ぷらすです。
今回ご紹介するのは、「ワイルド・スピード」などに出演しているジョニー・ストロング主演のゾンビ映画『デイライツ・エンド』ですよー!
日光が弱点で夜しか活動しない「アイ・アム・レジェンド」型ゾンビを狩るさすらいのゾンビハンターが、たまたま助けたヒロインが所属する生存者グループの脱出を手助けするという、「マッド・マックス」系ゾンビアクションです。
画像出展元URL:https://www.amazon.co.jp/
概要
謎の疫病によって多くの人間がクリーチャーと化した近未来を舞台に、愛する者をクリーチャーに殺された男の壮絶な復讐を描いたサバイバルアクション。地球上で原因不明の疫病が蔓延し、感染した人々は凶暴なクリーチャーと化した。愛する女性を奪われた一匹狼のロークは、廃墟となった警察署に潜伏中の生存者グループと出会う。クリーチャーへの復讐に燃えるロークと、安全地帯への脱出を望む生存者たちは、手を組んでクリーチャーたちのアジトに攻撃を仕かけるが……。ローク役に「ワイルド・スピード」のジョニー・ストロング。(映画.comより引用)
感想
マッド・マックス+アイ・アム・レジェンド
この作品、映画秘宝復活号の中で紹介されていたのを読んで興味がわいたので、アマプラで鑑賞しましたよ。
いわゆるゾンビサバイバル映画なんですが、本作のゾンビは日光に弱く昼間は暗闇で寝てるけど夜になると元気モリモリで走り回るという「アイ・アム・レジェンド」型ゾンビ。
昼型が多いゾンビ界隈ではあまり見かけない珍種で、例え噛まれなくても(ゾンビの)血を浴びただけで感染してしまうという設定もかなり珍しい感じでした。
そんな夜型ゾンビと対峙する主人公は、アルファというゾンビに愛する人をゾンビにされて以来、復讐のため一匹狼のゾンビハンターとして放浪しているローク(ジョニー・ストロング)。
道すがら、盗賊に襲われていたヒロインのサム(チェルシー・エドモンドソン)をたまたま救った事から、なりゆきで彼女の属するコミュニティーが生き残った人間の住居地区があるハバへの脱出する手助けするという「マッド・マックス」的なストーリーなのです。
窓ガラス部分を金網で覆っただけという地味改造の70年式プリムスロードランナーで颯爽と現れ、街はずれのレストラン?で女ゾンビが眠っていた冷蔵庫にチェーンを引っかけて車で屋外に引きずり出して日光で焼き殺す冒頭シーンは、本作のゾンビの特徴を端的に説明しながら同時に主人公のカッコよさも見せるというスマートな演出で、これからの展開を期待させるには十分。
ちなみに、ロークを演じるジョニー・ストロングはアクション俳優、ミュージシャン、格闘家、ナイフ職人という多彩な顔を持っているのだとか。
ただ、射撃・格闘訓練やナイフ作りが忙しくて滅多に映画出演しない、いわゆるガチ勢な人らしいです。(映画秘宝情報)
映画中盤で見せる彼の肉体は、いわゆる筋肉太りのシュワちゃん系モリモリマッチョな体形ではなく、細見の体に針金を巻き付けたようなブルース・リー型の細マッチョ体形でしたよ。
サムを無事アジトに送り届けたロークでしたが、よそ者を信用しないコミュニティーメンバーは彼を牢屋に投獄(アジトは廃墟になった警察署)。
その夜、監視カメラを破壊し建物に侵入したゾンビを脱獄したロークが退治したことで彼は信用を得るんですが、その時、宿敵アルファを発見。
サムが見つけた飛行機でハバへ向かうため、飛行場まで走れる車を見つけて昼間のうちに脱出したいコミュニティーの面々に、リーダーのアルファを倒せば次のリーダー争い?に忙しいゾンビは襲撃してこないと主張するローク。
結果、サム達は車を探し、ロークの意見に同調した数名がアルファ率いるゾンビ軍団が眠るホテルに向かうのだが――という展開になっていくんですね。
劇中のほとんどがガンアクション&戦略的なゾンビ軍団
しかしこの作品、そうしたストーリーや展開はオマケみたいなもので、144分のほとんどが次々襲い掛かるゾンビ軍団を銃で撃ちまくるガンアクションに費やされています。
アジトやホテルの限られた空間や高低差を使った本格ガンアクションは中々見ごたえがありますが、あまり画が変わらないので途中で若干飽きちゃうんですよねw
またゾンビの親玉アルファはかなり頭が切れる奴で、撃たれても平気なように防弾チョッキに身を包み、サム達の脱出を妨害するため警察署の出口に廃車でバリケードを作り、ローク達の襲撃を見越して罠を仕掛けるっていう、もはや喋れない&武器を使わない以外は人間とほぼ変わらないんですよね。
ツッコミどころ満載
そんなアルファにまんまとしてやられ、仲間を全員殺されたロークは大量のゾンビ引き連れてバスに乗り込もうとするコミュニティーがいる警察署に向かって逃げてくるんですよ!
お前何してくれとんねん!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッっていうねw
で、結局逃げ込んだアジトで最終決戦となるわけですが、仲間もリーダーも次々殺されて、もう大惨事ですよ。
さらにロークは反省するどころか、仲間の一人(仲間を見捨てようとするやつ)が車で逃げようとするのを見つけたロークは「コイツを囮に使おう(`・ω・´)キリ」とか真顔でクズ発言する始末。
最初にロークを牢屋に閉じ込めたリーダーの判断は正しかったよ!
サム達を逃がす手助けどころか、コイツのせいで被害が拡大しとるがな。
まぁ、そんなツッコミどころ満載の展開を、仲間が死ぬ間際のエモい演出と絶え間ない銃撃戦でごまかしながら物語は進んでいくんですよね。
それでも何とか観てられるのは、ウィリアム・カウフマン監督のリアルなガンアクション演出とジョニー・ストロングの身のこなしあればこそですかね。
なので、ガンマニアやアクション映画好きな人なら、結構楽しめるのではないかと思いましたよ。
興味のある方は是非!
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