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巨大人食いヘビxヒップホップ「スネーク・アウタ・コンプトン」(2019)

ぷらすです。

今回ご紹介するのはコンプトンのラッパーが巨大ヘビと戦うバカ映画『スネーク・アウタ・コンプトン』ですよー!

感想を書いた前2作が結構重めの映画で頭が疲れたので、ここらで一気に知能指数を下げてやろうと思ってレンタルしてきましたよw

アサイラム」系の映画って言えば、分かる人には大体どんな映画か分かってもらえるんじゃないでしょうか。

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画像出典元URL:http://eiga.com

概要

カリフォルニア州コンプトンに突如現れた巨大なヘビを相手に、ラップで戦う人々を活写したパニックムービー。監督は『アンナチュラル』などのハンク・ブラクスタンが務める。リッキー・フラワーズ・Jr、モータウン・モーリス、ドンテ・エシエンらが出演した。(シネマトゥディより引用)

感想

色々混ぜてみただけの“出オチ”映画

タイトルから分かるように、この作品は伝説的ヒップホップ・グループ、N.W.Aの結成から脱退、再結成までを描いた伝記的音楽映画「ストレイト・アウタ・コンプトン」のパロディー映画なんですが、映画冒頭は航空パニック映画+ヘビを組み合わせた「スネーク・フライト」のパロディからスターとし(ヘビ繋がり)、そこにデンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞した「レーニングデイ」のパロディも入れて(荒れた地区繋がり)、巨大人食いヘビを登場させてみましたっていう、完全に思いつきだけで作った出オチ映画です。

多分、アサイラムの「サメ映画」と同じで、劇場公開はせずに有料ケーブルテレビで放送する用に作られた「テレビ映画」だと思うんですよね。

なので、内容や映像のクオリティーの方は推して知るべしって感じで、ただただバカバカしくて下品なコメディー。
アメリカのヒップホップ事情を知ってればまだ楽しめたかもですが、僕は正直音楽は全然なので、(´ε`;)ウ,ウーン…って感じでしたねー。

まぁ、“そういう映画”って分かってレンタルしてきこっちが悪いんですけども。

ざっくりストーリー紹介

アメリカで最も犯罪率の高い都市とされるカリフォルニア州コンプトン。

その上を通るジェット機から「マザー〇ァッカー!」という叫びとともに、一匹のヘビが落っこちるところから物語はスタート。(スネーク・フライト

そのヘビは悪徳刑事と新米刑事のバディの車(トレーニングデイ)に落っこちて、メジャーデビューを夢見るラップグループの若者たち(ストレイト・アウタ・コンプトン)の家の前で死んでいるわけです。

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画像出典元URL:http://eiga.com / どこかで見たような刑事が二人

それを発見したのはラップグループのメンバーとルームシェアしている科学オタクの童貞。蛇のお腹には卵が入っていてすぐに赤ちゃんヘビが生まれます。

オタク童貞は赤ちゃんヘビに、自分のナニを大きくするため開発した“成長ビーム”を浴びせて巨大化させようとするんですが、下の階でパーティーを始めたラップグループのせいで実験は失敗に終わり、ヘビには逃げられてしまうのです。

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画像出典元URL:http://eiga.com / 自分のナニを大きくするため作った謎のビームをヘビに照射!

そして、そのヘビは食欲のままに人間を食べまくって巨大化。

そんな巨大ヘビから故郷を守るため、ラップグループは熱いビートとラップを武器に巨大ヘビと戦う。というストーリー。

何を言ってるのか分からないと思いますが、僕も分からないので大丈夫です。

っていうか、この手の映画でストーリーなんてあってないようなもので、とにかくアイデア一発、ケーブルテレビを観てるボンクラの興味を惹くタイトルさえつければOKっていう、そういうタイプ(出オチ)の映画ですからね。

B級C級当たり前、巨大生物パニック映画

主にドライブインシアターで上映されるような低予算映画を量産していたB級映画の帝王ロジャー・コーマンや、トロマ映画。

時代がテレビに移ると、その流れを組んでケーブルテレビを主戦場に低予算のサメ映画や巨大生物パニック映画が作られるようになります。アサイラムなどが代表格ですね。

そうした映画では大抵、マッドサイエンティストが魚類や爬虫類を巨大化させていて、その中でもヘビはこれまで数々の映画で登場してきた、“その筋”では人気生物なのです。

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画像出典元URL:http://eiga.com / こんなに大きくなりました。

巨大生物パニック映画とパロディ映画のハイブリット

“その筋”ってどの筋だよって話ですが、まぁいるんですよ。
(僕も含めて)そういうバカバカしいダメ映画を好んで観るボンクラファンが一定数。

だから「サメ映画」にしろ「巨大生物パニック映画」にしろ、毎年多くの低予算作品が作られるわけです。

また、海外ではパロディ文化が成熟していて、有名作品はすぐにパロディ映画が作られるんですよね。

最近の日本だと、“パクリ”も“パロディ”も一括りにされてすぐ怒られるので、パロディ文化は絶滅寸前ですけども、海外はパクリにはうるさいけどパロディには寛容な文化が根付いていて、パロディ作品に本人が登場することも少なくないようです。

本作でも、有名ラッパーがカメオ出演しているんだとか。(僕は気づかなかったですけども)

なので、アメリカのヒップホップが好きな人なら、本作は案外楽しめるのかもしれませんね。

興味のある方は是非!

 

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