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大人気シリーズのスピンオフ第2弾!「アナベル 死霊人形の誕生」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、大人気ホラー「死霊館」シリーズのスピンオフ第2弾。
アナベル 死霊人形の誕生ですよー!

死霊館」で登場し、その恐ろしいビジュアルで大きなインパクトを残した呪いの人形アナベルがどのように誕生したかを描いた物語です。

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概要

ホラーシリーズ『死霊館』に登場する人形アナベルに迫るスピンオフの第2弾。手にした者を怪現象に引きずり込むアナベルの生まれた経緯が明らかになる。メガホンを取るのは『ライト/オフ』などのデヴィッド・F・サンドバーグ。『バッド・ウェイヴ』などのステファニー・シグマン、『ヴェンジェンス』などのタリタ・ベイトマン、『ウィジャビギニング ~呪い襲い殺す~』などのルル・ウィルソンらが出演する。(シネマトゥディより引用)

感想

死霊館」シリーズとは

本シリーズは2013年に公開された、ジェームズ・ワン監督のホラー映画「死霊館」から続くシリーズで、現在は本編となる「死霊館」編が2本と、呪いの人形「アナベル」編が(本作を入れて)2本公開されています。

死霊館」の方は、実在の超常現象研究家で本シリーズの主人公でもあるエド&ロレインのウォーレン夫妻が調査した怪事件を元にしたホラー映画で、いわばオバケ版「X-ファイル的なシリーズ。

スピンオフ「アナベル 死霊館の人形」は、「死霊館」で登場した、悪魔が乗り移った最凶の呪い人形アナベルが引き起こす怪現象を描いた作品で、時系列的には「死霊館」の前日譚になっています。

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そして本作は「~死霊館の人形」の前日譚で、呪いの人形アナベルがどのように誕生したかを描いた作品なんですね。

なので時系列で並べると、本作→「アナベル 死霊館の人形」→「死霊館」→「死霊館 エンフィールド事件」となります。

監督

そんな本作の監督は「ライト/オフ」などのデヴィッド・F・サンドバーグ
濃い陰影を使った演出は、ホラー映画というより「オーメン」や「エクソシスト」のようなクラッシックなオカルト映画といった感じで、監督本人も言っているようにオリジナルの「死霊館」を意識した作りになっていましたねー。

ストーリー

1945年。家族三人幸せに暮らしていた人形職人のサミュエル(アンソニー・ラパーリア)とその妻エッシャーミランダ・オットー)のムリンス夫妻。
そんなある日、5歳の娘アナベル(サマラ・リー)を突然の自動車事故で失うという嫌なシーンから物語はスタート。

それから12年後の1957年。ムリンス夫婦は孤児院を運営するシスターのシャーロットに自宅を貸し出し、シスターと6人の孤児の少女と同居することになります。

サミュエルは少女たちに、寝たきりの妻の寝室とアナベルの子供部屋には立ち入らないように注意しますが、ある夜、ポリオを煩い片足が不自由な少女ジャニスが何者かに導かれるようにアナベルの部屋に入り、サミュエルの作った人形を見つけたのをキッカケに9人を恐ろしい現象が襲い始める。という物語。

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実は夫妻にはシスターには言っていない“ある秘密”があるんですねー。

ユニバーサル化

本作で本編とスピンオフの計4本が公開された「死霊館」シリーズですが、今年は「死霊館 エンフールド事件」に登場した悪魔の尼僧、ヴァラクに焦点を当てたスピンオフ作品「The Nun」が公開予定。
そして今後「死霊館シリーズ」の第三弾や、「チャイルドプレー」とのクロスオーバーなど、このシリーズが今後ユニバーサル化していく可能性もあるんだとか。

正直、チャッキーとアナベルの共演はキャラクターのカラーが違いすぎて大きな不安が残るところですが、今後ウォーレン夫妻が様々な怪奇現象と対決する続編が観られるのはファンとしては楽しみですねー。

良かったところ

個人的に良かった(怖かった)ところは、登場人物に恐怖が襲いかかってくるシーンよりも、その前段である不穏な雰囲気が漂うシーンでの音響や映像。

例えば、登場人物の後ろでピントのあっていない人影がゆっくり動くJホラー的表現や、これから起こる事を予感させる、じわじわと不穏な雰囲気を盛り上げていく“前フリ”を丁寧に描いているところが素晴らしいと思いました。

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あと、階段に取り付けられた昇降機や、シスターの部屋の壁中に設置された手動式のエレベーターなど、前半で登場したガジェットが中盤以降、恐怖演出に上手く活かされたのもグッときましたねー。

ラストの方で、ジャニスを引き取ることになる里親がお土産に持ってきた国民的キャラクター「ラガディ・アン」の布人形を渡すんですが、実は、本物のアナベル人形は劇中に登場する見るからに怖い人形じゃなくて、このラガディ・アン人形なんですよね。
ファン向けのちょっとしたサービスなんでしょうけど、個人的には観ながら思わずニヤリとしてしまいました。

気になったところ

ただ、スピンオフ前作「アナベル 死霊館の人形」でも感じた事ですが、アナベル人形の万能っぷりが、実話ベースとしてのリアリティーラインから外れちゃってるなーと。
もちろん劇映画として後半の盛り上がりを考えれば、致し方ない部分ではあるんですが、正直ちょっとやりすぎな気がしました。

あと、ラストシーンやエンディング後のオマケがとにかくしつこい。
これは今後のユニバーサル化を考えてのことなんでしょうけど、いくらなんでもダラダラぶっ込み過ぎだし、物語として全体のキレも悪くなってる感じがしました。

ただ、単純な怖さで言ったら、最初の「死霊館」並かそれ以上で、個人的にはシリーズ4本で一番怖かったんじゃないかと思いましたねー。

興味のある方は是非!!

 

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