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J・K・ユニバース 「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(2018)

ぷらすです。

今回ご紹介するのはJ・Kローリング原作・脚本の「ファンタスティック・ビースト」シリーズ第2弾『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』ですよー!

ハリーポッターシリーズには上手く乗れなかった僕でしたが、前作の不思議生物の可愛らしさにすっかりやられた&ニュートを始めとした各キャラクターも好き(特にジェイコブ)だったので、続編となる(タイミングが合わず映画館では観られなかったですが)本作も楽しみに観たんですけど、んんん~?? ってなってしまいましたねー。

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概要

ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングが脚本を手掛け、エディ・レッドメイン演じる魔法動物学者を主人公にしたファンタジーシリーズの第2弾。パリの魔法界にやって来たニュート・スキャマンダーたちの戦いが展開する。敵役のジョニー・デップ、若き日のダンブルドア役のジュード・ロウらが共演。監督は、前作に引き続きデヴィッド・イェーツが務める。新たに登場する魔法動物も活躍。(シネマトゥデイ より引用)

感想

J・K・ユニバース

前作「 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」は、イギリスの魔法使いで魔法生物学者であるニュート・スキャマンダーエディ・レッドメイン)が“ある目的”のため渡航したNYで、偶然出会った魔法省の職員ティナキャサリン・ウォーターストン)やパン屋になりたい人間のジェイコブ。他人の心が読めるティナの妹クイニー(アリソン・スドル)と出会い、またNYを騒がせる事件に巻き込まれていく。というストーリー。

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ニュートが持ち歩くスーツケースの中では様々な魔法動物が飼われていて、ケースから逃げ出して騒ぎを起こす動物たちを捕まえるのに、ニュートとジェイコブのデコボココンビが右往左往しながら友情を深め、お堅いティナと緩いニュートが惹かれあっていく様子が微笑ましかったりと、とても面白かったんですよねー。

で、本作。

前作の4人がメインの物語を期待して観たんですけど……んんん~?と。

前作はニュートたち&魔法生物の物語と、悪名高い闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドジョニー・デップ)がオブスキュラスを宿す少年クリーデンスエズラ・ミラー)を唆してNYに騒動を起こす物語の2本の柱で構成されていたんですが、本作でメインとなるのは後者なんですよね。

 

前作でクリーデンスは死に、ゲラート・グリンデルバルドは逮捕されたんですが、本作のアバンでグリンデルバルドが脱走するところから物語がスタート。

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さらにニュートがNYに渡ったのは、若き日のダンブルドアジュード・ロウ)の差金だった事も分かるんですねー。

んんん~??

さらに死んだと思われたクリーデンスがパリで生きていることが分かり、ダンブルドアからパリに向かいクリーデンスの保護を要請されるニュート。

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自宅に戻るとジェイコブとクイニーが訪れ、記憶を消されたジェイコブはクイニーによって記憶を取り戻したこと、二人は新婚旅行でイギリスにやってきた事を告げるも、人間(マグル)と魔法使いの結婚は犯罪なので、好き合っていても結婚出来ない事に業を煮やしたクイニーが、ジェイコブに“惚れ魔法”を掛けて強引に連れてきた事が分かります。

それが原因で二人は言い合いになり、クイニーはクリーデンスを探すティナのいるパリに行ってしまう。

ニュートとジェイコブも二人を追ってパリに行き、そこで再び騒動に巻き込まれるというストーリー。

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劇中ではダンブルドアとグリンデルバルドの関係やクリーデンスの出自も判明し、さらに「ハリー・ポッター」シリーズで登場するキャラクターも前身の姿で登場するんですよ。

「あー、そっちかー…」と。

つまり本シリーズはMCUマーベル・シネマティック・ユニバース)ならぬJ・K・U(J・K・ローリングユニバース)であり、「スターウォーズ」で言えばハリー・ポッターへと繋がる“エピソード1~3”だったわけですね。多分。

魔法生物の活躍は少なめ

前作では大活躍しストーリー上も大きな役割を果たした魔法生物たち。
本作でも前作から引き続き、光り物大好きなニフラーと木の枝みたいなボウトラックルが登場。
また、海に生息する馬やドラゴンのような外見で体毛が海藻みたいなケルピーや、中国に生息しているズーウーなども登場し、日本からは河童が参戦しています。

ただ印象としては前作ほど出番も多くないし、それほどストーリーにも関わってない感じなんですよね。
本作のストーリーの主軸は、あくまでクリーデンスの出自とグリンデルバルドが巻き起こす事件と、それに翻弄されるニュートたちの物語。
そして今後は「ハリー・ポッター」でも描かれた正義の魔法使い集団vs闇の魔法使い軍団の戦いへと大きく舵を切って行くっぽいんですよね。

それは悪くないと思うしどんな展開が待ってるか気になるところですが、前作を観て「ハリー・ポッター」と世界観は共有していても、正義対悪の戦いを描くストーリーではないと思ってたのでちょっとビックリでしたねー。

あなた、そんな子じゃなかったでしょ!

ただ一つ文句を言うなら、本作でのクイニーがねー。
前作では姉のティナとは対になるような先進的な思想の持ち主で、ノーマジー(非魔法使い)であるジェイコブに恋したりするところや、全体的にふんわりした若干不思議ちゃんな感じが良かったんですよね。ジェイコブとセットで癒し枠キャラというか。

ところが本作では、冒頭からジェイコブに魔法をかけて操るような真似をしたり、さらに終盤ではあんなことになってしまって……。

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あなた、そんな子じゃなかったでしょ!って思っちゃいました。
いや、気持ちは分かるしキャラ的にも矛盾はないんですけどねー。(´ε`;)ウーン…

っていうか、前作ではジェイコブとクイニーがコメディーリリーフとして物語に軽さを与えてくれてたんですが、本作はそれがない分物語がグッと重くなってしまって、(僕を含めた)前作のあの感じが好きな人にはちょっと辛かったかなー?って思いましたねー。

とはいえ魔法世界の街並みの精巧なセットや小道具の数々、魔法生物や冒頭の脱獄シーンなどなど、見所は多いし見ごたえもある作品だったと思います。

興味のある方は是非!!

 

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