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今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

予想以上に攻殻機動隊だった!「ゴースト・イン・ザ・シェル」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、先週末公開された話題の映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』ですよー!

士郎正宗の同名人気マンガ原作で、アニメの方も人気の本作。
正直観るまでは、期待と不安が半々くらいだったんですが、思った以上にしっかり「攻殻機動隊」してましたよー!

というわけで、まだ公開されたばかりの作品なので、出来るだけネタバレをしないよう注意しますが、もしこれから映画を観に行く予定の方は、映画を観てからこのブログを読んでくださいねー。

いいですね? 注意しましたよ?

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画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

スノーホワイト』などのルパート・サンダーズが監督を務め、士郎正宗のSF漫画「攻殻機動隊」を、スカーレット・ヨハンソンビートたけしらを迎えて実写映画化。近未来を舞台に、脳以外は全身義体の少佐が指揮する捜査組織公安9課の活躍を描く。『イングリッシュ・ペイシェント』などのジュリエット・ビノシュや『シルク』などのマイケル・ピットらが共演。敵と対峙(たいじ)する公安9課を、どのように描くのかに注目。

トーリー:近未来。少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、かつて凄惨(せいさん)な事故に遭い、脳以外は全て義体となって、死のふちからよみがえった。その存在は際立っており、サイバーテロ阻止に欠かせない最強の戦士となる。少佐が指揮するエリート捜査組織公安9課は、サイバーテロ集団に果敢に立ち向かう。(シネマトゥデイ より引用)

 

感想

アニメ版とは違う軸の物語

本作は、1995年公開の押井守版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をベースにしているものの、舞台や登場キャラの設定、ストーリーはかなり変えられています。

なので、アニメ版を追ってきた人には違和感があるかもしれないですが、個人的には近未来アクション映画として楽しめました。
まったくの別物っていうのではなく、原作、アニメ版とは違う軸のパラレルワールド的な作品って感じでしょうか。(アニメ版も基本設定は共有してるものの、押井版、神山版、黄瀬版はそれぞれパラレルワールド的って言えますしね)

アニメ版、特に神山版のロジカルな物語が好きな人には食い足りなさがあるかもしれませんが、本作ではストーリーを分かりやすくシンプルにした分、映像やアクションに力を入れている感じで、特に映像の方は実写化ゆえの驚きがあったし、一作目=お披露目という意味では、このくらいのバランスがベストなんじゃないかと思いましたねー。

スカヨハ問題

主人公の「少佐」役を白人のスカーレット・ヨハンソンが演じることについて、海外では賛否両論が巻き起こっているという話も入ってきていましたが、スカヨハの少佐は思った以上にハマっていて、個人的にはとても良かったと思います。

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スカヨハの人形めいた美しさはそのまま草薙素子義体という設定と違和感がなかったし、少佐のボディーを制作している会社の社長や博士も白人なのを考えれば、脳は日本人でもボディーが白人という設定も違和感がないですし。

あと、舞台を何処かに特定せずに、国籍不明な“どこか”っていう工夫もされてましたしね。

映像の面白さとテーマ

予告編を観た人は分かると思いますが、この世界では企業看板がホログラフになっていて、高層ビルの間をでっかい人が動いてたり、空中を大きな錦鯉が泳いでいたりして、分かりやすく未来感を提示しつつ、一方で寂れた集合住宅や繁華街のような雑然とした町並みも同居していて、「ブレードランナー」と押井版「ゴースト・イン・ザ・シェル」「イノセンス」を足して3で割ったようなザ・サイバーパンクな世界観になっているんですね。

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アクションシーンも、押井版「ゴースト・イン・ザ・シェル」そのままなシーンが沢山出てきて、原作(というかアニメ版?)に対するリスペクトが感じられるのも良かったです。

あと、個人的に一番心配だったのは、アニメ版三作に共通するテーマである「ネットによって繋がった脳と機械の身体を持つようになった時に、自分を自分たらしめる『魂(ゴースト)』はどこにあるのか」の部分をちゃんと描いているかだったんですが、本作ではストーリーやキャラ設定は変えつつも、その部分はしっかり押さえてくれていたので安心しました。

逆にコレさえちゃんと押さえていてくれれば、キャラや内容は変えられても「攻殻機動隊」って言えるんじゃないかなと思うんですよね。

気になったところ

役2時間しかないので仕方ない部分ではあるんですが、公安九課のメンバー、サイトー、イシカワ、ボーマが一瞬しか登場せず(ラドリヤという女性キャラが加わってたけど)、チーム戦というより少佐の個人戦っていう感じだったのは少し残念だったかも。

もし次回作があるなら、チームとしての公安九課の活躍が観たいって思いました。

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たけしさんの荒巻はアニメや原作とは全然違って結構な武闘派でしたけど、あれはあれでアメリカ的でカッコよかったと思いますねー。

ちなみに、今回僕は時間が合わなくて吹き替え版で観たんですが、吹き替え版の声優陣はアニメ版と同じなので、より違和感なく観れた気がしましたよ!

とにかく映像が面白い作品なので、出来れば映画館の大画面で観たほうが楽しめる作品なのは間違いないと思います。

興味のある方は是非!!!