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「地獄のヒーロー/ ザ・プレジデントマン」(2000) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、チャック・ノリス主演のアクション映画『地獄のヒーロー/ザ・プレジデントマン』ですよー!
チャック・ノリスは日本ではあまり馴染みがないかもですが、本国アメリカでは『チャック・ノリスファクト』という彼を称えるジョークがネットで流行るくらい有名なアクション俳優なんですよ。

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概要

2000年にアメリカで放映されたテレビムービー。
(それ以上の詳細はちょっと分かりませんでした)
主演はチャック・ノリス
監督はチャック・ノリス主演のTMT(テレビムービー)を数多く監督しているマイケル・プリース。

あらすじ

ジョシュア・マッコード(チャック・ノリス)は、表向きは日本のブシドー精神を教える大学教授だが、その正体は大統領の要請により、要人救出や対テロ、麻薬組織殲滅などを行う『プレジテントマン』だった。

そんなある日、外交のためブラジルにいた大統領夫人がテロリストに監禁されてしまう。大統領は秘密裏にジョシュアに夫人救出を依頼。

すぐにステルス爆撃機FY93? に乗り込み、ブラジル上空からパラシュート降下で敵アジトに降り立ったジョシュアは、見事たった一人で大統領夫人を救出するものの、相手のナイフで負傷してしまう。

それで、引退を決めた彼は、後継者を探しひとりの青年を見つけるのだった。

 

感想

『エクスペンタプルズ2』を観た人の中には、彼らがピンチの時にテーマ曲に乗って登場し、マシンガンをぶっぱなして敵を殲滅。風のように去っていったヒゲ面の男を見て、誰だコレ?? って思った人も少なくないんじゃないでしょうか?

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誰あろう、彼こそが生ける伝説チャック・ノリスその人です。

で、この動画で登場するのが、彼を題材にしたジョーク『チャック・ノリス・ファクト』。
つまり、あの映画のあのシーンは、チャック自らチャック・ノリス・ファクト』を語るっていう、一種のジョークシーンなんですね。

チャックの出演作で日本人に最も有名なのは、ブルース・リー主演の『ドラゴンへの道』だと思います。
ブルース・リーコロッセオで戦い、胸毛を抜かれてた悪役が、チャック・ノリスなんですね。

チャック・ノリスとは

チャック・ノリスは元々役者ではなく、空手家でした。
父親がアル中の貧しい家に生まれた彼は、18歳でアメリカ空軍に入隊し、韓国の基地に勤務します。
ここで、テコンドーの前身となるタンスー道を学んで黒帯を取り、除隊後は自分の空手道場を開き、ここで、自分が『教える』ことに向いていると感じた彼は、教育に興味を抱くようになります。

道場の宣伝のために、アメリカ各地の空手大会に出場したチャックは、そこでブルース・リーと出会い意気投合。
彼の映画『ドラゴンへの道』に出演します。
また、道場ではスティーブ・マックウィーンや、その息子に空手を教えていた繋がりで映画界でのスタント・コーディネートなどを努め、道場が経営危機に陥るとスティーブ・マックウィーンの進めで俳優の道へ。

最初のうちは、自ら資金集めに奔走したり、上映館を探し回ったり、チケットを手売りしたりしていましたが、やがて人気が出始め、数々のアクション映画に主演、人気を不動のものにしていった苦労人なんですね。

やがて、アクション映画の人気が下火になると、彼はテレビに活躍の場を移し、『テキサスレンジャー』シリーズなどで、お茶の間のヒーローに。

チャック・ノリス・ファクト』は、当時ドラマを見ていた子供たちが大きくなって、生まれたネットの遊びみたいです。

やっと本作の感想

本作の邦題は『地獄のヒーロー』ですが、『地獄の』には大した意味はありません。
スティーブン・セガールの『沈黙の~』みたいなモノで、一本一本は特に繋がりのない独立した作品みたいです。

英題は『ザ・プレジデントマン』
大統領直轄の秘密任務を遂行するエージェントで、リンカーン大統領のころからある歴史ある役職という設定。
また、プレジデントマンの存在は限られた人にしか知られておらず、もし、何かあっても政府は知らん顔という過酷さ。
「死して屍拾うもの無し」的なアレですね。

チャック演じるジョシュアは普段、生徒に日本のブシドー精神を教える大学教授であり、茶道を嗜む日本好きという設定で、実際に庭でお茶を立てて飲んだりするんですが、この時の作法が思いのほかちゃんとしてる(ように素人目には見えました)のでビクリw

そんな彼と大統領を繋ぐ連絡係権、助手がベトナム人の母とジョシュアの間に生まれた実の娘。
そんなある日、外交先で奥さんがテロリストに捕まった大統領の要請を受けたチャックは、ステルス爆撃機FY93? に乗り込み、目的地上空からパラシュート降下。
敵のアジトに降り立つと、得意のナイフ投げや格闘技で次々敵を倒し、ロープを使い窓を蹴破って侵入。奥さんを固定するとパラシュートで窓から脱出し、海に控えた工作員に奥さんを渡してミッションコンプリート。

ここまでで、かなりツッコミどころは満載ですが、気にしたら負けですよ!

で、自分の衰えを感じたチャックは、先代のプレジデントマンに「引退しようかと思うんだけど」と告白すると、「じゃぁ後継者見つけないと」と言われます。

一方その頃、コロンビアの麻薬地帯殲滅の任務についていた米特殊部隊。
その部隊長? スレーター(ディラン・ニール)は無茶ぶり上司にイライラし、逃げ遅れた仲間を置いて帰ろうとする上司をぶん殴って郡刑務所へ。
そこで、不良グループに売られた喧嘩を買って、うっかりボスをナイフで刺して死なせた罪で懲役30年の増刑を食らっちゃいます。

ジョシュアはそんな彼を後継者にするべく娘と二人で特訓し、大統領の依頼でカルト宗教に入った上院議員の娘を救出するも、スレーターは大きなミスをしてしまいます。

ご立腹のジョシュアが、先代に「あいつ使えないんすよ」と愚痴ると、先代は「お前も最初はそうだったろ。短所じゃなく長所を見つけて伸ばしたれよ」とアドバイスを受け、スレーターとの関係を修復していき……。

あれ、これあらすじだな。まぁいいか。

テレビ作品だからなのか、それとも…

本作で特出すべきはその映像です。
16年前とはいえ粗めの映像、ジャッキー映画を思わせる小道具の雑さ、爆撃機の明らかな模型感、爆撃機から射出されるチャックの人形感、ただし爆発だけはど派手と、
2000年作品とは思えないほどの80年代感たっぷりの映像です。
しかもこれ、絶対狙ってない。普通に低予算なのと監督やスタッフが時代に追いついてないんだと思いますw

だがそこがイイ!(・∀・)b

なんていうか、昭和から続くお爺ちゃんマスターのやってる純喫茶のナポリタン的な安心感があるんですよねー。(分かりづらい?)

物語も、まさに80年代アクション映画そのままのテイストで、変に裏切られる心配のない老舗の味って感じだし、時間も90分と丁度いい長さでストレスフリーです。

とはいえ。

本作は、チャック・ノリス主演ではありますが、チャック自身は師匠役という一歩引いたポジションを取っていて、次の世代へ受け継ぐことがテーマの物語構成になっています。

有能ながら短気すぎて、自分の立場をどんどん悪くしてしまう自己中気味なスレーターと、そんな彼と上手く折り合いがつけられないジョシュア。
そんな二人が、次第に認め合い師弟の関係を築き、ジョシュアは最後の任務でただ一つ残った『宿題』を片付けて、仕事と精神をスレーターに引き継いでいくんですね。

そのへんの流れは、チャック自身の心情ともリンクしてるんじゃないかなーって思ったりしました。

噂には聞いていたものの、チャック・ノリス主演作を見るのはほぼ初めてでしたが、(ツッコミどころも含めて)、何も考えずに楽しめる作品でした。
ただし、お金出して観るほどかは正直微妙で、午後ローとかで偶然やってるのを観るくらいが丁度いいかもしれませんw

興味のある方は是非!

 

 

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