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ジョニデがカメレオンで西部劇!?「ランゴ」(2011)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、2011年公開の3DCGアニメ『ランゴ』ですよー!
ジョニー・デップゴア・ヴァービンスキー監督という「パイレーツ・オブ・カリビアン」コンビが、今度はアニメで西部劇に挑んだ作品です!

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画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを大ヒットへと導いた名コンビ、ジョニー・デップゴア・ヴァービンスキー監督が再びタッグを組んだ新感覚アニメ。自分探しを続けるさすらいのカメレオン、ランゴの声をジョニー・デップが担当する。『お買いもの中毒な私!』のアイラ・フィッシャー、『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンも声優参加。役者の演技をもとに描かれたリアルなアニメーション映像に注目だ。

トーリードライブ中に水槽ごと道路に投げ出されてしまい、砂漠でさまよう羽目になったカメレオン、ランゴ。自分とおもちゃしかいなかった水槽の世界から一転、ダートという町に流れ着いたランゴは、人間関係、生存競争などに満ちた現実世界の厳しさを知っていく中、町からなくなった水を取り戻す依頼を受ける。(シネマトゥデイより引用)

 

感想

ジョニー・デップがカメレオンガンマンに

本作の内容をザックリ一言でいうと、「自分探しをするカメレオン」の物語。

お前は何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、本当にそういう話なんだからしょーがないw

飼い主とドライブ中に、アクシデントからハイウェイに投げ出されてしまったカメレオンは、砂漠を彷徨ううちにダート(土の町)にたどり着きます。
そこは砂漠の生き物たちが暮らす西部劇そのまま町で、ナメられてはいけないと思ったカメレオンは、酒瓶に書かれていた文字を取って「ランゴ」と名乗り、嘘八百のハッタリと偶然タカを倒したことで、ダートの保安官に。

この町は水不足に喘いでいるんですが、そんなある日水を貯蓄する『水銀行』のタンクの中の水まで何者かに盗まれ、保安官のランゴは仲間と共に捜索を始めるが……。

というお話。

たまたまヒーローと勘違いされた偽物が、挫折を経て本物のヒーローになるという、何百本と作られてきた物語なんですが、最初は名前すらない主人公が名前と立場、仲間を得て「自分を確立」していくという普遍的なテーマを乗っけていること、その主人公に自分の色を変えて擬態し、背景に溶け込むカメレオンを当てたところは上手いなーと思いましたねー。

また、そんなカメレオンの役に、カメレオン俳優として知られるジョニー・デップを配したのもナイスキャスティングなんじゃないかと思いました。

魅力的なキャラクターデザインとILMの技術

本作で登場するキャラクターは、ぶっちゃけ全然可愛くありません。
これは、ゴア・ヴァービンスキー監督の意向で、動物たちを70年代の「マカロニウエスタン」に登場するような薄汚くてアクの強いオッサンに似せてキャラクター設定をしているからです。

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画像出典元URL:http://eiga.com ランゴと仲間たち

ところが、可愛らしさを排除することで、「マカロニウエスタン」らしさを増していて、ピクサーやディズニーといった米国3Dアニメとは一味違ったハードボイルド感が出てるんですよねー!

そんなキャラクターやストーリー・設定などを、ゴア監督が庭のある大きな家を用意し、脚本家やキャラクターデザイン、アニメーターなど20人と一年以上かけて映画の原型を作り上げ、その後、スターウォーズを作るためにルーカスが作ったSFXの会社『ILM』で完成させたんですねー。

実写映画の監督と特殊撮影最高峰のスタッフが作るアニメーションは、ぱっと見本当に実写と見まごうばかりのリアルさ。

また、役者陣もマイクの前で演技するのではなく、簡易セットの中で動きながら撮影し、その様子を撮影してモーションキャプチャーでアニメーションキャラクターに反映させていったそうですよ。

西部劇オマージュの数々

ゴア監督が西部劇、特にマカロニウエスタンが大好きということで、本作では西部劇の名シーンのオマージュがこれでもかとてんこ盛りだそうです。

一番わかりやすいのが、主人公が名乗る「ランゴ」という名前。
これは多くのマカロニウエスタンの主人公が名乗る「ジャンゴ」オマージュですね。
また、酒瓶の文字から名前を思いつく件なんかもきっと「ジャンゴ」オマージュなんでしょうけど、その元ネタは黒澤明の「椿三十郎」だったりするので、往年の映画ファンの人なら思わずニヤリとしてしまうんじゃないでしょうか。

僕はあまり西部劇は明るくないのでよく分かりませんでしたけど、声優にも往年の西部劇俳優が器用されてたり、マカロニウエスタンの暴力描写をハリウッドに逆輸入したサム・ペキンパーオマージュもたっぷり入っているんだとか。

あと中盤でランゴが「西部の精霊」と出会うというシーンがあるんですが、この精霊がどう見ても“あの人”なんですよねーww
声優はご本人ではないようですが、吹き替え版で観ると「あれ!? 山田康雄!?」って一瞬ビックリしましたよw(実際には多田野曜平さんが、山田康雄さんの声を真似て当てているようです)

スッキリ楽しい作品

そんな感じで従来の3Dアニメーションとは一味違う本作ですが、さすが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア監督だけあって、見せ場も満載だしストーリーも面白いザ・エンターテイメントでした。

欲を言えばランゴがカメレオンの特性(色を変えて周囲に溶け込む)を活かして活躍するシーンが欲しかった気がしますが、映画のテーマを考えればカメレオン=何者かに成りきるという本作の展開で良かったのかもしれません。

ともあれ、個人的には大いに楽しめた作品でしたよー!

興味のある方は是非!!

 

 

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