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4作一気にレビュー!「デス・レース」シリーズ*ネタバレあり

ぷらすです。

今回は、「B級映画の帝王」ロジャーコーマン制作のカルト映画「デス・レース2000年」を「バイオハザード」シリーズや「エイリアンVSプレデター」のポール・W・S・アンダーソン監督でリメイクしたデス・レース』からの4部作を一気にご紹介ですよー!

一晩でシリーズ4本一気観はさすがにキツかったでござる!

あと、どうせ誰も観ないだろうからネタバレも気にせず感想を書きますよ。
なので、ネタバレ嫌って人は、シリーズ全部観てからこの感想を読んでください。

いいですね? 注意しましたよ?

概要

脱獄不可能の刑務所で繰り広げられる、“死のレース”へ出場を決意する男の試練を描くアクション・ムービー。インディペンデント映画で有名な、ロジャー・コーマンが手掛けた1975年の『デス・レース2000年』を『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が現代的なアレンジでリメイク。主演は『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサム。流血とスピードと破壊が支配する壮絶なレースシーンに圧倒される。(シネマトゥデイより引用)

感想

ロジャー・コーマン&「デス・レース2000年」とは

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ロジャー・コーマンは、自分のインディペンデント会社「ニューワールド・ピクチャーズ」で数々のB級ジャンル映画を制作・公開し「B級(低予算)映画の帝王」と呼ばれる男です。

低俗で安い映画を大量に作る一方で、ジョー・ダンテジェームズ・キャメロンロン・ハワードフランシス・フォード・コッポラマーティン・スコセッシなど後に有名監督や俳優となる若き才能にチャンスを与えた事でも有名。

デス・レース2000年」はそんなロジャー・コーマンプロデュースで1975年に公開されたカルト映画で、「キルビル」のデヴィッド・キャラダイン主演、ブレイク前の若きシルベスタ・スタローンが出演し、市民を轢き殺した選手にはポイントが入るという頭のおかしい自動車レースを描いた、いわば「地獄のチキチキマシーン猛レース」なんですね。

デス・レース」のザックリ設定とストーリー紹介

そんな「デス・レース2000年」を『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソンを初めとした監督たちが現代風にリメイクして復活させたのがこの「デス・レース」(2008)から始まるリメイクシリーズ。

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2012年、経済が破綻したアメリカでは治安が悪化し、どの刑務所も満員御礼状態。
「とても管理できない!」と政府は刑務所の運営を民間会社に委託して、民間会社は刑務所の囚人を利用して、マシンガンやミサイルランチャーで武装したモンスターカーで殺し合いOKの「デス・レース」をテレビ中継。これがストレスMAXの国民に大ウケして大人気番組になるんですね。

このレースには、囚人は5回優勝するとどんな凶悪犯も自由の身になれるという特典がついていて、すでに4回優勝して自由にリーチのかかった鉄仮面の男フランケンシュタインは最後のレースに臨むんですが、ライバルのマシンガン・ジョーの攻撃で車は大破。
フランケンシュタインは死んでしまうのです。

と、ここまでがこのシリーズの基本設定。

シリーズ1作目の「デス・レース」では、貧乏ながら真面目に働いて奥さんと赤ちゃんの3人で暮らしていた元レーサーのジェイソン・ステイサムが、ある日突然奥さん殺しの冤罪をかけられ刑務所に投獄。
デスレースプロデューサー兼女刑務所長はステイサムに、死亡した事を隠し大怪我を負ったと発表していたフランケンシュタインの身代わりとして、デス・レースに参加するように強要。
ステイサムも自由を得るためにこの話に乗り、3日間のデスレースで凌ぎを削るうちに妻殺しの真相に近づいていくーー という物語です。

仮面レーサーのフランケンシュタインは、元ネタ「デス・レース2000年」のほうでデヴィッド・キャラダインが演じた主人公。マシンガン・ジョーはスタローンが演じていたのを、ステイサムとタイリース・ギブソンという「ワイルドスピード」コンビが演じていて、通行人を轢き殺すとポイントになるという設定はさすがに止めて、刑務所内に作られたコースでレースをするという設定に変更。車の方も今風(というかほぼマッドマックスだけどw)なカッコイイデザインになっているのです。

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つまり、元ネタの設定は生かしつつ、マッドマックスxワイドスピードみたいな映画になってるんですねー。

で、最初は正直「どうせ昔の映画をデザインだけ今風に変えただけのリメイクなんでしょ」とナメてかかってたわけですが、いやいや、(もちろんツッコミどころはあるけど)思ったよりずっとちゃんとしてたし車のデザインも超カッコよくて、個人的には大満足でしたよ!

レースの、車に搭載された銃火器は地面に埋め込まれたスイッチを車で踏まないと使えないルール設定とか中々凝っていたし、それぞれの車のギミックや女性ナビゲーターとドライバーの二人一組という設定も、その後の展開に生かされてたり。

また自動車整備のメカニックを務めるクルーの二人、「ジョン・ウィック」シリーズのイアン・マクシェーン(役名コーチ)、TVドラマを中心に活躍しているフレデリック・コーラー(役名リスト)もいい味を出してました。 

ただ、本作があまりにも綺麗に終わっていたし、ステイサムも出ない続編を一体どう作るんだろう? と。

デス・レース2」(2010)

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というわけで、すぐに続編「デス・レース2」を鑑賞。

経済破綻で治安が悪く、刑務所の運営を民間に任せるという世界観の基本設定はどうやら同じみたい。

で、今回の主人公を演じるのがイギリス人のミュージシャンで俳優のルーク・ゴス。

って、ステイサムの廉価版かよ!!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ

いや、確かに頭頂部だけはステイサム感あるけど、ステイサムと比べると、なんかスッゴイ弱そうなんですよねー。

と、若干がっかりしつつ観ていると、前作でメカニックを務めたリストがゴスと一緒に入所してる?? コーチがいなくなってる?? って、ダニー・トレホ出てるじゃん。

っていうか、デス・レースじゃなくてデスマッチが放映されてる????
あれ? 14Kって前作でサクッと死んだ奴じゃん?????

デス・レース2」じゃなくて「デス・マッチ1」なの??
レンタルするタイトル間違えた???

と混乱しつつ観ていると、女プロデューサーが「デス・レース」を発案し、「なるほど! 続編だけど前日譚に遡るパターンかー!!」と納得。

で、そこからゴス、トレホ、リスト、紅一点のカトリーナ(タニット・フェニックス)がチームを組んで、「デス・レース」が始まるわけです。

前作ではただのチョイ役で雑魚だった中国人の14K(ロビン・ショウ)も大活躍して中々面白くなってるんですが……、デス・レース」が始まるまでの前フリが長いよ!!

なんて文句言いながら観ていると、ラストで衝撃の展開が!

なるほど、これフランケンシュタイン誕生の物語だったのかーーー!!

いやいや、こうなると俄然続きが気になるってもんで、即「デス・レースインフェルノ」を観ましたよ!!

デス・レースインフェルノ」(2013)

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前作「デスレース・2」ラストで顔面が焼けただれ、鉄仮面レーサーのフランケンシュタインとなった主人公のゴス。

なんと、序盤でイキナリ前作で刑務所を運営していた会社がM&Aされるんですが、新オーナーが超イヤな奴なうえに野心家でしてね。

超人気番組となったデス・レース」を世界各国で展開するという計画を打ちたて、フランケンシュタイン、トレホ、リスト、カトリーナのチームは南アフリカでレースをすることになります。

で、レースで勝つ事に焼けただれた顔面を整形で元に戻していく&5レース買ったらチーム全員自由の身という約束を前オーナーに取り付けていたゴス。その代わりに誰にも正体を知られてはいけないと言われてたわけですが、南アフリカについた途端乱チームの仲間たちに身バレします。

そんなこんなでギクシャクしつつもレースはスタートし、色々あってチームは晴れて自由の身となるんですが、リストだけは外の世界が怖いので刑務所に残ることになってめでたしめでたしというオチでした。

この南アフリカ縦断レースっていう設定は、多分元ネタである「デス・レース2000年」を踏襲したんでしょうが、そのせいで主人公の車が変わったりシリーズとしての流れが途切れた感じになっちゃって、ちょっと(´ε`;)ウーン…って感じでしたねー。

っていうか、これまでステイサムのデス・レース」に繋げていくプリクエルとして進んでいたハズのシリーズが、フランケンシュタインことゴスが自由の身になったことでどう繋がっていくのか、続きが超気になるじゃないですか!

というわけで、すぐさま「デス・レースアナーキー」をデッキにONしましたよ!

デス・レースアナーキー」(2018) 

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経済破綻によって犯罪率が爆発的に増加した近未来。
あまりに犯罪者が増えたので、高い壁を造って町一つを巨大刑務所にし、フランケンシュタインはその町に君臨する悪の魔王になっていましたとさ。

……って、続きちゃうんかーーーーい!!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ

何かステイサムの「デス・レース」飛び越えちゃったよ!
もはや、「デス・レース」ほぼ関係ないよ!

トレホ、シャバで悠々自適の生活だよ!

っていうかリストお前、いつまで刑務所にいる気だよ!

えー……途中で寝ました。
内容もウダウダグダグダで絶望的に面白くなかったです。
前作での引きは一体何だったんだっていうね。

いや、途中で寝たので内容はよく分からないんですけどもw

というわけで僕の中では「デス・レース」は3部作。4なんてなかったんや……(遠い目
という結論に達しました。

あと、一日で4本はさすがに疲れるので、映画は一日3本までにしましょうw

興味のある方は是非!

 

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