ぷらすです。
今回ご紹介するのは、ジョニー・デップ主演のディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』ですよー!
僕はこのシリーズを、公開当時は観ていなくて後追いで一気に観たんですが、ジョニデ演じるジャック・スパロウを始めとした魅力的なキャラクターたちや、圧倒的な迫力の映像が素晴らしかったですねー。
本作はそんな「パイレーツ・オブ・カリビアン」のシリーズ最新作です。
で、まだDVDが始まったばかりの作品だし、出来るだけネタバレしないように注意して感想を書くつもりですが、これから観る予定の方は映画を観てから、この感想を読んでくださいねー!
いいですね? 注意しましたよ?
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あらすじと概要
ジョニー・デップが孤高の海賊ジャック・スパロウを演じる、大ヒットシリーズ第5弾となるアクションアドベンチャー。ジャック・スパロウが、全ての海賊の滅亡をもくろむ“海の死神”サラザールとの闘いを繰り広げる。過去のシリーズにも出演してきたオーランド・ブルームやジェフリー・ラッシュのほか、悪役に『ノーカントリー』などのハビエル・バルデムがふんし、カヤ・スコデラーリオやブレントン・スウェイツらが共演。監督を、『コン・ティキ』のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリが務める。壮大なスケールで描かれる冒険とバトルに注目。
ストーリー:ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)は、過去に伝説の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と旅をした父のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の呪われた運命を、何とかしたいと考えていた。そこで海にまつわる伝説を調査したところ、呪いを解くには伝説の秘宝“ポセイドンの槍”が必要なことがわかる。その後、英国軍の水兵になったヘンリーが船に乗っていたところ、“海の死神”サラザール(ハビエル・バルデム)の襲撃に遭い……。(シネマトゥデイより引用)
感想
シリーズの歴史を感じさせる古参キャスト&新キャストが集結
シリーズ5作、1作目の「~呪われた海賊たち」から数えて17年も続く本シリーズ。
そんな本作には、1~3でジャック・スパロウと共に冒険を繰り広げたウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の息子がメインキャラとして登場します。
映画冒頭、夜の海に浮かぶ小舟に乗った少年が、自分の足に石をくくりつけて海に身を投げます。
すわ自殺か!? と思ったらそうではなく、彼はシリーズ3作目「~ワールド・エンド」で、永遠の命を得る代わりに「フライング・ダッチマン号」の船長になり、10年に1度しか陸に上がれない呪いを受けたウィルの息子、ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)なんですね。
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それから9年が経ち、父の呪いを解く事を誓うヘンリーは、イギリス海軍の乗組員として、伝説の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)を探しているわけですが、彼の乗った船が「魔の三角水域」に入ろうとしている事に気づき船長に進言するものの相手にされず、逆に反逆者として捉えられてしまいます。
しかし、魔の三角水域に入った船は“海の死神”サラザール(ハビエル・バルデム)の襲撃に遭い、牢に囚われていたヘンリーはスパロウにある“伝言”を伝える事を条件に命を助けられるんですね。
一方、ガリレオ・ガリレイの日記の謎を解き明かした天文学者、カリーナ・スミス(カヤ・スコデラリオ)は、魔女として捉えられ、隙をみて逃亡している最中に銀行強盗をしているスパロウと遭遇。
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スパロウは結局、銀行強盗に失敗し部下たちからも見放され、カリーナは魔の三角水域を生き残ったヘンリーに会いに行き、すったもんだあって共通の目的である“ポセイドンの槍”を探す旅に出る事になるんですねー。
ヘンリー役のブレントン・スウェイツとカリーナ役のカヤ・スコデラリオは、中学生の頃に第1作を観たそうで、シリーズの歴史を感じます。
また、今回スパロウの敵である恐ろしい亡霊ラザールを、「ノーカントリー」の怪演などで知られる名優ハビエル・バルデムが演じています。
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その一方で、バルボッサ役のジェフリー・ラッシュや、ギブス役のケヴィン・マクナリーというお馴染みのメンバーに加え、初期3部作で登場したオーランド・ブルームやエリザベス役のキーラ・ナイトレイ、マーティ役のマーティン・クレバなどオリジナルメンバーも復活。
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シリーズを観続けたファンにとっては嬉しいキャスティングなんじゃないでしょうか。
スパロウの叔父さんはあの人!?
そんな本作でジャック・スパロウの叔父「ジャックおじさん」を演じるのは、あのポールマッカートニー!
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出演のきっかけは、ポールのミュージックビデオに出演した縁で、ジョニで自ら出演を依頼したからだとか。
アカペラですがビートルズも最後のアルバム『レット・イット・ビー』(1970)のなかでカバーしている、”マギー・メイ”を歌っています。
それにしても、父親がローリング・ストーンズのキース・リチャーズで、叔父さんがポール・マッカートニーとか、スゴイ家系ですよねww
映像の迫力
「パイレーツ・オブ・カリビアン」と言えば、あっと驚く発想を、迫力満点に描く映像の面白さが売りの一つですが、本作もスラップスティックなコメディーシーンから、船同士の戦闘シーンまで、実写とGCを組み合わせたリアルでド迫力の映像が目白押し。
特に、ラザールや部下の体が欠けていたり、海上でも髪の毛が水中にいるみたいにユラユラ揺れている感じなんかは如何にも「亡霊」といった不気味さで、ハビエル・バルデムの鬼気迫る演技と相まって非常に恐ろしい悪役になっていましたねー。
また、本作では若き日のスパロウがキャプテン(船長)になった経緯も語られるんですが、若き日のスパロウはミュージシャンで俳優のアンソニー・デ・ラ・トーレが実際に演じたものにデップの表情をデジタル加工して生み出されたんだそうですよ。
そして、スパロウが船長になったキッカケにはラザールとの、浅からぬ因縁があるんですね。っていうかスパロウ恨み買いすぎw
二組の親子の物語
本作では、もちろんジャック・スパロウが主役なんですが、過去作のように中心的な立ち位置というよりは、狂言回し的な役割に徹しています。
で、物語のメインはウィルとヘンリーのターナー親子と、もうひと組の親子の物語がメインで描かれているんですね。
本シリーズを観続けてきたファンの人なら、クライマックスのあるシーンに思わず涙してしまうかもしれません。
ファンは大満足だけど
そんな感じで、本作はシリーズ総決算とも言うべき作品だし、1作目から観ているファンの人にとっては大満足の一本なんじゃないかと思うんですが、本作から観た人との間には温度差もあるかもしれません。
もちろん、本作だけ観ても話の筋は分かるし、映像やキャスト陣の熱演もあり楽しめる配慮はされていますが、細かいところやファンなら「おぉ!」とアガるシーンなんかは、その前の作品を知らないと「??」ってなってしまうかも。
まぁ、それは本作に限らずシリーズ化された作品の宿命なんですけどねー。
なので、まずは本作を観て、面白かったら過去作に遡って観てみるのもアリなんじゃないかと思いますねー。
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「海賊もの」は当たらないという映画界のジンクスを、スタッフとジョニデが作り上げたジャック・スパロウというキャラクターや新たな解釈によって大ヒットに導いたこのシリーズ、観ないのはもったいないですよー!
あと、EDクレジットの後におまけ映像があるので、最後まで観たほうがいいですよー
興味のある方は是非!!
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