって思います。

 

かつてブロードウェイの大物プロデューサーとして、押しの強さで慣らしてきたマックスと気弱で真面目な会計士のレオのある意味バディームービーとも言えるんですが、勢いはあるもののストーリー的には粗さが目立つように感じました。

 

まず、レオがふと思いつく『舞台を成功させるより失敗させたほうが儲かる』という仕組みがイマイチ理解できないんですよね。
「公演がヒットせずに終われば、資金を提供してくれた出資者に配当金を支払わずに済むので、結果的にプロデューサーが儲かる」
ってことなんですが、結局、詐欺罪で捕まるトコまで計画の内なんですね。

つまり「詐欺罪で警察には捕まり刑務所には入るけど、二重帳簿でごまかして(制作費を多めに計上する?)、浮いた経費は懐に入ってウハウハ」っていうことだと思うんですが。

 

その作戦自体に無理があるんじゃね? っていう。

 

そもそも、お金自体は事前に集まっているわけで、だったらわざわざ経費をかけてミュジカルなんか作らなくても、集まったお金を持って海外にでも逃げちゃった方がいいように思うんですが……。
結局、この計画の内容がピンと来ないのが、本作に乗り切れない最大のネックなんですよね。うーむ。

 

で、最低最悪のミュージカルの台本として選んだのが、ナチシンパのドイツ人フランツ・リープキン(ケネス・マース)が書いた『ヒトラーの春』というヒトラーやナチを賛美するストーリー。

二人は舞台を『確実に失敗させる』ために、ブロードウェイで最低な演出家として名高い、ゲイで女装趣味の演出家ロジャー・デ・ブリー(クリストファー・ヒューイット)を起用。
さらに、ヒトラー役のオーディションで別のオーディション会場と間違えて来たヒッピーのイカレ男ロレンツォ・サン・デュボワ(通称L・S・D/ディック・ショーン)を選びます。

 

ここで、脚本家、演出家、主演のキャラクターが紹介されるんですが、とにかく全員エキセントリックすぎて、観ているコッチが、おいてけぼりを食ったような気持ちに。
マラソンで前を走る相手が先に行きすぎてて「あ、これは追いつけないな」って諦めたときの感覚に似てるかもw

これで失敗は確実と喜ぶ二人でしたが、初日公演の日。
二人の予想に反しL・S・D演じる、ヘンテコでオカマっぽいヒトラーが客に大ウケし……。

 

という流れ。

劇中のミュージカル部分は面白かったです。
最低な演出家を選んだハズなのに、歌も踊りも舞台装置もちゃんとしてて、ちゃんと見ごたえがあるんですよねw

 

主演の二人も、最初は違和感があったんですが次第に可愛げが出てくるし、まぁまぁ楽しめます。
ただ、キャラクターの言動がぶっ飛びすぎだし、肝心の計画の内容がどうにも飲み込みづらいので、感情移入がしずらいなーと。

 

全体的にセリフ劇+ドタバタコメディー的な流れだったので、英語が分かればまた違った面白さがあるのかなー? とも思ったり。

もしくは、リメイク版の『プロデューサーズ』の方は、ミュージカルだし本作より面白いのかもですねー。

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