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「アントマン」(2015) 感想

ぷらすです。
今日は、メンズデーで1000円だったので、ちょいと映画館まで『アントマン』を観に行ってきましたよー!

先に言っちゃいますけど、超面白かったです!

今回はネタバレはしませんが、これから観に行く予定の人は、出来れば映画を観た後に、感想を読んでいただけたら嬉しいです。
いいですね? 注意しましたよ?

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画像出典元URL:http://eiga.com/

概要

『アイアンマン』から続く『マーベル・シネマティック・ユニバース』(『アベンジャーズ』に続く映画)シリーズ第12作品目であり、その「フェイズ2(第2シーズン)」の最後を飾る作品。

ハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)が発見したピム粒子とスーツで、体のサイズを変えられる異色のヒーローを描いている。
主演はポール・ラッド、監督はペイトン・リード。
脚本に、『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『ワールドエンド/酔っぱらいが世界を救う』などのイギリス人映画監督エドガーライトが参加している。

 

あらすじ

元S・H・I・E・L・Dのエージェントであり、ピム粒子を発見したハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)は、ピム粒子の扱いを巡って仲間と決別し初代「アントマン」として活躍していた。
しかし、S・H・I・E・L・D脱退後、自分が興した会社からピムを追い出した弟子のダレン・クロス(コリー・ストール)が、ピム粒子で人間の小型化が実用にこぎつけ、スーツとピム粒子を兵器として売ろうとろしていることを知る。

一方、元ビスタコァのシステムエンジニアでありながら、窃盗罪で服役していたスコット・ラング(ポール・ラッド)は、幼い娘のために更生を近い出所するが、前科者の彼を雇ってくれる会社はなかった。

追い詰められた彼は仲間に誘われてハンク・ピム博士宅に窃盗に入るが、金庫に現金はなく、あったのは一着の「ライダースーツ」だけだった。

落胆しながらも、戦利品のスーツとヘルメットを装着するとスコットの体はみるみる縮んでいき、ひどい目にあってしまう。

なんとか元のサイズに戻ったスコットは、スーツを返しに行くが、警察の待ち伏せにあい再逮捕。留置所の中でピク博士から、極小のヒーロー アントマンになるか、それとも囚人に戻るかを迫られた彼は、娘のためにアントマンになることを決意する。

 

感想

最初、アリのように小さくなれるヒーローと聞いて「え、それってどうなの? カッコイイの?」と思ってあまり興味もなかったんです。
ところが公開後にネット上で非常に評判が良かったので『これは劇場で観なくては!』 と慌てて観に行ったんですが……なるほど面白かったです!

全体的にはコメディータッチに描かれていて、『アイアンマン』や『アベンジャーズ』がシリーズを重ねるごとにシリアス度が増していった最近のマーベル映画とは一線を画す、ユル系ヒーロー映画でした。

まず、二代目アントマンになる主人公、スコット・ラングの職業? は、元コソ泥の前科者で、アントマンになった理由も(ピク博士に仕込まれてたとはいえ)博士の家に泥棒に入ったからっていう、今までのヒーローとは全然違う経歴の持ち主。

しかし、彼はただの泥棒ではなくて、元システムエンジニアで電気技術や物理に強く、手先は器用だし運動神経が良くて身が軽いという、元々彼自身が持っていた資質が、ピク博士の家に泥棒に入る時に分かるようになっていて、更にそのことが後々のストーリーの伏線にもなってるという、気の利いた作りになってます。

アントマンの特性は、体のサイズを自由自在に変えられることと(小さくなっても力はそのまま『圧縮』されるので結果超強くなる)、蟻とコミュニケーションが取れること。

しかし、スーツを着ただけではダメで、アントマンの特性を生かすためには特訓が必要なんですね。
初代アントマンのピク博士と、2代目を目指して体を鍛えていたピク博士の娘ホープ(エヴァンジェリン・リリー)に特訓を受けて次第に能力を開花させていく様子は、最初の『アイアンマン』を彷彿とさせるワクワク感に満ちています。

とはいえ、小さなヒーローが活躍するというだけでは絵的に、少々迫力に欠けてしまいそうなものですが、本作はアントマンの視点から描くことで、僕らのサイズなら極々当たり前の光景を迫力満点の世界として見せてるのが上手いなーと思いました。
もちろん、小さくなった人の視点で世界を観るというのは、もはや手垢のついた表現ではあるんですが、その観せ方も含めて逆に新鮮な感じです。

体調1,5センチから見れば、きかんしゃトーマスのおもちゃも、巨大な列車だし、絨毯は背の高い小麦畑のよう。普通に出てくる蛇口の水も、彼にとっては大津波なんですよね。

また、特殊な機械を使ってアリを操れるっていう設定も面白かったです。

アリの大群を率いて作戦を決行したり、羽蟻に鞍をつけて(空飛ぶ)馬のように乗り回すシーンは圧巻です。
最初はアリの大群に、ちょっとゾクゾクしてしまうんですが、アントマンの特訓シーンや一緒に戦うシーンを観るうちに、だんだん可愛く見えて来るっていうw

もう一つ異色なのは、主人公のスコットが世界平和に関心がないことです。
彼がアントマンになるのは、娘の養育費を払って定期的に会うためなんですね。(スコットは奥さんと離婚している)
世界を守るんじゃなく、『娘のいる世界だから守る』という行動動機には観客も共感しやすいんじゃあいかと思いました。
また、娘が歯の生え変わりで、前歯がないのが絶妙に可愛いんですよねw
そりゃあ、パパも頑張っちゃうわっていう。

そんなスコットとピク博士が、娘の父親という立場で鏡合わせの存在として描かれているのも上手いなーと思いました。
初代アントマンのピク博士を現代風にアレンジするんじゃなくて、2代目のスコットを主人公にしたのは、この辺が狙いなんでしょうね。

他にも語りたいことは尽きないんですが、とにかく楽しくてかっこよくて、でも凄く親近感の持てる新ヒーロー『アントマン

マーベル映画のファンだけじゃなく、これからマーベル映画を観たい人の『入口』としても最適なんじゃないかと思いますよ。

興味のある方は是非!!

 

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