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ウィルスパワーでブラック社長に復讐だ!「Z Inc. ゼット・インク」(2018)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは「未体験ゾーンの映画たち2018」で公開された『Z Inc. ゼット・インク』ですよー!
米大ヒットテレビシリーズ「ウォーキング・デッド」のスティーブン・ユァンが主演のサバイバルスリラーです。

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概要

未知のウイルスをめぐるアクションホラー。人間の本能をむき出しにするウイルスがまん延したビルを舞台に、決死の攻防を繰り広げる者たちの姿を描く。監督は『エヴァリー』などのジョー・リンチ。ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」などのスティーヴン・ユァン、『モンスタートラック』などのサマラ・ウィーヴィング、『スコーピオン・キング』などのスティーヴン・ブランド、ドラマシリーズ「Lの世界」などのダラス・ロバーツらが出演している。(シネマトゥディより引用)

感想

ゾンビ映画の亜種?

本作の世界では、感染するとストレスホルモンが異常に上昇し、自分の欲望や怒り、暴力衝動が抑えられなくなる「ID7ウィルス」によって、かつて弁護士たちが多数務めるとある会社でこのウィルスが蔓延し、たくさんの死傷者が出たという事件が起こります。
このウィルスの感染が原因となっておきた殺傷事件は、ウィルスによる判断能力の欠如から、犯人は罪には問われない判決が出た。という前段からスタートします。

それから月日が経ち、ある大手企業でガンガン仕事をしつつライバルの弱みを握って出世街道に乗る主人公デレクは同僚のミスを押し付けられた彼は会社をクビになってしまいます。

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画像出店元URL:http://eiga.com 若い頃の萩原 聖人に似てるスティーブ・ユァン

傷心のまま会社を去ろうとしたデレクですが、ウィルス感染者が出て会社が隔離されたのをキッカケに、デレクは差し押さえ通知の苦情を言いに来ていたものの一度は冷たく追い返した女性・メラニーとともに、自分をハメた同僚や社長に復讐のため立ち上がるというストーリー。

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ウィルスによって感染者が凶暴化していくという設定は、「28日後」以降のゾンビ映画と同じフォーマットなんですが、本作の場合、唾液や血液からの感染ではなく、一つのビルの中でエアコンのダクトを通して主人公も含めた社員全員が空気感染したり、感染しても基本、理性や論理的な思考は残っていて、感情のブレーキが緩くなる程度の症状という設定が新鮮でした。

なので、デレクやメラニー、適役の同僚や社長はそれぞれ狂ってはいるけど、思考や行動はかなりロジカルで、パニックスリラーというよりアクションムービーっていう感じなんですよね。

人間性を失うことで人間性を取り戻す

とはいえ、まぁ、ストーリーや設定はツッコミどころ満載なんですが……その分を差し引いてもスカっと痛快な作品でした!

主人公デレクはゴリゴリの社畜だし、会社はザ・アメリカ的ブラック企業でして。
同僚の罠にハメられ、一旦は会社を放り出されそうになったデレクが、ウイルス感染と前段の裁判判決を利用して、憎き同僚や社長に復讐するため利害の一致するメラニーとタッグを組み、釘打ち機や大工道具で武装してブルース・リーの「死亡遊戯」よろしく、敵をなぎ倒しながら上階を目指すっていう、会社勤めをしている人多くの人が共感出来るだろう胸熱な展開なのです。

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画像出店元URL:http://eiga.com ブラック企業のラスボス ジョン・タワーズと役員のみなさん

社畜時代のデレクは、アメリカ的資本主義の理論というウィルスに犯されたゾンビみたいなもので、それが「ID7ウィルス」に感染し理性や人間性を失うことで、逆に人間性を取り戻していくという深いようなそれほどでもないようなテーマ性(というか皮肉)もあったりして、中々考えられてるなーと。

主役はあの大人気ドラマに出演

そんな本作で主役を張るのは、日本でも大人気の海外ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」で「グレン」を演じているスティーブン・ユァン。

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韓国生まれの俳優で、何ていうかこう、あまり主役感がないけど物語が進むうちにどんどんクセになる個性的な俳優だなーと思いました。

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ヒロインのメラニー役を演じるサマーラ・ウェイビングもNetflixのドラマ「ベビーシッター」で主演しているそうで、僕はドラマは門外漢なのでよく分からないんですが、ドラマで人気を得た二人が、ついに映画に進出したって感じなのかな?

 

いわゆる血まみれ映画でゴア描写もあるけど、ホラー系の映画に比べれば比較的ライトな感じだし、内容もぶっ飛んでるけど爽快感があり、アクションも趣向が凝らされているので、痛い系の映画が苦手な人でもわりと楽しめる……かな? と思いましたねー。(個人差がありますw)

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会社に色々鬱憤が溜まっている人のストレス解消にオススメな一本ですよー!

興味のある方は是非!!

 

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