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「プライマー」(2004) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、2004年サンダンス映画祭審査員大賞/アルフレット・P・スローン賞を受賞したSF映画『プライマー』ですよー!

とにかく込み入っててややこしい映画なので、僕の8ビットの脳みそでは内容がまったく理解出来ず、正直どうやって感想を書けばいいのか分からない状態ですw

なので、もし間違ってたらスイマセンと先に謝っておきますよー!

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画像出典元URL:http://www.amazon.co.jp/

概要

大学で数学の学位を取得しソフトウェア・エンジニアになったものの職を捨て、子供のころから魅了されていた映画を学び始めたシェーン・カルースが、3年間の映画制作のための独学後、約1年かけて脚本を執筆し、主演・監督、撮影・編集・音楽など、映画制作に関わるすべてのパートを自ら受け持って作り上げた作品。(ほぼ自主制作映画?)
非常に難解な内容ながら、2004年サンダンス映画祭で、審査員大賞/アルフレット・P・スローン賞をW受賞し、注目を集めた。

 

あらすじ

会社に勤めながら理系ベンチャー企業を立ち上げようと、自宅のガレージで日々研究に明け暮れるアーロン(シェーン・カルース)とエイブ(デヴィッド・サリバン)を含めた4人は、中々成果を出せずに苦しんでいた。
そんなある日、エイブとアーロンは『超伝導を利用する事で重力を軽減させる装置』を思うつき、実験を重ねる。
やがて実験は成功したかに思われたが、出来上がったのはワームホールによって時空の流れを変えてしまう箱型タイムマシーンだった。

二人はタイムマシーンを人が入れるサイズに改良。
自身の体を使って実験するのだが……。

 

感想

最初に書いたとおり、とにかく難解な映画でした。

本作はいわゆるタイムトラベル物のSF映画で、ざっくり言うと、

別の研究をしてたら偶然タイムマシーンが出来たので、過去に飛んで株で大儲けしようと思ったら、タイムパラドックスでえらいことになっちゃった。

という、よくある物語です。
しかし、本作が他のタイムトラベル物と違うのは、タイムパラドックスのロジックを徹底的に突き詰めているところじゃないかと思います。

タイムパラドックスというのは、ざっくり書くと、
例えばAさんが過去にタイムスリップしたら、過去のAさんとタイムスリップしたAさんが同時に存在出来るのかどうか。
とか、
過去を変えたら未来は変わるのか否か。
みたいな、例のアレです。

それこそ、このタイムパラドックスを扱ってきた物語は星の数ほどあるんですが、本作の場合タイムマシンのシステムが、物語をややこしくしてるんですね。

タイムマシンというと、機械に時間をセットすると一瞬で過去や未来に行けるというイメージなんじゃないかと思いますが、本作のタイムマシンは起動した時間までしか戻れないタイプで、しかも戻るには同じだけの時間をタイムマシンの中で過ごさなくてはなりません。

例えばAさんがマシンを起動→1時間どこかで過ごす→マシンに入ってさらに1時間過ごす→マシンを起動した時間に戻る。
それより前の過去には戻れないという設定。
つまり、タイムマシンというか、時間のリセット機能的なイメージなんですね。

で、この1時間の時間軸に3人のAさんがいることになります。
1・タイムマシンを起動させ・どこかで過ごしてるAさん

2・タイムマシンの中にいるAさん

3・タイムマシンで過去に戻って時間をやり直してるAさん

で、のAさんが戻った『過去』から1時間経つと3人のAさんは1人に戻るらしいですが、この1時間の間に1と3のAさんが出会うと歴史が変わっちゃうので、もう一人のAさんが複製される? らしい。

ちなみに、タイムマシンが時間を逆行している途中(例えば30分時点)でタイムマシンから出てしまったりすると、大変なことになります。(劇中それをやった投資家が昏睡状態になり、同時に他の二人の投資家も昏睡状態になった)
あと、タイムマシンに入ってる間は、意識がない状態なのであまり長い時間はタイムトラベルは出来ません。(タイムマシンの中で水分も栄養も取れずに衰弱死しちゃうから)

……ね? ややこしいでしょ?

そんなタイムマシンを作ったアーロンとエイブですが、こいつらはお互いに相手のことを信用してなくてタイムマシンの利権? を独り占めしようとするので、話はさらにややこしくなり、さらに、二人とも勝手に過去を変えたりするんで、いよいよ物語は混迷を極めていくんですね。

2003年9月21日~25日までの5日間を二人は行ったり来たりしまくって、結局この5日間の時間軸に6人のアーロンと5人のエイブが存在することになるんですから、もう訳がわかりません。

アーロンかエイブも相手が、そして自分すら、オリジナルなのか複製された自分なのか分からず、観客も、今観てるアーロンとエイブが何人目の彼らなのかが分からずにタイムパラドックスの迷宮に落ちていくわけです。

その辺は、もちろん物語上の計算や、予算の都合もあるのかもしれませんが、本作がデビュー作であるシェーン・カルースの語り口の拙さもあるのかなーなんて思ったり。

正直、脚本的にも映像的にも、不必要な説明は多いのに、必要な説明が足りないところが多々あるように感じました。

っていうか、頑張って観てたんですが、結局こんがらがって分からなくなっちゃいました。なので、ネットでいろんな人の解説であらすじをカンニングしながらこの感想を書いてる状態です。

本作のテーマは、もしそれが手に負えなくても、手に入れた『力』を人は使わずにいられないってことじゃないかと思うんですが、僕がもし二人の立場だったら、やっぱりタイムマシーンを使っちゃうんだろうなーと思いました。

そんな非常に難解な本作ですが、SFファンの人や理系の人なら楽しく観られるのかもしれませんし、ある意味、ここまで『ルール』を重んじたタイムトラベル物は少なくとも僕は観たことがないです。
予め、『そういう映画だ』ということを踏まえて、パズルを解くような気持ちで観れば、案外楽しいかもですねー。

興味のある方は是非!

 

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