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「女体銃 ガン・ウーマン」(2013) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014で審査員特別賞を受賞した異色のアクション映画『女体銃 ガン・ウーマン』ですよー!
アメリカを舞台したエロ・グロ・ナンセンス&バイオレンスたっぷりの熱量MAXの映画ですよー!

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画像出典元URL:http://eiga.com/

概要

17歳で単身アメリカに渡って映画を学び、インディーズながら2004年に初の長編映画『モンスターズ(原題『Monsters Don’t Get to Cry』)』 
2008年には自身が監督・主演を努めた『サムライアベンジャー/復讐剣 盲狼』で国内外で高い評価を受けた日本人監督 光武蔵人の3作目の長編作品。

主演は『片腕マシンガール』『デッド寿司』など、ジャパニーズエクストリーム映画に数多く出演している亜紗美が体当たりで務める。

 

あらすじ

大財閥の御曹司である浜崎(鎌田規昭)に目の前で妻を殺害され、そのリベンジを胸に生きている男マスターマインド(成田浬)
彼は亡き妻の仇を取るため、裏のルートを使って麻薬中毒の女マユミ(亜紗美)を買い、最強の暗殺者として鍛え上げる。

浜崎は有り余る財力でボディーガードを雇い、自宅は要塞状態でとても近づけない。
そこでマスターマインドは、浜崎が通い唯一ボディーガードがつかない秘密クラブに、マユミを送り込み浜崎を抹殺する計画を立てていたのだった。

 

感想

日本では、大手映画会社が配給するメジャー映画の他に、独立系レーベルで作られるエロ・グロ・ナンセンス&バイオレンスのいわゆるB級映画『ジャパニーズエクストリーム』という流れがあります。

レンタル店の邦画アクションのコーナーにいつの間にか置いてある、タイトルからして胡散臭い映画ってありますよね?
有名なところで言うと『片腕マシンガール』『東京残酷警察』『デッド寿司』など、一連の井口昇監督作品でしょうか。

本作はそんな系譜にある一作です。

パッケージ写真を見てもらえれば分かるように、エロくてグロくてナンセンスでバイオレンスという、ある意味見世物的な映画ですが、なんというか、スゴイ熱量のある作品でした。

物語はとてもシンプル。
大財閥の御曹司で超変態の男に、愛する妻を殺された外科医が、復讐のために人身売買組織から麻薬中毒の女、マユミを買って殺し屋に仕立て、妻の仇をうつという復讐劇。

え、なんでその男が自分で復讐しないの? と思われるかもしれませんが、それには訳があって、敵の浜崎は日本有数の財閥の御曹司ながら、その異常な性癖と反社会的行動からアメリカに厄介払いされてるわけですが、財力はありあまるほどあるので、ボディーガードを沢山雇い、自宅はまるで要塞のようで、とても近づくことが出来ません。

しかし、この松崎はネクロフィリアという性癖があり、核廃棄物処理場にある『ザ・ルーム』という、そういう趣味の人間専門の風俗店に定期的に通っているんですね。
『ザ・ルーム』のルールは、武器の持ち込み禁止・本人以外の出入り禁止というもので、その場所以外に松崎を殺すことは不可能だという設定です。

そこでマスターマインドは、マユミを殺し屋に仕立て、その体内に外科手術を施し銃のパーツを隠したうえで仮死状態にし『ザ・ルーム』に送り込もうという計画を立てたわけです。

体内を切って銃を隠すわけで、それを取り出すと傷口が開いて、血が沢山出ますよね?
なので彼女が動けるタイムリミットはギリギリ22分で、それまでに彼女は敵を皆殺しにして『ザ・ルーム』を抜け出さないと死んでしまうという漫画のような話。

で、その女殺し屋マユミを演じるのが、ジャパニーズエクストリーム映画の常連女優である亜紗美さん。ラストの22分は血まみれの全裸で体当たりアクションを演じています。

本作がほぼ全編アメリカで撮影されているためか、英語の出来ない彼女のセリフはほとんどありません。(でも、日本人俳優はみんな日本語で芝居してるけど)

なのに劇中での彼女の存在感はバッチリです。
特に特徴的なのは、ほとんど瞬きしないで相手をじっと睨みつける目です。
あと、裸体。肉感的っていうか、こう、嘘っぽくないというか、妙に生々しいリアリティーがあるんですよね。

そして銃。
本作で彼女が使うのは、ヘッケラー&コッホ製UPSコンパクトという銃なんですが、やけに重量感があるなーと思ったら、実銃なんだそうです。
そんな銃を扱うシーンや銃に対する薀蓄に結構な時間を割いていて、監督がいかにガンマニアなのかがよく分かりますw

なんと言ってもタイトルが『女体』『銃』ですからね。
この二つの描写が良ければほぼ成功してるって言えるんじゃないでしょうか。

内容的にも、正直もっとぶっ飛んだ、悪く言えば悪ふざけ満載の映画かと思ったら、全編シリアスなトーンの劇画的な映画でしたし、熱量も高く、ストーリーも思ったよりずっとしっかりした見ごたえのある映画でした。(もちろん設定自体がトンデモだし、ツッコミどころも多々ありますけどね)

映画監督の鶴田法男さんの言葉を借りれば、本作はまさに『Jハリウッド』という呼び方が一番しっくりくるように思います。
もしもタランティーノが日本人だったら、こんな作品を作りそうだなっていう感じ。

ただ、個人的には結構好きな作品でしたが、何度も書いているようにエログロシーンも多いので、人様にはあまりオススメ出来ないんですよねw
なので、

興味のある方は(自己責任で)是非!

あ、ちなみにR18ですので未成年の人は観ちゃダメですよーw

 

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