ぷらすです。
今回ご紹介するのは、「オーシャンズ」シリーズのスティーヴン・ソダーバーグが監督し、チャニング・テイタム、アダム・ドライバー、ダニエル・クレイグが出演したケイパー映画『ローガン・ラッキー』ですよー!
負け犬のホワイトトラッシュたちが人生一発逆転をかけて現金強奪を計画するっていう、田舎版オーシャンズって感じの映画でしたー!
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
『トラフィック』や『オーシャンズ』シリーズなどのスティーヴン・ソダーバーグ監督がメガホンを取ったクライムムービー。カーレース「NASCAR」の売上金強奪をもくろむ兄弟と爆破のプロフェッショナルの姿を追う。『マジック・マイク』『フォックスキャッチャー』などのチャニング・テイタム、『ハングリー・ハーツ』などのアダム・ドライヴァー、『007』シリーズなどのダニエル・クレイグのほか、ヒラリー・スワンク、ライリー・キーオらが出演。(シネマトゥデイより引用)
感想
豪華キャストが集合した「オーシャンズ」シリーズは、犯罪のプロチームがそれぞれの特技を活かしながら、ラスベガスの3大カジノの金が集まる地下巨大金庫の現金強奪するというルック的にも煌びやかなシリーズですが、本作は南部の田舎町を舞台にホワイトトラッシュ(白人貧困層)の兄弟と服役中の爆破のプロが、自動車レースの収益金を狙うという「裏オーシャンズ的」な作品でした。
監督は「オーシャンズ」シリーズと同じくスティーヴン・ソダーバーグ。
2013年に一度は映画から引退しテレビやドラマで活躍していたものの、本作でハリウッドに復帰したそうですね。
僕はソダーバーグ作品って「オーシャンズ11」と「マジック・マイク」くらいしか観てない門外漢ですが、この人「セックスと嘘とビデオテープ」の監督だったんですね。(観てないけど)
ざっくりストーリー紹介
フットボール選手として期待されていたものの足の怪我が原因で建設作業員として働いている兄ジミー(チャニング・テイタム)と、イラク戦争で左腕を失ってしまい、町のバーを経営するクラウド(アダム・ドライバー)のローガン兄弟。
シャーロット・モーター・スピードウェイでの作業中に理不尽に解雇されてしまったジミーは、失意のなか別れた妻との間に生まれた愛娘に会いにいくが、二人は近々リンチバーグへと引っ越してしまう事を知る。
その夜ジミーが弟のクライドが経営する酒場に足を運ぶと、NASCARチームのオーナー マックスがクラウドの義手を嘲笑した事に怒ってマックスと喧嘩になり、クラウドはジミーの車に火炎瓶を投げ込む。
翌日、ジミーはスピードウェイの空調設備を利用してサーキットから一気に大金を奪い取る計画をクラウドに打ち明け、服役中の元金庫破りジョー( ダニエル・クレイグ)とその弟であるサムとフィッシュ。二人の妹であるメリー(ライリー・キーオ)と共に計画を立てるのだが……。というストーリー。
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「オーシャンズ」シリーズはプロの犯罪集団によるケイパーものですが、本作のローガン兄弟は犯罪に関してズブの素人だし、肝心のジョーやその兄弟もどうも頼りない。
当然、計画通り順調に進むわけもなく、バタバタしながら計画を進めていく様子を、南部の田舎町を舞台に、ゆるい空気感とオフビートな笑いを交えながら描いていくんですねー。
キャスト陣
そんな本作でローガン家長男のジミーを演じるのは「マジックマイク」や「21ジャンプストリート」「フォックスキャッチャー」など、コメディーからシリアスまで幅広い役を演じるチャニング・テイタム。
弟のクライドを演じるのは「スター・ウォーズ7~」でダースベイダーに憧れる中二病カイロ・レンや、「パターソン」でバスの運転手をしながら詩作に励む主人公を演じたアダム・ドライバー。
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服役中のジョーを演じるのは6代目ボンド役でお馴染みダニエル・クレイグです。
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ダニエル・クレイグはちょっと間抜けな爆破のプロジョーを喜々として演じてましたねーw
007シリーズ4作でよっぽどストレスを感じてたのかしら。
負け犬たちの一瞬の輝き
主人公のジミーは、怪我によってスター選手の道を絶たれ、職場からは突如解雇を言い渡され、愛する一人娘が引っ越すことすら知らされていないという散々な状況。
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弟のクラウドとともに、町の連中からは「ローガン家の呪い」と揶揄され、挙句、国のために戦って左手を失った弟を成金男に嘲笑されるに至って、ついに我慢の限界を迎えるんですね。
つまり強盗計画はジミーの、(理不尽な)世の中に対しての復讐でもあるのです。
そしてすったもんだの挙句、クライマックスのあるシーンでジミーの人生が(ほんの一瞬だけど)報われるわけです。
そんなジミーに僕が「うんうん、そうだよなー」なんてしみじみしていると、思いもよらぬ展開が用意されていて、思わず「ええーーーー!!」と本気で驚いてしまいましたよww
もしかしたら、これまでのソダーバーグ作品をほとんど観ていなかったからこその驚きなのかもですが。
ただ、そこからの“後始末”が結構ダラダラ続くのは、ちょっと切れ味が悪い気がしましたねー。
もうちょっとスッキリ幕を閉めることが出来たんじゃないかなー。ちょっと冗長だなーと思いました。
とはいえ、(「オーシャンズ」と比べると地味目な映画ながら)観てる間は十分に楽しめたし、ゆるい空気感や笑いに思わずニヤニヤしてしまいましたよ。
興味のある方は是非!!
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