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呪われた人形をめぐる死霊館の前日譚! 「アナベル 死霊館の人形」(2015) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、本ブログでも紹介した『死霊館』のスピンオフ作品、
アナベル死霊館の人形』ですよー!

シリーズ第一作『死霊館』に登場した人形、「アナベル」の呪いを描いた物語です!

 

http://img.eiga.k-img.com/images/movie/81001/poster2.jpg?1418370544

画像出典元URL:http://eiga.com/

あらすじと概要

実在の心霊研究家夫妻が体験した不吉な出来事を描いた大ヒットホラー『死霊館』のスピンオフ。同作に登場した人形アナベルを手に入れた夫婦が遭遇する壮絶な恐怖と、呪いのアナベル人形誕生の秘密を描く。『死霊館』で監督を務めたジェームズ・ワンが製作に回り、同作で撮影を担当したジョン・R・レオネッティがメガホンを取る。テレビドラマ「THE TUDORS ~背徳の王冠~」シリーズなどのアナベル・ウォーリス、『パッション・フィッシュ』などのアルフレ・ウッダードらが出演。

ストーリー:出産が近いミア(アナベル・ウォーリス)は、真っ白なウエディングドレスを着た美しいビンテージ人形を夫ジョン(ウォード・ホートン)からプレゼントされる。ある夜、二人はカルト集団の男女の襲撃を受け辛くも命は取り留めるが、人形に恐ろしい呪いがかけられてしまう。 やがて、待望の子供が生まれ二人は新生活をスタートさせるが、人形をめぐり次々と不可解な現象が起こり……。(シネマトゥディより引用)

 

感想

本シリーズは、実在する米国の心霊研究家 エド&ロレイン・ウォーレン夫妻が主人公。
彼らが実際に経験した実体験を元に、フィクションとして作り上げていて、本作も入れると計3本制作されています。

本作は、本編でウォーレン夫妻によって封印されている呪いの人形「アナベル」にスポットを当てた、スピンオフ作品。

本編に比べると、評価は低いらしいんですが、個人的には十分怖い作品でしたよー。

 

アナベル」とは

ウォーレン夫妻が調査に関わった事件の人形で、劇中ではいかにも曰く有りげな怖い風貌の人形なんですが、実物はアメリカの国民的キャラクター「ラガディ・アン」の何の変哲もない布製の抱き人形なんですね。

そりゃそうですよね。
あんな人形を買うとか、君たちの美意識はどうなってるのかと、小一時間問い詰めたくなるような人形ですもんねw

ウォーレン夫妻不在の物語

死霊館』シリーズの特徴は、『エクソシスト』から続く「お祓い映画」の系譜にある作品だということ。
エド・ウォーレンはバチカン公認の悪魔研究科で、奥さんのロレインは霊能力者です。
このシリーズでの二人は主に、依頼者から連絡を受け、依頼者の周りで起こる怪異現象が本物か偽物かを見極めて、それが本当に悪魔の仕業出会った場合、バチカンに報告→エクソシストが悪魔祓いをするという役割なんですね。

まぁ、結局いつも二人で解決しちゃうんですが。

で、本作はというとウォーレン夫妻は登場しません。
いや、後半の神父のセリフで二人の存在は仄めかされるんですが、結局二人は最後まで登場しないんですね。

なので、ウォーレン夫妻の活躍を期待して観ると、ガッカリしてしまうかもです。

ザックリ物語の説明

経験なクリスチャンの夫婦、ジョンと妊娠中の妻ミアが物語の主人公。
ある夜、失踪して悪魔信仰のカルト教団に入信した、隣人の娘アナベルと恋人は彼女の両親を殺害、あわやジョンとミアをも殺害しようとしますが、到着した警察によって射殺されてしまいます。

そんなアナベルが死の間際に持っていたのは、アンティーク人形コレクターのミアがジョンに買ってもらった人形。
そして、その後二人の身に、不気味な怪現象が起こるという物語です。

とにかく人形が怖すぎる

↑の画像を見てもらえば分かるかと思いますが、とにかく「アナベル」人形が怖すぎるんですよねーw
この人形をジョンはミアにプレゼントするわけですが、僕がミアだったら、

「嫌がらせか!」(つ・ω・)≡つ)`д゚)∴ 

とブチギレて離婚すること確実です。
アメリカ人と日本人の感覚の違いなのかなー?

っていうか、僕はそもそも古い人形が苦手で、未だに「チャイルドプレイ」が観られませんからね。今回もかなり覚悟を決めて本作を観ましたよw

怖さの演出は結構良かった

他2作に比べると、本作は若干地味な印象を受けるんじゃないかと思います。
ただ、監督は違えど本作もプロデューサーとしてジェームズ・ワンが関わっていることもあり、一つ一つの恐怖演出はそれなりに嫌な感じだったり怖かったりするんですよね。

特に僕が、ハラハラしっぱなしだったのが、ミアがミシンを使うシーン。
日常的なシーンですが、先の展開を想像してしまって、ずっとドキドキハラハラしてしまいました。

人形が勝手に動くとか、呪いの媒介になってる的な設定は、日本人にとっても馴染みのある設定ですしね。
劇中にはジャパニーズホラー的な演出も多々あり、中々見応えがあったと思いました。

良くなかったところ

逆にイマイチだったポイントは、安易に悪魔が万能すぎなところですかねー。
例えば、登場人物が悪魔パワーで吹っ飛ばされるとか、何でもありすぎて、個人的にはちょっと冷めちゃうんですよね。
周囲から見るとただの事故だけど、実は悪魔の仕業くらいに留めて置いてほしかったかなと。

あと、ラストのある展開はちょっと飲み込みづらいし、夫婦に対して「それちょっと非道くね?」って思っちゃう部分もあったりもしましたねー。
まぁ、状況を考えれば致し方ない部分もありますけども。

本作は時系列を入れ替えていて、本編の終わりからアバンに続いていく作り。
で、そのアバンのシーンは、『死霊館』のオープニングと同じらしいので、最初の『死霊館』の前編みたいな感じで考えれば、そんなに悪くないと思いました。

っていうか、ホラーとしてはちゃんと怖かったですよー。

興味のある方は是非!

 

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