ぷらすです。
今回ご紹介するのは、シャーリーズ・セロン主演のスパイ映画『アトミック・ブロンド』ですよー!
かなり控えめに言って……、スパイアクション映画の大傑作でしたよー!!( ゚∀゚)o彡シャーリーズ! ( ゚∀゚)o彡シャーリーズ! ( ゚∀゚)o彡シャーリーズ!
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
『モンスター』などのシャーリーズ・セロン主演のアクション。腕利きのスパイが、奪還を命じられた最高機密のリストをめぐってし烈な戦いを繰り広げる。メガホンを取るのは『ジョン・ウィック』シリーズに携わってきたデヴィッド・リーチ。『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マカヴォイ、『バートン・フィンク』などのジョン・グッドマンらが共演する。(シネマトゥディより引用)
感想
本作は、2012年のグラフィック・ノベル『The Coldest City』に惚れ込んだシャーリーズ姐さんが自ら制作。
キアヌ・リーブスの「ジョン・ウィック」シリーズや、MCUの「シビルウォー/キャプテンアメリカ」などでアクションを担当したスタントアクション会社「87Eleven(エイティーセブン・イレブン)」のデビッド・リーチを監督に迎えた、まさに肝入りの作品なんですね。
この映画のためにシャーリーズ姐さんは8人ものパーソナル・トレーナーを雇ってトレーニングを重ね、トレーニング中に食いしばりすぎて歯が2本折れたっていうんだから、この作品に対しての並々ならぬ熱意を感じますね。
そんなトレーニングの甲斐あってか、映画冒頭で見せるシャーリーズ姐さんの隆起する背中の筋肉にはイキナリ度肝を抜かれましたよ。
ストーリー
で、この作品はいわゆるスパイ映画なんですが、1989年秋のドイツ・ベルリンが舞台。
ベルリンの壁崩壊前夜――つまりは冷戦終了間際の世界を舞台に、イギリスのMi6、旧ソ連のKGB、フランスのDGSE、旧東ドイツのSTASI、そしてアメリカのCIAのエージェントたちが、世界中のスパイ情報が載っているマイクロフィルムを巡って、争いと策略、裏切り、暗躍する姿を描いているんですね。
シャーリーズ姐さんが演じるロレーン・ブロートンはMi6所属のエージェントで、MI6ベルリン支部の責任者デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカヴォイ)と接触。マイクロフィルムの奪還と、裏切り者の抹殺のために単身ベルリンに乗り込んでいく姿を、回想形式で見せていくというストーリーです。
画像出典元URL:http://eiga.com / 現地局員のマカヴォイとシャーリーズ姐さん
入り組んだ人間関係や時系列を入れ替えたストーリーは情報量が多く、複雑なので一回観ただけでは、内容を理解するのが大変で(大筋は分かるけど)、そういう意味では本格スパイ映画の名作「裏切りのサーカス」とダニエル・クレイブ版の泥臭い007を足して2で割ったような感じでしたねー。
ただ、敵か味方かも分からない混乱した状況は、そのまま当時のベルリンと、主人公の置かれた状況とリンクしているので、わざとそういう構成にしているのかな?
そして、物語が進むうち2重スパイの存在が明らかになるんですが、それが果たして誰なのかという謎が、観客を更なる混乱に引きずり込んでいくのです。
見たこともないスーパーアクション!
シャーリーズ姐さんのスパイアクションということで、観る前はダンスのような軽業的アクションで華麗に敵をやっつける女スパイをイメージしていたんですが、実際に観たらマジで度肝を抜かれましたねー!
いかつい大男を向こうに回して、ぶん殴る・蹴る・刺す・締める・投げる・撃つ。
シャーリーズ姐さん一歩も引けを取りません。
画像出典元URL:http://eiga.com / キッチン雑貨で男どもをぶちのめす姐さん
筋力で劣る分は、金的や喉元などへの急所攻撃を多用し、銃・ナイフからフライパンやホース、冷蔵庫などの日用雑貨や家電まで使いこなし、自らも敵にぶん殴られたり吹っ飛ばされたりと傷だらけ。
それも、振り付けに合わせて体を動かしてるだけではなく、どの動きにもしっかり体重を乗せたゴリゴリの泥臭い格闘を見せてくれるという漢っぷり。
そのくせ、諜報のためにベルリンのクラブやバーへ赴くときはブロンドヘアとロングコートを靡かせて颯爽と歩き、ウォッカロックをグラスで煽り、「キングスマン」で両足義足の殺し屋ガゼルを演じたソフィア・ブテラ演じる諜報員を抱くっていうね……
画像出典元URL:http://eiga.com / 姐さんの前ではソフィア・ブテラも可愛い子猫ちゃんなのだ
もうね、男女問わず誰もが、シャーリーズ姐さん抱いてぇぇぇ! と思うに違いないカッコ良さでしたねー!(;゚∀゚)=3ハァハァ
特にクライマックスの、約7分にも渡る(擬似的な)ワンカットのアクションシーンは、建物の縦と横の動線を使って重くて痛みを感じる超絶アクションを繰り広げていて、このシーンだけでも本作を見る価値アリだと思います!
画像出典元URL:http://eiga.com / 「ゴラー!死ねやぁ!」と敵を階段から蹴り落とす姐さん
もちろんほかのキャストも良くて、ジェームズ・マカヴォイ演じる、ベルリンで諜報活動を続けてきたパーシヴァルは、「地獄の黙示録」のカーツ大佐っぽい感じもあるし、CIAの偉い人を演じたジョン・グットマンや、ロレーンの上司役で、どことなくパグに似てるトビー・ジョーンズは、今回もいい感じでしょんぼりしてましたw
音楽
そんな本作を彩るのが、80年代ポップソングの数々。
僕は音楽は詳しくないので曲名とか歌手名は殆ど分からないんですが、聞けば「あー、80年代っぽーーい!」って思うような選曲の数々で、劇中でも映し出される奇抜なファッションの若者たちとも相まって、長いあいだ分断され押さえつけられていたベルリンに暮らす人々の、今にも爆発しそうなヒリヒリ感と絶妙にマッチしてたように思いますねー。
確かにストーリーを追っていくと、時系列入れ替えや登場人物の多さだけでなく、東西ベルリンを行ったり来たりするので、シャーリーズ姐さんが今どこにいて何をしているのか混乱してしまうんじゃないかと思います。
最初の1回目はストーリーは大枠だけ押さえておいて、シャーリーズ姐さんの凄まじいアクションやエロさや、漢っぷりを堪能し、その後でストーリーを追うために2回目を観る。みたいな感じがこの映画の正しい楽しみ方じゃないかと思いましたねー。
興味のある方は是非!!!
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