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「超高速! 参勤交代」(2014) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、江戸時代の『参勤交代』を題材にした時代劇『超高速! 参勤交代』ですよー!

評判のいい映画だったのでずっと気になってたんですが、中々タイミングが合わなかったんですが、今回やっとレンタルしてきましたー。(*´∀`*)

http://image.eiga.k-img.com/images/movie/79398/poster2.jpg?1396888844
画像出典元URL:http://eiga.com/

概要

2011年に第37回城戸賞を全審査員満点で受賞し、2013年には講談社から小説として出版された土橋 章宏の江戸時代の参勤交代を題材にした脚本の劇場映画作品。

時代劇ながら中高年層だけでなく、親子連れや若い女性など幅広い層から支持され大ヒット。今年8月末には続編の公開も決まっている。
監督は城戸賞審査員でもある本木 克英。
出演は、佐々木蔵之介深田恭子伊原剛志寺脇康文 他。

 

あらすじ

八代将軍・徳川吉宗の時代の享保二十年(1735年)。
一万五千石の小さな磐城の湯長谷藩(福島県いわき市)の藩主 内藤政醇(佐々木蔵之介)は、1年おきに行われる参勤交代を終え、故郷に戻ってきたばかり。

そこへ湯長谷藩の江戸家老・瀬川が慌てて追ってきて、老中・松平信祝(陣内孝則)の詮議で、藩の金山の届け出に〝偽りあり〟との疑いがかかり、江戸幕府から5日以内に参勤せよと命ぜられたことを政醇に告げる。

しかも、通常なら8日かかる道のりを5日以内で……という無理難題。
期限までに江戸に到着しなければ藩は取り潰し。しかし、高額な費用のかかる参勤交代を終えたばかりの小藩 湯長谷藩には、すぐに参勤出来る資金もない。

これは、金山を手に入れるため湯長谷藩を取り潰そうとする松平信祝の陰謀だった。
悩んだ末に政醇は、藩きっての知恵者の家老 相馬兼嗣(西村雅彦)の案で、一匹狼の忍び雲隠段蔵(伊原剛志)を案内に、荒木源八郎(寺脇康文)、秋山平吾(上地雄輔)、鈴木吉之丞(知念侑李 Hey! Say! JUMP)、増田弘忠(柄本時生)、今村清右衛門(六角精児)ら少数精鋭の家臣と山道を近道して駆け抜け、要所となる2箇所の宿場でのみ、現地の日雇い中間を雇って参勤交代に望むのだった。

 

感想

いやいや、時代劇でコメディーということで正直不安もあったんですが、結論から言うと面白かったです

物語の展開もテンポがよく、笑わせたり泣かせたり、チャンバラのシーンもあり。
それでいて、参勤交代のディテールなどはしっかり描かれているのも非常に良かったです。

絶妙なキャスティング

映画にとってキャスティングは成否を分ける重要なファクターです。
そういう意味で、本作のキャスティングは絶妙というか、実にしっくりハマっていたように思いました。

佐々木蔵之介 演じる湯長谷藩主 内藤政醇は、小藩ゆえ家臣や民との距離が近く、人を疑うことをしない超お人好しという設定。
そんな役柄と、佐々木さんの良い意味で育ちが良さそうで毒気のない雰囲気はピッタリですし、逆に絵に書いたような悪役である老中・松平信祝と、陣内孝則の若干オーバーアクト気味な演技も、これまたピッタリいい感じにハマってました。

二人とも時代劇映えする顔立ちですが、特に陣内さんは勝新最後の座頭市での八州見回りを彷彿とさせる見事な悪役っぷりです。

敢えて言うなら、市川猿之助さんの吉宗は、若干イメージが合わない感じもしましたが、それは多分「暴れん坊将軍」の松平健さんのイメージが強すぎるんでしょうねー。

あと、深キョンも良かったですよ。

物語内のリアル

もちろん、時代劇として観ると若干食い足りない部分もあります。
いくらなんでも、政醇がお人好しすぎるとか、幕府の侍と小藩の上下関係がゆるすぎるとか、立ち回りのシーンが(佐々木さんの居合は良かったけど)バタバタしてるとか。
ただ、そのゆるさも本作では物語全体の雰囲気を作るのに大切な要素でもあるし、そういう普通の時代劇だったらアラになる部分も、本作に限っては各キャラクターも含めて、物語の中のリアリティーとしてアリだなーと思いました。
あと、参勤交代の様式はしっかり再現しているという部分が大きいんじゃないかなって思います。
この大名行列の『本物感』が全体のゆるさを補って全体のリアリティーを引き上げている感じがしたんですよね。

敢えて言うなら

それでも敢えて言うなら、もうちょっと道中の緊迫感が欲しかったなーと思いました。
本作で重要なのは、「期限に間に合うのか間に合わないのか」というサスペンスと、「舐めてかかってくる相手の裏をかく」クライムムービー的な展開の面白さなんじゃないかと思うんですね。

ただ、本作は全体的に湯長谷藩主の計画があまりにも行き当たりばったりすぎたり、松平信祝の妨害も行き当たりばったりで、なんか両方バタバタしてるんですよね。
っていうか、お庭番衆は吉宗じゃなくて信祝に仕えてるの?? なんて疑問も。彼らの立ち位置も何だかハッキリしてないんですよね。

なので、コメディー分をもう少し少なめにして、騙し騙され的な展開の面白さが加わったらスゴイ名作になってたのになーと思うと、勿体無い感じがしました。

逆に、ベタベタしたお涙頂戴シーンが少なめだったのは、個人的に非常に好感がもてましたけども。

そんなこんなで本作は、シンプルな勧善懲悪モノで、笑えるシーンも多いし佐々木蔵之介さん演じる政醇の立ち回りはカッコイイ。
陰惨なシーンもないので、子供からお年寄りまで楽しめる面白いエンターテイメント作品だと思います。
そして、もうすぐ続編も公開するので予習がてら本作を観てみるのもいいんじゃないかと思いますよー!

興味のある方は是非!!

 

 

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