今日観た映画の感想

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「デッドプール」(2016) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、ファン待望の俺ちゃんの映画『デッドプール』ですよー!
朝イチ、9時20分からの上映を映画館に見に行ってきましたよー! Foooooo!

もうね、最初に書いてしまいますが、超面白かったですよ! オススメですよ! 僕なんか映画観終わってすぐに、デップー特集組んでる『映画秘宝』買いに行きましたよ!
気になってる人は劇場まで観に行ったほうがいいですよ!

というわけで、ネタバレしないように気をつけて書きますけど、これから見に行く予定の方は、くれぐれも、映画を観たあとに読んでくださいね!

いいですね? 注意しましたよ?

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画像出典元URL:http://eiga.com/

概要とあらすじ

アメコミ雑誌の大手『マーベルコミック』で絶大な人気を誇る『俺ちゃん』こと、人気キャラクター『デッドプール』の実写化作品。

元々は、『X-MEN』のゲストキャラだったが、ファンのあいだで人気になり一本立ち。
コミックの登場人物であることを自覚し、数々のメタ発言やコミックから読者へ語りかけてくるなど『第四の壁』も易々と飛び越えてくる異色のアンチヒーロー

映画版でも、そのスタイルは健在。マーベルだけでなくDCヒーローやハリウッド映画もチャカしまくる。

物語は、デッドプール誕生と彼を作り出したヴィラン、エイジャックスとの対決を描く。また、X-MEN』でお馴染みのキャラクター、コロッサス、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドも登場する。

主人公デッドプールライアン・レイノルズ、恋人のヴァネッサにモリーナ・バッカリン、エド・スクライン、T・J・ミラー他
監督はティム・ミラー。

 

感想

デッドプール』はアメコミファンの中で大人気のキャラクターなんですが、自分がコミックの登場人物であることを自覚してたり、映画やコミックをチャカすメタ発言。
また、多重人格者だったり、正直、アメコミ初心者にはとっつきにくいキャラでもあります。

そんなデッドプールを演じるのは、『ウルヴァリンX-MANZERO』でも同役で登場したものの、原作とあまりにもかけ離れたキャラクターになってて批判されたり、DCヒーロー『グリーンランタン』を演じたものの映画自体当たらなかったり。
何かと貧乏くじを引かされ続けたライアン・レイノルズ
もちろん、その辺もしっかり劇中で自虐的にチャカしてますよー。

OPから飛ばしまくり

本作はOP、いきなり敵と交戦中のデップーの止め絵がグルグル回転しつつ、クレジットが入るんですが、もう、ここから飛ばしまくってます。
『主演 世界で一番セクシーな俳優』とか『監督 ギャラが高すぎる能無し』とかやりたい放題。このクレジット一発で、本作のおふざけ度が分かるし、ファン的に本編への期待がグングン高まるってワケです。

その後、中盤まではこのOPに至るまでの経緯を振り返る過去と、この場所にたどり着くまでの様子が交互に映し出されて行きます。時系列が行ったり来たりする作りですね。

デッドプールってこんな奴だった

実はデッドプールがどんなヤツかは、僕も今日映画を見て初めて知ったんですが、ざっくり説明すると、
1・元は超強い傭兵。
2・引退してからは、自分より悪い奴を懲らしめたり、武器の販売をする仕事で生計を立ててた。
3・娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリ)に一目惚れ、恋人になってからは様々なプレーに興じつつ愛を深める。
4・ところが末期ガンだったことが判明。
5・ガンを治してくれるというエージェントが現れる。
6・でも、そいつらは普通の人間をミュータントに改造する悪の組織だった。
7・改造&能力を発揮させるための拷問で、不死身の肉体になるが副作用で醜い姿に。
8・自分をこんな姿にした悪の組織に復讐を始める。(デッドプールになる)
9・一人称は俺ちゃん

です。

ちなみに『デッドプール』という言葉、米国では色んな意味で使われてるようですが、本作では『行きつけの酒場で喧嘩が起きた際に死人が出るかどうかという賭け』の名前として登場してました。

あと、改造の影響か、終始ずっと下ネタやギャグを飛ばし続ける陽気でウザイキャラになってたりします。(映画を見る限り元々っぽいですけども)

物語は超シンプル。でもそれでいい

本作の物語はものすごくシンプルです。
ざっくり言うと、愛する人を守るために戦うラブストーリー
内容がシンプルすぎてちょっと物足りないという人もいるみたいですが、本作はお披露目的作品でもあるので、個人的には、あのくらいシンプルでもいいんじゃないかなーって思いましたねー。
それに、ぶっちゃけこの映画はストーリーを楽しむタイプの映画じゃなくて、デッドプールというキャラクターを楽しむ映画なので、ゴチャゴチャ複雑な物語はバッサリ切り捨てて、“俺ちゃん“のアクションやお喋りを中心に据えたのは大正解だと思いました。
ザックはこういうトコ見習うといいよ。

とはいえ、構成はすごく考えられてて、普通なら使い捨てにするようなエピソードやキャラクターを、その後も活かすような作りになっているので、物語そのものがぶつ切りにならずに、デップーを中心に最初から最後までしっかり物語が連続しているんですよね。

至高のキャラ萌え映画

ただ、やっぱり本作の最大の魅力は、デップーを始めとしたキャラクターのアンサンブルなんじゃないかと思います。

ウェイド(デップー)の恋人ヴァネッサ、親友? で酒場の主人ウィーゼル(T・J・ミラー)や、デップーの同居人となる盲目の老婆ブラインド・アル(レスリー・アガムズ)。
真面目で心身ともに堅物のコロッサス(声:ステファン・カピチッチ)や、X-MEN訓練生で、ベリーショートのムッツリ現代っ子、ネガソニック(ブリアナ・ヒルデブランド)とのやり取りが本作の牽引力となってるのは間違いなくて、もっとコイツラを見ていたいって思わせるんですよね。あと、個人的にネガソニックタンに超萌えましたw ネガソニックタン可愛いよ…(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

もちろんメタなネタセリフも満載でニヤニヤ

上記したように、デップーはメタ発言や、第四の壁を超えて読者(観客)に語りかけてくるのが魅力のキャラですが、本作の激中でも、これでもかとばかりヒーロー映画や中の人(役者)ネタ満載で、映画やアメコミスキな人なら思わずニヤニヤしてしまうこと請け合いです。
例えば、デップーになる前のウェイドが、ベッドに縛り付けられて改造される時に「スーパーヒーローにするなら緑色は止めてくれ」って懇願するシーンとか。
これは、主演のライアン・レイノルズ黒歴史、『グリーン・ランタン』を自虐的に皮肉ったセリフなんですが、もちろんそういう小ネタが分からなくても十分に楽しめますんでご安心を。

もちろんラストに、ひとネタあります。

そんなこんなで十分楽しませてもらったあと、マーベル映画の伝統芸、エンドロールの最後のひとネタも、もちろんあります。
っていうか、これ自体がマーベルシネマティックユニバース(アベンジャーズ系列)のパロディーなんですけどねw

そんな感じで、最初から最後まで観客を楽しませる工夫に満ちた素晴らく面白い映画でした。

ヒーロー映画って何を観ればいいか分からないっていう人は、本作を強くオススメしますよー。(*´∀`*)ノ
あ、でもR-15指定なので、中学生以下の人は観られないですけどねw

興味のある方は是非!!!!!!

 

▼デップー公式サイト▼

www.foxmovies-jp.com