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“NYウロウロ映画”かと思ったら…「さよなら、僕のマンハッタン 」(2018)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、「アメージング・スパイダーマン」や「gifted/ギフテッド」のマーク・ウェブ監督作『さよなら、僕のマンハッタン』ですよー!

観る前は「どうせアレだろ? 主人公がNYをウロウロする映画なんだろ?」と、若干ナメてたんですが、実際観てみたら結構好みな映画でしたよー。

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概要

(500)日のサマー』などのマーク・ウェブ監督が、サイモン&ガーファンクルの名曲「The Only Living Boy In New York」に乗せてつづるラブストーリー。ニューヨークを舞台に、親元を離れた青年が隣人との交流や恋愛、父親の不倫を経て成長していく姿を描く。『クィーン アンド カントリー』などのカラム・ターナーが主人公を演じ、『アンダーワールド』シリーズなどのケイト・ベッキンセイル、『007』シリーズなどのピアース・ブロスナン、オスカー俳優ジェフ・ブリッジスらが脇を固める。(シネマトゥデイより引用)

感想

僕は何となく、ニューヨークの映画というとミニシアター系の私小説映画っていう勝手なイメージがありまして。

一時期、ミニシアター系の映画ばっか観ていた時期があって、その時の印象が強かったのかもしれません。

で、ニューヨークを舞台にしたミニシアター系映画で言うと、「主人公がNYをウロウロする系映画」っていう系譜があるような気がするんですよね。

売れないミュージシャンが猫とニューヨークをウロウロする「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2014)とか……うーん、あとはちょっと思い出せないですけど。

で、最初この映画もそういう「NYウロウロ映画」だと思ってたわけですよ。

特に大きな事件は起こらないけど、夢も目的もない青年がNYをウロウロして、小さな出会いを繰り返すうちに少しだけ成長する的なヤツかと。

で、実際観たら、全然違う映画でしたねー。(いや、当たらずとも遠からずなのかな?w)

ざっくりストーリー紹介

大学を卒業して一人暮らしを始めた青年トーマス・ウェブ(カラム・ターナー)は、一夜を共にしたガールフレンドのミミ(カーシー・クレモンズ)にご執心だけど、ミミの方には遠距離恋愛の彼氏がいて、近々夢を叶えるためニューヨークを離れるのでつれない様子。

そんなトーマスは、彼の暮らすアパートに引っ越してきたW.F.ジェラルド(ジェフ・ブリッジス )というオッサンと仲良くなり、色々アドバイスを貰うようになり、次第に仲良くなっていきます。

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そんなある日、トーマスは偶然、父親のイーサン(ピアース・ブロスナン)の浮気現場を目撃してしまい……。という内容。

で、確執のある父親の浮気相手を探るうち、トーマスは自分の出生の秘密を知るわけですね。

マーク・ウェブの半自叙伝?

この作品は、 “ブラックリスト”(映画化が実現していない優秀脚本リスト)の中から、監督のマーク・ウェブが「いつか映画化したい」と、長編デビュー作「(500)日のサマー」より前から温めていた作品だそうで、今回ついに念願叶ったんだそうですね。

また、「(500)日のサマー」で一躍脚光を浴び、「アメージング・スパイダーマン」で失意のどん底まで落ち、「gifted/ギフテッド」で初心に帰って、本作でアメスパの本拠地であるNYに舞い戻ったマーク・ウェブが、主人公トーマス・ウェブに自身を投影した半自叙伝的な物語と言えるのかもしれません。

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物書きの道を父親(編集者)の一言で諦め、自分は父親に嫌われてると思い込んでたけど、実はそうじゃなかったっていう内容ですしね。

とはいえ、本作の評価はあまり高いわけじゃないみたいですが。

まぁ、物語自体は結構ベタなメロドラマでもあり、よくある話っちゃあよくある話で、それ以上でもそれ以下でもないって感じですし、僕も「この映画サイコー!」ってほどのテンションではないんですが、でも、そこまで悪くはないっていうか、好き嫌いで言えば、じんわり好きな映画だったりします。

父親のイーサン視点で観れば、結構グッときてしまう感じでしたしねー。

主役のカラム・ターナーを脇で支えるピアース・ブロスナンジェフ・ブリッジスが、個人的には良かったですねー。

90分弱という上映時間も、この物語のサイズ感としては丁度いい感じでしたよ。

興味のある方は是非!

 

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