ぷらすです。
今回ご紹介するのは「ヒックとドラゴン」や「カンフーパンダ」など人気シリーズを世に送り出したドリームワークス・アニメーション最新作『ボス・ベイビー』ですよー!
さすがはドリームワークス制作だけあって全てにおいて平均点を超えているし、観ている間は楽しいんですが、個人的には「そつなくこなしている」という印象でしたねー。
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
『怪盗グルー』シリーズなどのユニバーサルスタジオと、『シュレック』シリーズなどのドリームワークスアニメーションが組んだコメディー。大人並みの知能を誇る赤ちゃんが巻き起こす騒動を描く。監督は『マダガスカル』シリーズなどのトム・マクグラス。『恋するベーカリー』などのアレック・ボールドウィン、『熟れた果実』などのリサ・クドローらがボイスキャストを務める。スーツをビシっと着こなす赤ちゃんの姿が、奇妙で愛らしい。(シネマトゥデイより引用)
感想
スーパー企業戦士「ボスベイビー」がやってきた
本作は、マーラ・フレイジーが2010年に発表した絵本「あかちゃん社長がやってきた」を原作に「シュレック」「ヒックとドラゴン」や「カンフーパンダ」など人気シリーズで知られるドリームワークス・アニメーションが制作した劇場版3Dアニメです。
ストーリーをザックリ説明すると、両親に愛され幸せな毎日を送っていた7歳の男の子ティムの家に赤ちゃん(弟)がやってくるが、その赤ちゃんは黒いスーツ姿のエリートサラリーマン、ボス・ベイビーだったという物語。
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ティムは両親の愛情を奪ったボス・ベイビーに嫉妬し、両親の愛を取り戻すため彼を家から追い出そうとします。
一方ボス・ベイビーは、ベイビー・コープ社で働く大人のような精神を持った赤ん坊で、「赤ん坊が愛される社会」を脅かすパピー(子犬)・コーポレーションの“新商品”を探るため、両親がパピー・コーポレーションの社員であるティムの家に派遣されてやってきていて、ミッションを成功させベイビー・コープ社で出世することが目的。
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利害が一致したことでボス・ベイビーの任務を果たすため、二人はバディを組んでミッションに挑むわけです。
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可愛い赤ちゃんが可愛く活躍するスラップスティックコメディー
今やピクサー、ディズニー、イルミネーションの三大メジャースタジオに大きく水をあけられた感のあるものの、そこはドリームワークス。
ボス・ベイビーとその部下たちvsティムのバトルや、本作のヴィランであるフランシス・フランシスの右腕ユージーンとのチェイスシーンは、スピード感がありながらスラップスティックコメディーとしても楽しいし、最初は敵対していたティムとボス・ベイビーが共に行動するうちにバディとして互いに認め合い成長していくストーリー構成も(1000回くらい見たような物語だけど)上手い。
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キャラクターは、カートゥーン・アニメのデフォルメしたデザインを3D化して、過剰なくらい可愛らしいし、100%子供が笑ってしまうギャグや色んな映画のオマージュを入れ込んで大人も楽しめるように擽りを入れつつ、現代社会のメタファーやテーマも入れ込んでいて、観ている間は笑ったりハラハラしたり、ラストのオチは(分かっていても)グッときたりと十分に楽しめるんですよ。
面白いんだけど…食い足りない
ただ、全部が平均点以上で「そつなくまとまっている」けど、ディズニー、ピクサー、イルミネーション、ライカのような“歪なまでに飛び抜けた何か”がないので、観終わったあとに何か食い足りない感じがするんですよね。
あと、ティムが7歳のわりに、ちょっと精神年齢が低めな感じがしました。
彼の精神年齢って4~5歳くらいの感じがするし、逆に7歳だとしたら言うこともやることも幼いというか。
物語の展開上、4~5歳の子供だと都合が悪いから、年齢を7歳に引き上げたのかな? って感じましたし、そこは違和感を感じましたねー。
ただまぁ、ほんと細かい部分まで作りこまれているし、もう一度書きますが(少なくとも)観ている間は楽しいし面白いですよ。
興味のある方は是非!
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