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ジェームズ・ワン監督の真骨頂! 「死霊館 エンフィールド事件」(2016) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、ジェームズ・ワン監督のホラー映画『死霊館 エンフィールド事件』ですよー!
著名な心霊研究家ウォーレン夫妻を主人公にした大ヒットホラー『死霊館』の続編でです。前作は僕も大好きだったので、本作もTSUTAYAで見つけてすぐにレンタルしてきましたー!

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あらすじと概要

著名な心霊研究家ウォーレン夫妻の実体験に基づく大ヒットホラー『死霊館』の続編。史上最長のポルターガイスト現象とされるエンフィールド事件を題材に、人体浮遊など説明のつかない現象に悩まされる一家を救うため、ウォーレン夫妻が調査に乗り出す。前作に続きジェームズ・ワン監督と、夫妻役のパトリック・ウィルソンヴェラ・ファーミガがタッグを組む。共演には、『A.I.』などのフランシス・オコナー、『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』などのマディソン・ウルフらが名を連ねる。

ストーリー:ロンドン北部に位置するエンフィールドで、4人の子供とシングルマザーの家族は、正体不明の音やひとりでに動く家具が襲ってくるなど説明のつかない数々の現象に悩まされていた。助けを求められた心霊研究家のウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソンヴェラ・ファーミガ)は、一家を苦しめる恐怖の元凶を探るため彼らの家に向かう。幾多の事件を解決に導いた夫妻ですら、その家の邪悪な闇に危機感を抱き……。(シネマトゥディより引用)

 

感想

映画「ソウ」一躍人気監督の仲間入りを果たしニューホラームービーの旗手となったジェームズ・ワン監督。その後ホラーだけでなく「ワイルドスピードSKY MISSON」などアクション映画でもその才能を認められ、今やハリウッドでも有数の人気監督です。

本作は、そんな彼が2013年に監督した正統派ホラー映画「死霊館」の続編。
怖さも面白さも、前作からさらにスケールアップしていましたよー!(*゚∀゚)=3ハァハァ

エンフィールド事件とは?

本作で描かれるエンフィールド事件とは、イギリス北部のエンフィールドで、1977年から2年以上も続いた史上最長のポルターガイスト事件。
当時、多くの人々の注目を集めたこの事件は、研究者やマスコミ、カメラマンなどによって撮影・録音された数多くの資料が残っている事でも知られているようです。

この事件では、本シリーズ主人公のモデルとなっているウォーレン夫妻も調査に訪れていて、本作はこの事件の膨大な資料と、ウォーレン夫妻や被害者への取材を元に作られた物語です。

ホラー映画を“再定義“したジェームズ・ワンとスタッフの職人技

ジェームズ・ワン監督はインタビューで『死霊館』シリーズで目指したのは「メジャーのホラーに敬意を取り戻す事だった」と語っています。
「『エクソシスト』のような名作には、職人技と芸術性がある」とも。

本作はイギリスが舞台ですが、撮影はハリウッドのスタジオに当時を再現した公営住宅のセットを作り、極力CGに頼らずにカメラワークと陰影のコントラストを強調した映像で、家に流れる不穏な空気を再現。
少女が悪霊に憑依される物語ということもあって、僕は74年の「エクソシスト」を初めて観たときに感じた恐怖の感覚を思い出しましたねー。

ただ、名作ホラーを再現するだけでなく、そこにジェームズ・ワン監督独自のセンスや物語の構成を入れ込んだ、いわば21世紀のニューメジャーホラーを確立していると思います。

特に長回しを多用することで、観客に登場人物の恐怖を追体験させ登場人物に共感を呼ぶ演出は、さすがジェームズ・ワンだなーと。(見た目はチャラいあんちゃんなんですけどねーw

心霊版Xファイル!?

本シリーズの主人公は米国の心霊研究家ウォーレン夫妻。

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夫のエドは、カトリック協会が唯一公認した悪魔研究家であり、妻のロレインは透視能力(霊視能力?)を持っています。
エクソシスト」を始めとした他の“お祓い映画“と違うのは、二人はあくまでカトリックの依頼を受けて事件を調査するのが仕事ということなんですね。
彼らが調査し、事件が本当に心霊的なものと判断すると、協会からエクソシストが派遣されるという仕組みのようです。

今のところ本シリーズはスピンオフを入れて3作制作されてますが、二人の役割や物語の構造は「X-ファイル」のモルダーとスカリーに近いような気がします。

つまり、ウォーレン夫妻はその能力で事件を解決する超人ではなく、基本的には当事者でもあり、怪現象を目撃、事件の背景を探る探偵役でもあります。
まぁ、物語の中では結局二人が事件を解決しちゃうんですけどねーw

実話ベースという怖さ

本作シリーズはすべて、実在するウォーレン夫妻が経験した、実際に起こった心霊事件を元にした物語です。
この「実話を元に~」という要素が、観客と物語のブリッジとなって、劇中の怪現象に一層のリアリティーをもたらし、登場人物への共感を増幅させていると僕は思うんですよね。

本作で言えば、事件の被害者は4人姉弟の子供を持つ貧しいシングルマザーであり、住まいは街の真ん中にある古びた公営住宅

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貧しいながら親子5人で過ごす普通の家族が、突如怪事件に襲われ、衆目に晒されることで疲弊していく姿や、彼女らを助けるために悪霊と対峙するウォーレン夫妻の過去を重ね合わせることで、観ているこっちは物語に没入して、より深い共感や恐怖を追体験しつつ、彼らを応援したくなっちゃうんですよねー。

もちろん、バカな学生が殺人鬼に追い回されるようなスラッシャーホラーも個人的には大好物ですが、怪現象と対峙することで深まっていく人間ドラマをしっかり観せてくれる本作はホラー映画の歴史の中でも数少ない大傑作だと思いましたよー!

興味のある方は是非!!!

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