ぷらすです。
今回ご紹介するのは、1977年~82年まで『地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル』の邦題でテレビ放映されていた海外ドラマの映画化作品、
『チャーリーズ・エンジェル』&『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』ですよー!
実は僕はこの2作はずっと未鑑賞だったんですが、いざ観てみたら超面白かったです!
画像出典元URL:http://www.amazon.co.jp
あらすじと概要
70年代後半に人気を誇ったTVシリーズのリメイク作品。
姿を見せないボス、チャーリーの探偵事務所で働く、ディラン、ナタリー、アレックスの美女3人の活躍を描く。
ストーリー:彼女たちに下された指令は、誘拐されたノックス・テクノロジー社の創立者エリック・ノックスを救出するというもの。彼が開発中の“音声認識ソフト”が悪用されれば世界中が大混乱となるだろう。エンジェルたちは巨大企業オーナーでノックスのライバルであるコーウィンが犯人と見て危険な潜入捜査を決行する。(allcinema ONLINEより引用)
[チャーリーズ・エンジェル フルスロットル]
2003年に公開された続編。
ストーリー:テロリスト集団によってアジア大陸の奥深く、モンゴルとシベリアの国境に拉致された米警察機構要人の救出の指令を受けたエンジェルたちは、早速いつものように得意の変装でテロリストのアジトに潜入した彼女たちは鮮やかに作戦を遂げる。
だが、テロリストの真の目的は連邦証人保護プログラムで匿う対組織犯罪の最重要証人リスト。そして、要人レイは、リストにアクセスするための重要アイテムである肝心の“指輪”を奪われてしまっていた…。(allcinema ONLINEより引用)
出演はキャメロン・ディアス(ナタリー)、ドリュー・バリモア(ディラン)、ルーシーリュー(アレックス)、ビル・マーレー(ボスレー)、バーニー・マック(二代目ボスレー)など。監督はマック・G
感想
本作が公開されたとき、「なぜ今更!?」っていうのが正直な気持ちでした。
この二作の元になったドラマ「地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル」は、僕がまだ子供の頃にテレビで見てたドラマですからねー。
そんなわけで、これまで一度も観たことがなかったんですが、先日の「トルク」感想の時にも書きましたが、映画秘宝のデザイナー 高橋ヨシキさんがベタ褒めだったので、今回二作まとめてレンタルしてきましたよー!
え、感想ですか? ええ、それはもう、サイコーでしたよー!
僕が子供の頃観ていたエンジェルが蘇った!
本作の特出すべきところは、テレビドラマ版の空気感をそのまま再現したところにあると思います。
といっても、僕はテレビドラマ版はそんなに熱心に見ていたわけでもなく、内容やキャラクターもうろ覚えなんですが、劇場版1作目「チャーリーズ・エンジェル」を観た時「ああ、そうそう! こんな感じだった!」って思ったんですね。
もちろん出演している女優さんも俳優さんも、当時とは違うし、舞台は現代になってるんですけど、70~80年代のドラマ版のデタラメさとか、女子三人のキャッキャ感を、(多分)ドラマ版以上にデフォルメして前面に打ち出すことで、誰もがイメージする当時の海外ドラマや「チャーリーズ・エンジェル」の雰囲気を再現しています。
さらに要所要所で、ドラマ版で使われていたアイコンを使用してるのも、分かってるなーと。
ドラマ版を見ていた人ならお馴染みの、「ハロー・エンジェル」「ハロー・チャーリー」の挨拶や、決して姿を見せないボス、チャーリーから指令の時に使う白いスピーカー、劇中登場する車のデザインやエンジェルたちの服装、無理のある変装などなど。
そういう、下手な監督なら目も当てられなくなりそうな「チャーリーズエンジェル」ならではのアイコンを上手く配置することで、ドラマ版の雰囲気を保ちつつ、単なるレトロ趣味な映画に陥らない絶妙のバランスの映画になっていると思いました。
誰ひとり、何一つ悩まないアッパー系ムービー
基本この二作とも、ストーリーを追って観てしまうと、並かそれ以下の作品でしょう。
ただ、この2作に関してはストーリーなんかオマケなのです!(断言)
(当時)ハリウッドが誇る美女三人とボブ・マーレイが、キャッキャしながらカンフーしたり、男装(変装)したり、潜入したり、踊ったり、歌ったり、コスプレしたり、半裸になったりしながら、悪党たちと戦うんです!
笑いあり、アクションあり、お色気ありの超アッパー系エンターテイメント作品ですよ! まぁ、それ以外は何もないんですがw
ちなみにアクションは、「マトリックス」も担当したアクションチームが、一から三人を数ヶ月に渡って訓練したそうで、かなり見ごたえありますよー。
そして何より素晴らしいのは、劇中誰ひとり、何一つ悩まないってところです。
昨今の主人公がうじうじ悩みまくるリアル路線のリメイク作をあざ笑うかのように、カラッと明るく、時にはバカバカしく、ケレン味たっぷりな物語をてらいなく進めながらも、映画としてギリギリ成立させる監督の「見せる」センスや手腕は素晴らしいと思いました。
この二作を観ている間中、僕はずっと笑顔でしたからねw
きっとその感覚は、この二作を続けて観たほうがより強まるんじゃないかと思います。
あとは、ポテチとコーラがあれば文句なしですよ!
興味のある方は是非!!