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こんな映画観た事ない!!「バーフバリ 王の凱旋 」(2017)

ぷらすです。

僕の地元でも2ヶ月遅れでついに公開されたので、連休最終日の昨日、早速観てきましたよー!!
「え、何を?」って、そんなの決まってるじゃないですか!

『バーフバリ 王の凱旋』ですよーーー! (さんハイっ!)

( ゚∀゚)o彡バーフバリ! ( ゚∀゚)o彡バーフバリ! ( ゚∀゚)o彡バーフバリ! …

この映画の感想を一言で言うなら「こんな映画観た事ない!」です!

もうね、まだ地元の映画館でこの作品が上映されてて、行こうかどうか迷っている人は、今すぐチケットの予約を取ることをオススメします

あ、ちなみにこの作品はネタバレしてもまったく面白さに影響がないので、今回の感想はネタバレします。

なので、これから本作を観に行く予定の人は、先に映画を観てからこの感想を読んでもらうのがオススメです。

いいですね? 注意しましたよ?

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画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

伝説の戦士バーフバリの壮大な物語を描いたアクション『バーフバリ 伝説誕生』の完結編。インドの王国を舞台に、祖父から孫の三代にわたる愛と裏切りと復讐(ふくしゅう)を描く。前作同様プラバースが主人公を演じ、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、タマンナー、ナーサルらも続投。監督・脚本のS・S・ラージャマウリ、撮影のK・K・センティル・クマール、音楽のM・M・キーラヴァーニらスタッフも再び集結した。

ストーリー:ある日、シヴドゥは自分が今や人々の語り草となっている伝説のヒーロー、バーフバリの息子だと知る。彼は父親の家臣カッタッパから父はある人物の裏切り行為により命を落とし、王座を追われたという話を聞く。かつて父バーフバリはカーラケーヤとの戦いに勝利し、国母シヴァガミから王位継承者として認められ……。(シネマトゥディより引用)

感想

続編だけど、この作品から観ても問題なし!

まず一番最初にお伝えしなくてはいけない事。
それは、本作が「バーフバリ 伝説誕生」の続編だということです。

「え、じゃぁ前作観ないと内容が分からないんじゃない?」と思うかもですが、心配は無用。

本作は、前作「バーフバリ 伝説誕生」のストーリーが約5分間で分かるダイジェストから始まるので、本作から見てもほぼ問題ありません。

www.youtube.com コレです。


なので、まず本作を観て、面白かったらレンタル店やネット配信などで前作をレンタルして観ればいいと思いますよー!

「足し算映画」の大傑作!

映画に限らず、多くのフィクション(小説・漫画・アニメ・ドラマなど)は、どこまで描いて、どこを観客の想像力に任せるかっていう、いわゆる引き算的な考え方で作られているし、実際僕もそういう引き算の上手い作品を好む傾向があります。

しかし、僕の心の師であるみうらじゅんさんの「(エロスクラップも)1・2冊だとバカにされたり呆れられるが、1000冊を超えれば相手は圧倒される」(意訳)の金言通り、人はケタはずれの大きさや物量を観ると、ただ圧倒され、感動してしまうもの。

そして、この映画はまさに「引き算的発想」とは真逆の、ありとあらゆる要素を足して足して、足しまくって作られた「足し算映画」の傑作なのです!

141分という上映時間の間、サスペンス・アクション・ラブロマンス・コメディー・ミュージカルと、あらゆるジャンルを内包したストーリーが展開し、それでいて無駄なシーンがほぼないっていう常識はずれの作品なんですね。

2時間20分といえば映画としてはやや長めではありますが、「長い」と感じる暇など一切なく、次から次へと津波のように押し寄せる楽しさと切なさと心強さ興奮に翻弄されているうちに、気が付けば終わってしまうのです。

そして観終わったあとには「凄いものを観た(TдT)」という感動だけが残るんですよねー!

予想の斜め上を行く圧倒的ストーリー!

この「バーフバリ」2部作は、いわゆる貴種流離譚というジャンルでして。

Wikipediaによれば「若い神や英雄が他郷をさまよいながら試練を克服した結果、尊い存在となる」物語のことだそうです。

前作では、やたらと目力の強い国母シヴァガミが命懸けで救った赤ん坊は、滝下の村で拾われシヴドゥという名の立派な青年に成長。→

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ある日、シブドゥは滝から落ちてきた木彫りの仮面に恋をして、その持ち主を探しにアホみたいに高い滝の崖壁を軽々と上りきり。→

仮面の持ち主の美女に恋したシブドゥは、彼女が寝ている隙にこっそりペア刺青を彫って恋心をアピール。二人は恋人になり。→

その娘が王家の圧政に苦しむレジスタンスで、暴君に囚われの王妃を奪還しようとしてると言えば、一人でサクッと城に潜り込んで王妃を救い。→

敵の追っ手のツルッパゲ爺さんカッタッパから、実は自分が伝説の王バーフバリの息子(=助けた王妃の実の息子)だったと知らされ。→

カッタッパによる長ーーーーーい回想シーンの末に、バーフバリを殺した裏切り者は自分だったと告白されたところで、次回作に続く。→工エエェェ(´д`)ェェエエ工

っていう映画でした。

で、本作はその続編で、シブドゥことマヘンドラ・バーフバリの父親、アマレンドラ・バーフバリの王位継承が決まった後から、彼が策略により殺されたのかまでをたっぷり描く前半と、バーフバリが、策略によって父を死に追いやった暴君バラーラデーヴァに復讐し王国の王となるまでが描かれる後半で構成されています。

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古代インドの大国マヒシュマティ王国の王位を継ぐことになったバーフバリ(パパ)は、世間を知るためお供のカッタッパと共に旅に出て。→

その旅先で出会った、クンタラ王国の武闘派王女デーヴァセーナに恋をして結婚を約束。→

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嫁姑問題で国母シヴァガミとの仲がこじれ。→

そこにつけ込んだバラーラデーヴァの策略にハメられて王位を奪われ。→

国外追放になってカッタッパに殺され。→

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ついに牙をむいたバラーラデーヴァから、シヴァ・ガミが生まれたばかりの息子マヘンドラ・バーフバリを命懸けで逃がすというパート1の冒頭までをたっぷり見せた後、ついに息子・バーフバリが民衆とともに暴君バラーラデーヴァと対決し倒すラストまでを、息つく暇もないほどのスピード感で一気に語り切るんですねー!

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圧倒的物量とCGを組み合わせ、一切の迷いなくケレンを描き切る!

とはいえ普通だったら、あまりに強すぎるチートな主人公はリアリティーが無くなるし、共感も得られないのでは……なんて、ついつい弱みを作ったり、ロジカルにパワーバランスを考えてリアルに寄せたりしがちですが、本作ではそんな“手加減”など一切なし!

圧倒的な人数のエキストラと、ハリウッドのリアル路線とは真逆の「ケレン」を強調するCG映像を組み合わせ、一切の迷いなく英雄バーフバリの超人的強さやカリスマ性を「これでもか」と描き出します。

映画冒頭で、国母シヴァガミに襲いかかる暴れ象には、象顔の神様ガネーシャの山車でドーン! 
と、力技で象を服従させるバーフバリ(パパ)。

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クンタラ王国では、デーヴァセーナと一緒に一度に7本の弓矢を射って敵を倒すバーフバリ(パパ)。

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ダムを決壊させて敵の大軍を一掃するバーフバリ(パパ)。

妻のデーヴァセーナにセクハラした男の指を切り落とした事を叱り、「俺の嫁に手を出すヤツはこうするんだ!」と、その男の首を躊躇なく刎ねるバーフバリ(パパ)。

信頼していたカッタッパに裏切られたにも限らず、死に際に「母上(シヴァガミ)を頼む」と微笑むバーフバリ(パパ)。

民衆を率いて暴君バラーラデーヴァ討伐のため、城に乗り込もうとするも跳ね上げ式の門を閉じられると、近くのヤシの木を利用して人間大砲ならぬ人間投石器方式で城壁を乗り越えるバーフバリ(息子)。

バラーラデーヴァの秘密兵器、芝刈りならぬ人刈り牛車をジャンプ一閃、ドカンと踏み潰すバーフバリ(息子)。

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 などなど。

「物理法則やリアリティーなどバーフバリの前では無力!とばかり、CG、マンパワー、常識を嘲笑うかのような斜め上の発想、スローモーションやストップモーションなどの映像技術を駆使した圧倒的なケレンと熱量で、観客を驚愕させ圧倒するのです!

ここまで一切の躊躇なくバーフバリのスーパーパワーとカリスマ性を見せつけられたら、僕ら観客だってもう、劇中の民衆たちと一緒に叫ぶしかないじゃないですか!(さんハイっ!)

( ゚∀゚)o彡バーフバリ! ( ゚∀゚)o彡バーフバリ! ( ゚∀゚)o彡バーフバリ! ( ゚∀゚)o彡バーフバリ! ( ゚∀゚)o彡バーフバリ!……

興味のある方は(出来れば劇場で)是非!!!!

 

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