読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

「ターミネーター:新起動/ジェニシス」(2015) 感想

映画レビュー

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーの出世作にして、世代を超えて多くのファンを抱える大ヒットシリーズ最新作。
ターミネーター:新起動/ジェニシス』ですよー!

シリーズ第3作の『T3』以来、12年ぶりのシュワちゃん出演作です!

http://image.eiga.k-img.com/images/movie/80340/poster2.jpg?1434509442
画像出典元URL:http://eiga.com/

概要

大人気シリーズ「ターミネーター」の第4作「T4」の公開以来6年ぶりのシリーズ最新作だが、シリーズ続編ではない。
基本的にはT1・T2を踏襲しつつ、これまでの作品全体の流れをを見直し、再構築した『ターミネーター』シリーズのリブート作品となる。
また、本作を第1作として新三部作になり、連動してTVシリーズも計画されている。(らしい)

『T3』を最後に、シリーズから遠ざかっていた、アーノルド・シュワルツェネッガーの復帰作ということでも話題になった。

 

あらすじ

2029年
「審判の日」から30年以上に渡る人類と、人工知能スカイネット率いる殺人機械群との戦いは、未来を知る男ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)に率いられた人類側の勝利が目前まで迫っていた。
しかし、スカイネットはジョン・コナーの母親であるサラ・コナー(エミリア・クラーク)を殺害し、ジョン・コナーの存在を歴史から消すべく、人型殺人ロボット ターミネーターT-800を1984年に送り込んでいた。

そこでジョン・コナーは、スカイネットから母親を守るべく、タイムマシンを使って1984年に部下のカイル・リース(ジョイ・コートニー)を送り込む。

1984年にたどり着いたT-800(若き日のアーノルド・シュワルツェネッガー/CG)は、街のゴロツキから服を奪おうとするが、そこに現れたのはサラを守るため送り込まれていた同じくT-800(守護者/アーノルドシュワルツェネッガー)。
2体は格闘の末、守護者は辛くもT-800に勝利する。

その頃、同じく1984年にたどり着いたカイルを待っていたのは、警官の姿をした新型ターミネーターT-1000(イ・ビョンホン)。
T-1000に襲われ、あわやというピンチに駆けつけたのは屈強な女戦士となっているサラ・コナーと守護者だった。

 

感想

…の前に、『ターミネーター』をざっくり説明

ターミネーター』のタイトルは知っているけど見たことはない。もしくは昔見たけど記憶が曖昧という人のために、概要をざっくり説明したいと思います。

ターミネーター』ってどんな話?

↑のあらすじでも書いているように、人類が開発した人工知能スカイネット」は、人類を地球の敵と認識、世界の軍事システムの入り込んで核戦争を引き起こします。
一時は、スカイネット率いる機械軍団に滅ぼされた人類ですが、反乱軍リーダー、ジョン・コナーの先導によって反撃、ついには「スカイネット」に勝利する…はずでした。

窮地に追い込まれたスカイネットは、タイムマシンで人型戦闘ロボット、T-800(シュワちゃん)をジョン・コナーが生まれる前の1984年に送り込み、母親のサラ・コナーを抹殺しようとします。
それを知った、ジョン・コナーは部下のカイル・リースを過去に送り、サラをT-800から守ろうとする。というのが1作目のあらすじです。

2作目の『T2』では、一度は難を逃れたコナー母子を抹殺するため再び未来から送り込まれた新型ターミネーターT-1000から、2人を守るため、未来のジョン・コナーがプログラムし直したT-800を送り込むというストーリーになってます。

知っておきたいキャラクター

ジョン・コナースカイネットとの戦いで人類を勝利に導く指導者。
サラ・コナー :ジョンのママ。毎回ターミネーターに命を狙われる。
カイル・リース:1作目でターミネーターからサラを救うため未来からやってきた。ジョンのパパ

T-800   :未来の世界の人型ロボット。サラを殺そうとしたり守ろうとしたりする。

というのが、本作のざっくり基礎知識です。
ちなみに、『T2』で登場したT-1000は、液状金属でどんな形にもなれる敵で、当時最先端のCG映像に、世界中のファンが驚いたものでした。

ここから本作感想。

本作は、シリーズ全体のリブート版という位置づけらしいです。
リブート版については先日、『スターウォーズ/フォースの覚醒』感想で少し書いたんですが、簡単に言うとシリーズが進むうちに複雑化して、ファンが限定されてしまった物語を、もう一度最初から仕切り直して、新規のファンが入りやすい『入口』を作るという意味があります。

aozprapurasu.hatenablog.com

本作も、一応はその位置づけの作品だと思うんですが、正直『リブート』作品としてはあまり上手くいってないなーと思いました。

約2時間の物語の中、最初の1時間はそれまでのおさらい的(というかオリジナルファンへのサービス)な展開が続きます。
スカイネットに狙われたサラを救うためにカイルが未来からやってくる」
という元々シンプルな構造の物語。
のハズなんですが、カイルが1984年に来てみれば、ウエイトレスのはずのサラは立派な女戦士になってるし、敵のハズのT-800はとっくの昔にやってきていて、しかもすっかりおっさん(というかおじいちゃん)になってます。(経年劣化で年をとったように見えるらしい)
そして、サラを殺しにやってきたT-800を撃退。サラを助けにやってきたカイルはこの時いないハズのT-1000に追い掛け回されてるところをサラに救われる始末。
ぱっと見「T1」の流れを追ってるようで、明らかに「T1」の世界とは変わっている世界です。

新設定?が物語を混乱させてる?

というのも、『過去や未来で重大な事件が起こると、歴史は分岐して別の時間軸が生まれる』という設定が原因なんですね。

ただ、この『別の時間軸』という設定が、物語を非常にややこしくしているように思いました。
正直説明を聞いても、なんか分かりづらいなーと。
元々がタイムリープタイムパラドックスを扱っていた本シリーズですが、『T2』までは時間の流れが1本道だったので混乱することはなかったんですね。(『T3』以降は観てないのでハッキリ分かりませんが)

ところが、本作では『歴史が分岐』するという複雑化した設定を物語上で上手く処理出来てないので、アチコチに物語上の矛盾や破綻が出てるような気がしました。

もちろんそこには、シュワちゃんを主役にするという命題があったわけで、70歳を超えたシュワちゃんをどうやって「ターミネーター」の物語に組み込んでいくかという狗肉の作でもあったのかなーと思うんですけども。

あと、『T3』『T4』は起こらなかった事になってる世界感ですが、そのエッセンスは『別の時間軸』で起こった出来事にして、それまでの4作との統合性をとろうとしたのかなーとも思ったり。

世界的人気作だし、このあとに2作作る都合もあって全てを明かすことが出来ないみたいな事情もあるのかもですが、全体的に物語を1本道にして、もうちょっとスッキリ観せてくれれば、素直に喜べたのになーという印象でした。

『T1』『T2』ファンには嬉しいサービス満載

とはいえ、冒頭の若きシュワちゃんをCGで再現したT-800と老いたシュワちゃんの対決は燃えたし、あまり評判の良くないラスボスT-3000も、確かに映像的な驚きは少なかったものの、ところどころ「お!」と思わせてくれる描写もあって、個人的には楽しめました。(『ターミネーター』と言えばコレ! でお馴染みの名台詞もシュワちゃんの口から聞けましたしね)

あと、本作でサラ・コナー役を演じるエミリア・クラークが可愛かったです。

ストーリー的には正直うーん…だし、映像的な目新しさもない本作ですが、過去作のセルフオマージュは満載だし、なにより『シュワちゃんターミネーター』が敵と戦うだけでも、ファンの人は嬉しいんじゃないでしょうか。(おじいちゃんになっても、シュワちゃんターミネーターしてたし)

細かいことは考えずにシュワちゃん復活作として見れば、楽しい作品なんじゃないかと思いますよー。

興味のある方は是非!

 

広告を非表示にする