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「NY 心霊捜査官」(2014) 感想

映画レビュー

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、実話の手記をベースに制作されたクライムホラー映画『NY 心理霊捜査官』ですよー!

『心霊~』という邦題ですが、僕の大好物『エクソシスト(悪魔祓い)』ものでしたー!

http://image.eiga.k-img.com/images/movie/80543/poster2.jpg?1403001451
画像出典元URL:http://eiga.com/

概要

元NY市警の巡査部長で実在の霊能力者、ラルフ・サーキの手記『エクソシスト・コップ NY心霊事件ファイル』を原作にしたクライムホラー。

監督は『ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ』の監督や、『ルート2』の脚本家として、ホラー・スプラッターファンの一部で名を知られていたが、近年は『エミリー・ローズ』や、『地球が静止する日』などの大作も手がけるスコット・デリクソン
主演は2003年の『ハルク』で主演を務めたエリック・バナ

あらすじ

NY市警の警察官であるラルフ・サーキ(エリック・バナ)は、DV事件や錯乱した母親が子供を動物園のオリに投げ捨てる事件、またペンキ職人の死亡事件を担当していた。しかし、すべての事件には謎の黒いパーカーの男の姿が。
そして、事件を捜査するうち、サーキ自身やその娘の周りでも不可思議な現象が起こるようになっていく。

 

感想

僕は、ホラー映画自体はあまり得意な方ではないんですが、洋の東西を問わず『お祓い』ものの映画は別で、大好きだったりします。

特殊な能力を持ったエクソシストやシャーマン、霊能者などが人ならざるモノと対決するという中二的展開に超燃えちゃうんですよねー。

本作は、それまでとは少し形を変えたエクソシスト映画です。
普通、エクソシストものというと、悪魔と対決する神父さんが主人公のパターンが多いんですが、この映画では霊感?の強い警察官が主役。
なので、物語も事件の捜査をする刑事ものとして始まります。

しかし、堪能する複数の事件の捜査を進めるうち、犯人や死亡者の影に一人の男の影が浮かび、やがて主人公ラルフは不可思議な現象に巻き込まれていくという流れ。

僕が感心したのは、映画冒頭のイラク兵の二人がヤバ気な遺跡を調査中に、案の定ヤバイことに遭遇するシーンからラストの悪魔祓いまでの流れがスムーズだったことです。

主人公のラルフはイタリア系で基本カトリック信者なんですが、だからといってすんなり悪魔憑きとかのオカルトは信じない無神論者に近い人。

そんな彼が、事件を追ううちに不可思議な現象に遭遇し、その中の事件でたまたま知り合ったイエズス会の不良神父メンドーサと近づいていって、一連の事件のバックに悪魔の存在を確信し、神父と組んで悪魔祓いに挑むまでの流れに、あまり無理がないんですよね。
悪魔憑きなんてまったく信じてなかった彼が、じわじわ巻き込まれていく設定が観客にとって非常に感情移入しやすいというか。

また事件そのものは、戦争で心を病んだ兵士が引き起こした猟奇殺人事件と解釈も出来る余地を残しているのも好感が持てました。

映像的にも、例えば悪魔憑きになった人が白目むいて首が360度回ったり、空中に浮いたりなんてことはなく、人間が自力で出来る範囲の自傷だったり錯乱ぶりだったりと、わりとリアルなんですよね。

もちろんちょっと、「え~?」って思うところもなくはないです。
警察でのラルフの相棒バトラー(ジョエル・マクヘイル)は、カッコイイしラルフとの掛け合いもいい感じなんですが、いつもバタフライナイフをクルクル回してて「え、それは警官としてどうなの?」とか、本作の黒幕? サンティノ(ショーン・ハリス)とのタイマンでは「いや、拳銃使えよ」って思ったり、悪魔祓いを覗き見る同僚がただ覗いてただけで「なにもないんかーい!」って思ったり。
また、前半のじっくり見せる感じに対して、後半はやけに足早とういか、悪く言えばバタバタと風呂敷を畳んだ感じになっちゃってるなーとか。

ただ、無駄なゴアシーンは殆どなくて、暗い画面や音のじわじわくる嫌~な雰囲気の演出で魅せるあたりは、「お、分かってるねー!」とワクワクしちゃいますし、最初、神を信じていなかった主人公が不可思議な出来事に巻き込まれるうちに、神や悪魔、超自然的な世界を信じざるを得ないという展開は、まさに正統派『エクソシスト』ものの流れを踏まええるなーと。

その上で、警察官xエクソシストという組み合わせや、頂上現象や悪魔憑きの描き方もエクソシスト』を現代風にアップデートしている感じで非常に良かったです。

興味のある方は是非!

 

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