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「ザ・スクリブラー」(2014) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、“カルト的人気を誇る(同名?)グラフィックノベル“の実写映画化作品「ザ・スクリブラー」ですよー!

今回は前情報なし。完全にパッケージのインパクトだけでレンタルしてみました!

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71UugAG9rsL._SL1100_.jpg画像出典元URL:https://www.amazon.co.jp

概要とあらすじ

多重人格障害を患い、社会不適合者たちの集まる高層ビルで暮らし始めた女性・スキ。
セックス依存症、衣服恐怖症、自傷癖、攻撃性人格障害と、様々な住人たちに囲まれながら、スキは複数の人格を統合するための“重複脳焼滅装置”と言う特殊な機械を使い治療を続けていた。しかし、この機械には使用前後の記憶がなくなるという副作用が。

そして、スキが入居した日から、次々と住人たちが自殺をするという事件が起こる。
スキは、機械使用で記憶を失った時に現れる“人格“による犯行ではと疑い始めるが……。

主演はDCコミック原作のヒーロードラマARROW/アロー』でダイナ・“ローレル”・ランス/ブラックキャナリーを演じたキャサリン・キャシディ。
監督はジョン・スーツ。

 

感想

スーパーマンバットマンアベンジャーズなど、今やハリウッドはアメコミ原作の映画が目白押しですが、アメコミはDCとマーベルの二大レーベルの他にも、小さなレーベルが沢山あります。(例えば「ミュータント・ニンジャ・タートルズ」や「ヘルボーイ」とか)

で、本作もコミック原作の実写化とパッケージに書かれていたので、そういうスーパーヒーロー系の映画なのかと思って、レンタルして観たんですが……。

なんか思ってたのと違ってましたw

ヒロインも敵も被害者も全員メンヘラ

DCコミック原作のヒーロードラマ『ARROW/アロー』でダイナ・“ローレル”・ランス/ブラックキャナリーを演じたキャサリン・キャシディが演じるヒロイン“スキ“は多重人格を煩い、長いあいだ精神病院に入院していましたが、主治医が発明?した“重複脳焼滅装置”で治療を続けた結果、多少症状が改善されたということで、精神病の患者専門の施設? である高層アパート? で暮らし始めます。

そこの住人はセックス依存症、衣服恐怖症、自傷癖、攻撃性人格障害と一癖も二癖もある女性ばかり。唯一の男性入居者は精神病が完治しているにも関わらず、偽病を使って居座るホーガンのみ。

そんな中で、ドクターが開発した携帯式の“重複脳焼滅装置”で、“不必要な人格“を統合していくスキですが、この治療には仕様の前後の記憶を失ってしまうという“副作用“が。

そんなスキの入居と時を同じくして、他の入居者が次々にアパートの屋上から飛び降りて自殺するという事件が起こり、スキは自分が記憶を失っている間に現れる、別の人格が殺人を犯しているのでは? という疑心暗鬼に囚われるわけですね。

全裸・うさ耳・クレオパトラコス・ヤンデレなどなど、とにかく登場する人が(主人公を含め)全員メンヘラ。ヒロインも敵も被害者もメンヘラという、中々斬新なコンセプトの映画ですw

スーパーヒーロー映画かと思ったら、ミステリー映画でした。

本作には二つの軸があります。
一つはビルの屋上から転落死する入居者は本当に自殺なのか。もし他殺だとしたら犯人は誰なのか。(スキの別人格も含む)というミステリー要素。

もう一つは、主治医が発明? した“重複脳焼滅装置”で次々に人格を消していく主人公の最後に残る人格は、本当に自分なのかというホラー要素。

です。

スキは多重人格なので、常に頭の中で複数の声が聞こえていてムキーってなっていて、その治療のために、主治医が作ったあからさまに怪しげな機械で、不必要な人格を“殺して“いくという治療を行っています。
ただ、彼女の中には『スクリブラー』という、超強い人格がいて、このまま人格を消していったとき、最後に残るのはスキではなくスクリグラーなんじゃないかと彼女は恐れているわけです。

どうやら、機械治療で記憶を失っている間、主人格になっているのはこのスクリブラーらしく、治療の機械を勝手に魔改造しちゃったり、壁中に鏡文字で落書きしまくったりする中々の暴れん坊っぷり。
しかも、入居者が“飛び降り自殺“するのも必ず、スキが機械で治療している時なんですね。なので、スキはスクリブラーが犯人なのではと疑ってしまうわけです。

その物語を本作では、事件後のスキの取り調べ(回想)という形で、描いていきます。

発想自体は面白い……でも

そんな感じでストーリーが進むうち、次第に事件の概要が明らかになっていくわけで、序盤から中盤までは、そもそもどんな物語なのか分からず、語り部のスキ自体、多重人格者ということで信用出来ず、物語自体どういうふうに転がっていくのか予想がつかない部分も含めて、中々楽しめます。
社会不適合者専用アパートとか、多重人格の主人公とか、奈須きのこセンセーの小説『D・D・D』っぽい世界観でもありますしね。(ところで3巻はいつになったら発刊されるんでしょうか)

が、物語の約8割がスキ目線で、ひたすら彼女が他人格に翻弄されたり、スクリブラーを恐れたりする描写が続くので、なんかこう……飽きちゃうw 絵面も似たような感じだし、被害者は全員“飛び降り自殺“だし。
もっとこう、被害者の死に方にも色んなバリエーションがあれば、まだ楽しめるんですが、低予算と脚本の問題なのかどうも展開が上手くないんですよね。

そして、クライマックスで、種明かしがされた時には、思わずはぁ? と声が出たし、その後のあまりの超展開に思わず笑ってしまいました。

この辺はリュック・ベッソン監督の映画「ルーシー」の超しょぼい版といった感じ。

多分、観る人もいないと思うので軽くネタバレすると、追い詰められて絶体絶命のスキはスーパーパワーでスクリブラーに変身? するんですが、その割に敵とのアクションが超しょぼいんですよね。
っていうか、結局物語のすべてが社会不適合者専用アパートの中だけで完結してるので、物語自体が非常にこぢんまりとしてしまってるんですよね。

もしかしたら、そこも含めて“原作に忠実“なのかもですけど。

( ゚∀゚)o彡オッパイ! ( ゚∀゚)o彡オッパイ! ( ゚∀゚)o彡オッパイ!

本作では主人公スキを演じるキャサリン・キャシディが体当たりの濡れ場シーンも演じてます。
もちろん全裸でおっぱい大サービス。あと序盤の方で登場する衣服恐怖症の女性は常にオールヌード! まさにおっぱい祭りです。

と、それはそれとして、色々文句を書いてしまいましたが、個人的にはそれでも何故か嫌いにはなれない映画ではありました。

主演のキャサリン・キャシディが好みだったのもありますが、前述した通り、設定自体はわりと面白かったので、もうちょっと、ミステリー&サスペンス要素がしっかり描けてたら、個人的にはかなり好きな映画だったかも。

興味のある方は是非!

  

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