ぷらすです。
今回ご紹介するのは、前回ご紹介した「バットマン フォーエヴァー」の続編となる『バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲』ですよー!
前回あれほど悪し様に罵っておいて、何故観たのかと言われてしまいそうですが、だって2本一緒にレンタルちゃったんだもの!
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
好調「バットマン」シリーズ4作目の敵は、ゴッサム・シティを氷の王国に変えるという野望を抱く“Mr.フリーズ”。彼はもともとノーベル賞に輝くほどの高名な分子生物学者だったが、研究所の爆発事故で凍結液を浴び、身も心も氷のように冷酷になってしまったのだ。演じるのは、悪役は「ターミネーター」以来なんと13年ぶりのアーノルド・シュワルツェネッガー!(allcinema ONLINEより引用)
感想
前作「~フォーエヴァー」の大ヒットで制作された本作ですが見事に大コケ。第18回ゴールデンラズベリー賞では9部門ノミネート(内一部門受賞)という不名誉な記録を残し、企画していた続編の話も白紙に…と、映画版バットマンの黒歴史として名を残しているんですね。
ただ、ちょっと待って欲しい。
本作の興業不信は本作だけの問題でなくて、ティム・バートン監督の「バットマン リターンズ」を観たファンが期待して観に来た→「~フォーエヴァー」大ヒット→しかし多くの観客が失望し離れる→残ったファンは「でも、シュワちゃんが出るし…」と一縷の望みをかける→「ふざけんなー!ヽ(`Д´)ノ」→大・失・敗。っていう流れなんじゃないかと思うんですね。
個人的な感想としては、この映画はむしろ、前作「~フォーエヴァー」に比べれば幾分マシになってると思いました。
乳首問題
本作は、ゴードンから「Mr.フリーズが宝石店を襲ってる」と連絡が入ったブルースが、バットマンに変身して出動するシーンからスタート。
前回、「なぜ尻のアップ!?」と書いたんですけど、もう今回はオープニングからいきなり、尻、股間、尻、股間、乳首のアップ……ん? ちょっと待て……って…
乳首ーーー!!
バットマンスーツに乳首付いとるがな!
実は気づいてなかったんですが、前作でもバットマンスーツに乳首がついてたらしいんですよね。
ただ、作品後半では乳首なしのスーツになってて観客がホッとしたのも束の間、乳首はロビンのスーツに移動してたそうです。
そして本作では、開き直ったように冒頭からバットマンスーツに乳首が復活。
が、後半のスーツ変更で再び乳首が消たと思ったら、ロビンとバットガール(アルフレッドの姪っ子)のスーツに乳首がついて……って、どんだけ乳首好っきゃねん!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ
そんな感じで、本作では前作以上に、メガホンを取ったジョエル・シュマッカーの趣味が大爆発していましたねーww
本作も豪華キャストの無駄遣い
さらに、前作に引き続き、本作でも豪華キャストが登場。
まず、バットマン/ブルース・ウェインが前作のヴァル・キルマーからジョージ・クルーニーに変更。
いや、う、うーん…、まぁヴァル・キルマーに比べれば幾分マシ?…かなぁ?
で、本作のヴィランは、なんでも凍らしちゃう冷凍人間 Mr.フリーズ&自然保護過激派の植物人間 ポイズン・アイビー&「ダークナイト ライジング」でバットマンを苦しめたベインの三人。
まぁ、本作でのベインはポイズン・アイビーの家来で、知能はほぼゼロなんですが、
Mr.フリーズを演じるのはみんな大好きアーノルド・シュワルツェネッガー。
ポイズン・アイビーは、「キル・ビル」のユマ・サーマンがそれぞれ演じていますよ。
バットガールは、「聖なる鹿殺し」でお母さんを演じたアリシア・シルヴァーストーン、ロビンとアルフレッドは、前作に引き続きクリス・オドネルとマイケル・ガフが演じています。
ヴィランに全く中身がなかった前作とは違い、本作のMr.フリーズは難病の妻を救うため冷凍保存しようとするも失敗。自分が冷凍人間になってしまったという設定。
悪事を働くのも、妻の治療費を稼ぐためというバックグランドがあるんですね。
その辺はさすがに大スターのシュワちゃんに気を使ったのかな?
ユマ・サーマン演じるポイズン・アイビーは、前作で言えばジム・キャリー演じるリドラー的ポジションなんですが、一応、人間の環境破壊によって植物が絶滅するのを防ごうという研究をしている化学者で、その思想が強すぎて人間を全滅させるという過激思想になったという背景があるんですよね。
ただ、やっぱり前作のニコール・キッドマンと同じく、扱いが酷いなーって思いました。何故かジョエル・シュマッカー監督が描く女性はみんな下品で安い女っぽくなるんですよね。ナンデカナー?(棒
家族の物語
本作のテーマは「家族」です。
長いあいだアルフレッド以外に心を許せる人間がいなかったバットマン/ブルース・ウェインが、不器用ながらロビンや、バットガールと擬似家族のような関係を築いていく様子がメインで描かれていて、映画だけ観てる人はこの展開に違和感があるかもですが、原作コミックやアニメではお馴染みのストーリーなんですよね。
で、そこに焦点をあてて、Mr.フリーズと奥さんとの家族愛を絡めているところは、評価出来るかなって思ったりします。
まぁ、そうは言っても前作同様、脚本は無茶苦茶だし、映画としても出来は悪いんですけどね。
興味のある方は是非!
▼よかったらポチっとお願いします▼
▼関連作品感想リンク▼