今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

マーベルヒーロー最強タッグ+1が大暴れ「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』シリーズ17作品目で「マイティ・ソー」シリーズとしては3作目の『マイティ・ソー バトルロイヤル』ですよー!
全国公開の11月3日から3日遅れで、劇場まで観に行ってきましたー!

アベンジャーズメンバーが勢ぞろいした「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」にはいなかったマイティー・ソーとハルクがメインとなる作品。
マーベルヒーロー随一の肉体派2人が大暴れするカラッと楽しい作品でしたよー!

ちなみに、今回は劇場公開から間がない作品ですが、後半の方は少しネタバレしますので、ご注意くださいねー。

いいですね? 注意しましたよ?

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/e8486621f4e8cd84.jpg?1502330260

画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

アベンジャーズ』の一員であるソーを、クリス・ヘムズワースが演じたアクションシリーズの第3弾。ソーのハンマーを破壊するほどの力を持つ敵が登場し、宇宙の果ての星でとらわれの身となったソーが戦う姿を活写する。クリスやロキ役のトム・ヒドルストンに加え、ヘラ役で『ブルージャスミン』などのケイト・ブランシェットが出演。『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』などのタイカ・ワイティティが監督を務める。

 ストーリーアベンジャーズのメンバーであるソー(クリス・ヘムズワース)の前に、邪悪な敵ヘラ(ケイト・ブランシェット)が出現する。ヘラはソーの武器ムジョルニアを破壊し、ソーを宇宙の果てへと飛ばしてしまう。とらわれの身となったソーは、脱出を懸けてチャンピオンと対決することになり、彼の前に現れたのは……。(シネマトゥデイ より引用)

感想

アベンジャーズ」ならぬ「リベンジャーズ」一作目!?

マーベルヒーロー随一の脳筋バカ王子・雷神ソーと、怒りでハルク化すると脳が筋肉に支配されてしまうブルース・バナー(マーク・ラファロ)の二人。
マーベルヒーローが勢ぞろいした「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」には不参加だったもののマーベル「最強」の呼び声高い二人と、頭はいいけどいつも悪巧みが失敗する詰めの甘さが憎めない、ソーの義弟で裏切り王子のロキトム・ヒドルストン)。

そして今回初登場の王を守る元女戦士で飲ん兵衛女子のヴァルキリー(テッサ・トンプソン)も加わった4人が、「アベンジャーズ」ならぬ、チーム「リベンジャーズ」を組んで最強の的ヘラ(ケイト・ブランシェット)と戦う本作。

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/14885b64ea61eac8/640.jpg?1503273722

画像出典元URL:http://eiga.com

マーベルらしい、笑いとアクションがてんこ盛りの、カラッと楽しい作品でした!

「マイティー・ソー」シリーズについて

最強のハンマー「ムジョルニア」を振り回して敵をやっつけるソーは、北欧神話をモデルにしたマーベルヒーロー

別次元にある星「アスガルド」の王子で超強いけど、基本脳筋バカなのであまり難しいことは考えられません。

第1作「マイティ・ソー」(11)では、そんな脳筋っぷりがパパのオーディンアンソニー・ホプキンス)の怒りを買って地球に追放されたり、天文物理学者のジェーン(ナタリー・ポートマン)とラブラブになったり、義弟ロキと対決したり。

続く第2作「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(14)では、突如地球の重力が乱れたり、恋人ジェーンが「ダークエルフ」に遭遇してうっかりその力を取り込んでしまったり、ソーがアスガルドにジェーンを連れて行ったり、ダークエルフの支配者マレキス(クリストファー・エクルストン)がジェーンを狙ったり、マキレスと戦うためにロキと手を組んだり、ロキが死んだり。

そして、シリーズ第3弾となる本作では、世界の終末「ラグナロク」を引き起こそうとする魔人スルトを倒したソーが、久しぶりにアスガルドに里帰りしたら死んだはずのロキがオーディンに化けてアスガルドを手に入れてて、自分の銅像を建てたり、自分が主人公の劇を楽しんだりとこの世の春を謳歌してるっていう所から、物語はスタートします。

で、ロキが地球の老人ホームにぶち込んだパパを兄弟二人で迎えに行ったら、「わし、もう寿命だから。わしが死んだら最強の敵ヘラが復活しちゃうから。あとよろしく」(意訳)とか言って、死んでしまうんですね。

その予言通りオーディンの死の直後、死の女神ヘラ(ケイト・ブランシェット)が復活。
ソーがっ無敵ハンマーのムジョルニアで攻撃するも超怪力のヘラにぶっ壊されて、二人は宇宙の彼方に吹っ飛ばされてしまいます。

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/dfff424ee4e30b13/640.jpg?1501121913

画像出典元URL:http://eiga.com / ビフォア

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/d44e136b8522ca6d/640.jpg?1508318701

画像出典元URL:http://eiga.com / アフター

で、そこで地下格闘技上の絶対王者になってたハルク、元王様専属の女兵士ヴァルキリー合流。

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/329e7aa54fa5ebcf/640.jpg?1501121912

画像出典元URL:http://eiga.com / ヘラに吹っ飛ばされた辺境の星で格闘王になってたハルク

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/6932b2e9953e52c5/640.jpg?1508318710

画像出典元URL:http://eiga.com / ヴァルキリーを演じるのは「クリード チャンプを継ぐ男」でヒロインを演じたテッサ・トンプソン


ヘラからアスガルドを取り戻すため、4人はチーム「リベンジャーズ」を結成し戦いを挑むという物語です。

監督について

本作の監督はタイカ・ワイティティ
ニュージーランド生まれで、コメディアンに俳優、画家、写真家など様々な顔を持っていて、ニュージーランド在住の吸血鬼たちの日常を描いた「シャア・ハウス・ウィズ・ヴァンパイア」(2015)の監督です。

www.youtube.com

あと、彼が監督したニュージーランド航空の機内安全ビデオ「壮大すぎる機内安全ビデオ」は「ロード・オブ・ザ・リング」をオマージュして日本でも話題になりました。

www.youtube.com

今年公開されたディズニーアニメ「モアナと伝説の海」では、脚本としても参加していたそうですよ。

ぶっちゃけ、日本だけでなく世界的にも無名監督ではありますが、コメディアン出身ならではのオフビートな笑いのセンスは本作でも存分に発揮されてましたねー。

こういう、リスクを恐れずに、作品のトーンに合わせて無名監督でもバンバン起用するところが、マーベルの強みなんですよねー。

 

ここからはネタバレするので、本作をまだ観てない人はご注意を。

 

 

浅野忠信

実は「マイティ・ソー」シリーズには、ソーの仲間役で浅野忠信が出演しています。
でも「あれ? 浅野忠信って前作で死んだんじゃなかったっけ??」とか思っているうちに、サクッとヘラに殺されてしまいましたよ。(´・ω・`)ザンネン…

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/c1ee793ba7795415/640.jpg?1506564128

画像出典元URL:http://eiga.com / サクッと登場しサクッと死んでしまう浅野忠信

ロキが可愛すぎた!

「マイティー・ソー」「アベンジャーズ」では、策謀を巡らせてソーやアベンジャーズメンバーを窮地に陥れつつも、詰めの甘さからいつも最後は失敗したり、ハルクにボコられたりと、どうにも憎めないドジっ子のロキ

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/5610a23200b9d2b7/640.jpg?1508318705

画像出典元URL:http://eiga.com

そんな彼は、マーベル女子の間では人気ナンバー1の萌えキャラだったりします。本作では、そんなロキのキュートな魅力が大爆発。

前述したように、前作で死んだと見せかけて(前作ラストで実は生きてた事が分かりますが)義父のオーディンを地球の老人ホームにぶち込んで成りすまし、アスガルド銅像を建てたり、自分が主人公の悲劇を演じさせて悦に入ってたり。

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/d66648be54c30de9/640.jpg?1509586341

画像出典元URL:http://eiga.com  / パパを迎えに行ったら老人ホームが潰れてて呆然とする兄弟の図

NYでは、地球の魔術師ドクター・ストレンジ30分も“落とされ”続けたり。

ソーと一緒にふっ飛ばされた辺境の惑星サカールでは、するっと支配者のグランドマスターに取り入って仲良くなって、ソーが闘技場で戦うのをVIP席で楽しもうとしたら、ソーの相手が昔ボコられたハルクでヒー! ((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ ってなったり。

結局、アスガルド星が崩壊し、ソーやアスガルドの民と地球に向かう宇宙船の中で「私、色々やらかしてるけど地球に行っても大丈夫かな(・ω・`)」(意訳)と心配したり。

本作ではコメディーリリーフとしての魅力を存分に発揮してましたねー。

ハルクとソー

サカールの闘技場で奴隷として闘うハメになったハルクとソー。
地球では、対策として専用アイアンマンスーツが作られるくらい最強のハルクですが、対するソーも地球では神レベルの強さなので二人の実力はほぼ互角。

っていうか、何故ハルクがこの星にいるのかと思ったら、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の時、「地球に嫌われている」と絶望したブルースは、クインジェットで失踪。

この星に流れ着き、闘技場の王者として2年を過ごしていたらしいです。
2年の間ずっとハルクのまま過ごしていたせいか、カタコトながら普通に会話出来るようになってましたよ。

そんな彼は、サカール脱出のために乗り込んだクインジェットで、結局密かに想いを寄せているブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)のビデオメッセージでブルースに戻るんですね。

それでも気持ちが不安定になって、ハルク化してしまいそうになるブルースを落ち着かせようと、「~エイジ・オブ・ウルトロン」でブラック・ウィドウがやっていた「日は沈む」と言いながら背中を摩る件を、ソーがやるというギャグもあったり。

あと、ソーがハルクのチ〇コの大きさに驚いたり、ブルースがズボンがきつくてずっとチ〇ポジ直したりするシーンも。

キャラクターの性質上、性格も物語も暗くなりがちなブルース・バナー/ハルクですが、本作ではこれまでになかったコメディー全開な感じで、演じてるマーク・ラファロもノリノリでしたねー。

そんな笑いをガンガン挟みながらも、いざ二人が手を組んで戦えば無敵のチート状態で、ドッカンドッカン敵をやっつけていくんですよねー!(*゚∀゚)=3

あの大物俳優も登場!?

本作では、記憶喪失の元CIAエージェントでお馴染みの、あの大物俳優が前述したロキの悲劇でロキ役を演じる役者としてカメオ出演してたりします。
っていうか出番そこだけって、無駄遣いにも程があるwww
ちなみに、ソーを演じてるのは、クリス・ヘムズワースの実の兄、 ルーク・ヘムズワースなんだとか。 なんかいろいろ遊んでますねーw

音楽

本作で主人公のソーが戦うシーンで流れるのが、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」北欧の神様が元ネタの「マイティ・ソー」にはピッタリの選曲だし、♪ジャンジャカジャカジャカ「アアア~~~~ッアー!」と例のフレーズに乗って、ハルク・ロキ・ソー・ヴァルキリーが敵の大軍相手に大暴れするクライマックスは大いに盛り上がりましたよー!!(;゚∀゚)=3ハァハァ

http://eiga.k-img.com/images/movie/84136/photo/423d29dfe5b2637b/640.jpg?1508378794

画像出典元URL:http://eiga.com / 「移民の歌」に乗って、ソー覚醒!

新「アベンジャーズ」に向けての最重要作品!?

本作と来年1月に公開される『ブラックパンサー』は、来年4月公開のシリーズ最新作『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』に繋がる重要な作品らしいです。

本作に登場する惑星サカールの支配者、グランドマスターは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(14)に登場するコレクターの兄弟らしく、続編「~リミックス」のラストでチョコっとだけ登場してましたね。

つまりアベンジャーズ」「リベンジャーズ」「ガーディアンズ」の3チームが本作と『ブラックパンサー』を経てアベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』に大集合って事なんでしょうねー!(;゚∀゚)=3ハァハァ

 

とはいえ、ここまでシリーズが進んでしまうと最早、一見さんお断り状態になってしまってて、本作も単体作品として見るには正直ツライ感じもあるんですよね。
一応、各キャラクターやここまでの流れは何となく分かるように配慮はされていますけど、“ちゃんと知りたい人”には、よく分からないシーンも多いかもです。

実際僕も、前作の内容がうろ覚えだったので、何度か「あれ?」となってしまう部分もありましたしねw

ただ、そういうMCUの流れみたいのは度外視して、アクションコメディーとして何となく楽しむにはいい感じの作品だし、この作品で興味を持ったらシリーズを遡る「入口」としても丁度いいのかもしれません。

逆に、ずっとシリーズを追いかけているファンにとっては見逃せない作品でもあるので、是非是非、スクリーンの大画面で、彼らの活躍を観て欲しいですねー!(DVD化を待ってたら「~インフィニティ・ウォー」に間に合わないですしね!)

興味のある方は是非!!!

 

▼よかったらポチッとお願いします▼


映画レビューランキング

 

▼関連作品感想リンク▼

note.mu

note.mu

note.mu

aozprapurasu.hatenablog.com

aozprapurasu.hatenablog.com

aozprapurasu.hatenablog.com

 

Amazonリンク▼