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シークエル・トリロジー第二幕として申し分なし!「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017)

ぷらすです。

昨日、12月15日公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を公開初日朝一の上映で観てきましたよー!!(;゚∀゚)=3ハァハァ

ネットでチェックしたところ、否定的な意見もいくつかありましたが、概ね好評なようで、僕自身もシークエル・トリロジー(続三部作)第二幕として申し分ない出来だと思ったし、超面白かったです!

というわけで、公開したばかりの超話題作なので、出来る限りネタバレしないように感想を書いていこうと思いますが、これから本作を観る予定の方は、絶対に映画を先に観た後で、この感想を読んでくださいね!

いいですね? 注意しましたよ?

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画像出典元URL:http://eiga.com

概要

世界的な人気を誇る『スター・ウォーズ』シリーズの新たな3部作の第2章。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』後のストーリーが展開する。『LOOPER/ルーパー』などのライアン・ジョンソンが監督と脚本を担当し、前作に引き続きデイジー・リドリージョン・ボイエガマーク・ハミルらが出演。レイがルーク・スカイウォーカーから知らされる真実や、ダース・ベイダーになろうとするカイロ・レン、レジスタンスたちの新ミッションなど見どころ満載。(シネマトゥディより引用)

感想

旧世代と新世代キャストによる継承の物語

本作の公開に合わせて、金曜ロードショーでは前作「スターウォーズ/フォースの覚醒」を地上波ノーカット初放映したので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?

本作は、「~フォースの覚醒」から始まるスターウォーズ シークエル・トリロジー(続三部作)の第二幕で、前作のラスト直後からスタート。

前作に引き続き、レイ(ディジー・リドリー)、ポー・ダメロンオスカー・アイザック)、フィン(ジョン・ボイエガ)、カイロ・レン(アダム・ドライバー)の新世代キャストに加え、旧三部作の ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)、レイア姫(キャリー・フィッシャー)、チューバッカ(ピーター・メイ・ヒュー)なども引き続き登場。
前作以上に大活躍していますよー!

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そして、本作では前作では明かされなかった謎が明らかになり、また新世代のメインキャラクターたちが、自分の弱さや葛藤と向き合い乗り越えていく様を描いています。
旧世代のキャラクターたちは、自らの過去と向き合うように、若者たちを見守り、導き、サポートしながら、次世代へとバトンを繋いでいくんですね。

前作以上に壮大で迫力満点の映像

前作「~フォースの覚醒」では、自らも大のスターウォーズマニアであるJJ・エイブラムス自らメガホンを撮り、CGと巨大セットなどを組み合わせた迫力満点でリッチな映像で、旧作ファンと新世代のファン双方が納得するような見事なスタートを切ったわけですが、本作では人気テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」などの監督として知られるライアン・ジョンソン監督が前作を引き継ぎながら、更なる迫力の映像で物語を紡いでいます。

また、前作に比べて若干暗いトーンの本作。
個人的な感覚としては前作と昨年公開の「ローグ・ワン」のいいとこ取りのような映像だなーと思ったりしました。

特にクライマックスのシーンでは、白と赤の配色を巧みに使って、全年齢向けの作品では中々描けない部分をイメージとして表現するなど、新鮮な映像表現もあってとても良かったですねー!

アジア系女優の大活躍に注目!

ローグ・ワン」では、スター・ウォーズシリーズでは初めてのアジア系メインキャラクターとして、アクションスターのドニー・イェンがキャスティングされて話題になりましたが、本作ではフィンの相棒役として、アジア系アメリカ人の新人女優ケリー・マリー・トランがキャスティングされて話題になっています。

まだキャリアの浅い彼女は、米大手映画情報サイトIMDbですらたった2行しか記されていない無名の新人で、どうやらYouTubeなどでコメディー動画をアップしているコメディアンヌらしい。くらいしか情報がないんですよね。

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前作でも、無名だったデイジー・リドリーがイキナリ主役に抜擢されて話題になりましたが、アジア系女優のケリー・マリー・トラン起用はスターウォーズの歴史からみても画期的な事件で、彼女はまさにシンデレラガールと言えるのではないかと思います。

決して美人とは言えないし、背も低くどちらかといえばポッチャリ型の彼女ですが、本作ではフィンを助けるなど物語上でも大きな役割を担っていて、次回作以降の活躍にも期待ですねー!

ルークが超カッコイイ!

前作ラストで、約30年ぶりに「スター・ウォーズ」に復帰したマーク・ハミル演じるルーク・スカイウォーカー
本作では「エピソード6/ジェダイの帰還」からの30年間、ルークの過去がついに明かされます。

そして、過去3作ではジェダイとしてあまりカッコイイところのなかったルーク(*個人の感想です)ですが、本作ではジェダイとしての能力を発揮し、過去最高にカッコイイ姿を見せてくれました!

ぶっちゃけあのルークが見られただけでも、劇場に足を運んで良かったって思いましたねー!(;゚∀゚)=3ハァハァ

レイヤ姫役、キャリー・フィッシャーの遺作

昨年12月27日、60歳という若さで早世したレイヤ姫役のキャリー・フィッシャー。本作は、そんな彼女の遺作でもあります。

前作と本作に同役で出演した彼女。30年以上、指導者として反乱軍を率いてきたレイヤを風格たっぷりに演じ、またハン・ソロとは過去作を彷彿とさせる軽妙なやりとりで、オールドファンを歓喜させてくれた。

次回作がどうなってしまうのかは分かりませんが、出来ることならもっと彼女の活躍が観たかったですねー。

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彼女の魂がフォースとともにあらんことを。

 

本当は、もっと語りたいですが、これ以上内容に触れるわけにもいかないのでここまでにします。が、なんと言ってもスター・ウォーズ」最新作ですからね!
劇場の大画面で観たほうが絶対に楽しめると思いますよー!

興味のある方は是非!!!

 

12/23日 追記

 

というわけで、そろそろ公開から1週間になるので、ネタバレも含んだ内容に触れる感想を追記しようと思います。

なので、まだ観てない人は、この先を読んじゃダメですよ?
いいですね? 注意はしましたよ?

 

その後のネット上の反応をチェックすると、評価は真っ二つに割れてるようですねー。
個人的には、批判的な人の意見も分かるし、肯定的な人の意見も分かるんですよね。

何て言うかこう、本作のドコにフォーカスを当てて観るかで、評価が全然違う感じと言うか。ざっと読んだ感じでは、ずっとファンだった人ほど本作にガッカリしてる印象があります。

僕もスター・ウォーズ(以下SW)はリアルタイム世代なんですが、そこまで熱狂的なファンと言うほどではなく、だから本作を受け入れられたし楽しめたのかなーなんて思ったりしました。

僕の感想を一言で言うと、本作は「スター・ウォーズ国が、絶対王政から民主国家に移行する作品」っていう感じがしました。

これまでのスター・ウォーズは、ジェダイとシスというフォースの力を独占していた特権階級、もっと言えばスカイウォーカー家という王族内のゴタゴタを描いてきたわけですが、前作EP7というクッションを挟んで、このシリーズではフォースの力を民衆に開放していこうとしているというか。(もちろん、次回作でレイが「実はスカイウォーカー家の血筋のお姫様だった」という展開も絶対ないとは言えませんけどw)

昨年公開のサイドストーリーである「ローグワン」では、SWのメインキャラクターではなく、“名も無きものたち”の戦いが描かれたわけですが、本作ではその流れを踏襲していて、帝国側の脱走兵フィン、反乱軍のエースパイロット ポー、辺境の星でゴミ拾いをしながら暮らしていたレイという、まだ何者でもない3人がそれぞれのアイデンティティを確立していく物語が、シークエル・トリロジーの大きな流れになるんだろうと僕は前作から思っていて、同時にジェダイとシスという特権階級が消滅することで、SWがフォースという呪いから開放される物語でもあるのかなと思ったりしているんですね。

つまりフォースにはそもそも光も影もなく、それを二つに分けていたのはフォースという「エネルギー」を独占するジェダイでありシスだったわけで、双方最後の継承者(ルークとスノーク)がいなくなったことで、ある種の縛りがなくなってフォースは多くの名も無き民に解放されていく的な?

上手く言えないけど、そういう方向に進んでいくんじゃないかと思ってるんですね。

それは、今後ディズニーがSWを作っていく上で必要な工程だと思うし、今までのジェダイとシスの対立というフォーマットは、時代的にそろそろ限界が来てるとも思うので、(もし本当にそういう流れになるなら)個人的には歓迎だったりします。

ただ、じゃあ本作でそうした流れを上手くストーリーに落とし込めたかといえば、ちょっと(´ε`;)ウーン…っていう感じで、普通に観ていても納得できない部分やツッコミどころが多すぎなんですよねー。

反乱軍は組織として規律や「報・連・相」がなってなさすぎだし、フィンとローズの潜入作戦も意味なさすぎるし、レイヤ姫のあのシーンいる!? だし、スノークの死に様は間抜けだし(まぁ、そこはSWの伝統といえるのかもですがw)、ヨーダ「お前が言うな!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ」だし。

多分、 ライアン・ジョンソン監督は、最初に劇中で描きたい事や撮りたいキメのシーンをいくつか決めて、後づけでストーリーを構築してるんじゃないかなーって思うんですよね。
まぁ、そもそも前作でJJが広げまくった風呂敷をある程度回収して次に繋げなきゃならないっていう無理難題もあるので、一概にライアン・ジョンソン監督ばかりが悪いとも言えないかもだし、そもそもSWの過去作だってストーリー自体は結構ガタガタですしねー。

ただ、上記したように、これまで“ジェダイとしては”カッコイイ活躍が見られなかったルークが、最後の最後でジェダイマスターとして超カッコイイ活躍を見せるシーンは燃えたし、ファーストオーダーと反乱軍双方に武器を売りつけて私腹を肥やす武器商人たちの登場は非常に現代的で、これから彼らやDJ (ベニチオ・デル・トロ)がどんな風にストーリーに絡んでくるのかも気になりました。

次回作は再びJJが監督するようですが、果たしてここからどうやって風呂敷を畳むのか、とても楽しみですねー(´∀`)ノ

 

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