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今日観た映画の感想

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「28日後…」(2003) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、2002年にイギリスで制作されたパンデミックの恐怖を描いたSFホラー『28日後…』ですよー!

 

http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Z7DZBKNQL.jpg

 画像出典元URL:http://www.amazon.co.jp/

概要

「スラムドック$ミリオネア」のダニー・ボイル監督、「ザ・ビーチ」のアレックス・ガーランド脚本の、感染症によるパンデミックの恐怖を描いたSFホラー映画。
人間を凶暴化させるウィルスが蔓延し、国家としての機能が停止したイギリスを舞台に、非感染者のサバイバルの様子を描き アメリカSF・ファンタジー・ホラー映画のアカデミー賞と呼ばれるサターン賞で2003年の最優秀ホラー映画賞を受賞した。
主演は「ダークナイト」でスケアクロウを演じた キリアン・マーフィー。

 

あらすじ

動物愛護活動家がイギリスの研究所を襲撃。檻の中のチンパンジーを解き放とうとするのを発見した研究員が、チンパンジーが危険な感染症にかかっていると警告するも、聞く耳を持たずに彼らはゲージを開け、凶暴化したチンパンジーに襲われ感染するところから物語がスタートする。

場面変わって、病院の一室で昏睡状態から目覚めた主人公、メッセンジャーのジム(キリアン・マーフィー)は荒廃したロンドンをさまよいながら人を探すうち、感染者に襲われる。

危機一髪のところをマーク(ノア・ハントレー)とセリーナ(ナオミ・ハリス)に助けられ、自分が昏睡状態だった間に起こった事態を聞かされたジムは、二人と行動をともにする。

 

感想

本作はゾンビ映画ではありませんが、映画のフォーマットは完全にゾンビ映画のソレなので、変則的なゾンビ映画と言って差し支えないんじゃないかと思います。

ウイルス感染者は感染後数秒で脳の精神を司る部分を破壊され「凶暴性」(レイジ)がむき出しの状態になってしまいます。

ゾンビと違うのは、感染者が生きていることと、獲物を求め猛スピードで走ること。
これは怖いです。ゾンビは動きが鈍いからまだ対抗のしようもあるけど、あいつらが猛スピードで走り出したら手がつけられません。

そうして、あっという間にパンデミックに陥ったイギリスは、感染者と死体が溢れるゴーストタウンになってしまいます。

映画序盤にマイクが感染、二人きりになったジムとセリーナでしたが、偶然、フランク(ブレンダン・グリーソン)と14歳のハンナ(ミーガン・バーンズ)父娘と出会い、生存者(非感染者)を受け入れるという軍のラジオ放送に従って基地に向かうのですが……。

本作は『極限の状態に陥った人間の恐ろしさや愚かさ』を描いています。
それは、ゾンビ映画の父、ジョージ・A・ロメロが、ゾンビ映画で描いていたテーマと同じですね。

それまで一緒に行動していたマイクが、感染した(血液、粘膜感染)とみるや、セリーナは一瞬の躊躇もなく手に持っていたナタでマイクを殺します。マイクの命乞いにも耳を貸しません。
そんなセリーナにジムはドン引きですが、彼が眠っていた間にセリーナは地獄を見ているわけで、彼女の判断は実にまっとうなんですね。

高層アパートでふたりと出会うフランクとハンナ。
フランクは一見気のいい優しい男ですが、その言動から彼の精神状態がギリギリである事が分かりますし、後半彼らと出会う軍隊の隊長や隊員たちも、ぱっと見 まともそうだけど、やはり精神的に限界を超えていた事がその後分かります。

人間性というのは、未来に希望があればこそ保たれる、非常に脆いものだと、本作は語っているのだと僕は感じました。

この手のいわゆる『ゾンビ映画』の系譜の作品としては特に目新しいところのない本作ですが(走るゾンビは当時としては斬新だったのかな?)人間描写のディテールは丁寧だし、全体のテンポもいいので、観ていて飽きることはなく最後まで面白く観ることができましたよ。

興味のある方は是非!!

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