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今日観た映画の感想

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酔えば酔うほど強くなる!? 狼男のお巡りさん 「ウルフコップ」(2015) 感想

映画レビュー

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、カナダで2014年制作公開されたホラーコメディー
『ウルフコップ』ですよー!

カナダの小さな町で、のんだくれのダメ警官が狼男になっちゃう物語です!

http://img.eiga.k-img.com/images/movie/82336/poster2.jpg?1440753953

画像出典元URL:http://eiga.com/

あらすじと概要

「エイリアン・インフェクション」のエイミー・マティシオ、「ハウス・オブ・ザ・デッド」のジョナサン・チェリー、「エクストラ テレストリアル」のジェシー・モスなどが出演しているカナダ発のカナダ製アクションホラー。
「人造人間13号」のローウェル・ディーン監督がメガホンをとり、「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2015」で劇場公開された。

ストーリー:ある小さな町で酒に溺れてばかりのやる気のない毎日を送る警察官のルー(レオ・ファファード)は、ある日、通報を受けて訪れた遠方の現場で意識を失ってしまう。その時を境に、五感は冴え渡り、体毛が異常な速度で伸びるように。そしてついに狼人間に変身したルーは、日没までの間に自分が狼人間になった理由を探ろうと奔走する。(映画.comより引用)

 

 

感想

本作は、タイトルの通り警官が狼男になってしまう物語です。

個人的に狼男映画といえば、やはり『ハウリング』(19891年)と『狼男アメリカン』(1982年)のイメージ強くて、特殊メイクを駆使して撮影された、人間が狼男に変身していく過程に当時は「これは一体どうやってるんだろう!?」と興奮しながら観ていたものです。

映画に登場する狼男は、完全に狼に変身しちゃう型から半人半獣型、ほぼ人間型まで各種バリエーションがあると思うんですが、本作に登場するのは半人半獣型、しかも上記2作をオマージュしたタイプの懐かしい狼男で、個人的に変身のシーンは結構アガりましたねー!(*゚∀゚)=3 

のんだくれのダメ警官が狼男に

本作の主人公ルー・ガルーは、カナダ郊外の荒れ果てた街で警官をしているんですが、やる気がなくてアル中? のダメ警官。
ある日、知り合いの銃器店オーナーのウィリーからの「森の中で怪しい連中が騒いでいる」という通報で森に向かった彼でしたが、何者かに後頭部を殴られて気を失ってしまいます。

翌朝、自宅で目覚めたルーのお腹には刃物でつけられた傷があり、剃っても剃っても伸びてくる濃いヒゲと、五感が異常に発達した事に気づきます。

そんな変化にルーが戸惑っていると電話があり、殺人事件が起こったと署長に呼び出され、現場の森に行ってみると、町長選挙に立候補していたテリーの無残な遺体が。

町長候補の殺害に、毎年行われている「狩り祭り」は中止。
その夜、仕事帰りにバーに寄ったルーは、夜10時になると突如体に異変が起こり狼男に変身したのだった――という物語。

ルーが狼男に変身するシーンは、完全特殊メイクとカメラワークで観せてくれるので、懐かしくも中々見ごたえがありましたねー!
全体通して見ると、かなりの低予算で作られたしょぼいB級映画なんですが予算の大部分をこの変身シーンにつぎ込んでるのでは!? と思っちゃうくらい。
カメラワークや特殊メイクも、ハウリング』や『狼男アメリカン』をオマージュしてる感じでワクワクしてしまいました。

アル中のルーが変身するので、変身後も酔えば酔うほど強くなるっていう「酔拳かよ!」と思わずツッコんでしまう設定も面白かったし(ドーナッツを食べたがるのは謎ですが)、その後、狼男として覚醒した彼が、(勝手に)パトカーを改造して街を荒らす輩どもを次々にやっつける(柔らかい表現)くだりは、観ててちょっとテンションが上がってしまいましたよー。

ルー・ガルーという名前が、そのまま敵(魔女)に掛かってるのも中々凝ってて良い感じでしたし、狼男が先天的なモノやウィルスからじゃなく、悪魔崇拝の儀式によって狼男に変身するっていう設定も好みでした。

“惜しい“作品

ただ、予算の問題なのか、それともスタッフや脚本の問題なのか、(*´・Д・)エェェ~? という所も多々あって、例えば、
狼男になったルーの強さの設定が曖昧じゃね? とか、
変身するときに人間の皮の中を破るように狼の体が出てくるなら、無駄にヒゲが伸びる設定いらなくね? とか、
もう少しルーと同僚ティナ、バー店主のジェシカの関係をもう少し詳しくと描いた方がよくね? とか。

そういう設定や物語細部の粗が見えちゃう詰めの甘さがノイズになってしまうのがもったいないんですよね。その辺のディテールまで、もう少しこだわってくれてたら、もっと面白くなったのになーと。大筋はよく出来てて面白いだけに、「あー、惜しい!」って思いました。

一応R-15+作品ではありますが、グロ自体はそれほどではない感じがしました。(造形がしょぼいから作り物感がハンパないのでw)
B級感溢れるしょぼさや懐かしさも含めて、個人的には嫌いになれない作品でしたねーw。

興味のある方は是非!

*映画のラストで「ウルフコップ2」が公開決定みたいな発表があったんですけど、ホントかなー?w