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「ヒューマンキャッチャー」(2003) 感想

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画像出典元URL:http://eiga.com/

 

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、日刊オレラや他の媒体でも活躍中のライター、たまさき りこさんに教えていただいた、フランシス・フォード・コッポラ製作総指揮のホラー映画『ヒューマンキャッチャー』ですよー!

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概要

23年ごとに訪れるという『都市伝説』の恐怖を描き大ヒットしたティーンズ・ホラー『ジーパーズ・クリーパーズ』の続編。
本作では、田舎の一本道で突如クリーパーに襲われる高校生たちの恐怖を描く。
製作総指揮は前作に引き続き、フランシス・フォード・コッポラ
監督もおなじくヴィクター・サルヴァがメガホンを取る。

 

あらすじ

本作は前作「ジーパーズ・クリーパーズ」の4日後の話。

夕暮れのトウモロコシ畑で、カラスよけのカカシを立てる少年。
厳格で頑固な親父、年の離れた兄、それに一匹の飼い犬と暮らしてるらしい。

突如犬が吠え出し、少年が違和感を感じて目を上げると、そこにはカカシに化けた人食いの怪物「クリーパー」が。
クリーパーに捕まった少年を助けようと、兄と親父は必死に追いかけるも、クリーパーは少年を捕まえたまま飛び去ってしまう。

その翌日、高校バスケチームとチアの女子を乗せたスクールバスが突然パンク。
見ると、切り裂かれたようなタイヤに突き刺さっていたのは手裏剣のような武器だった……。

 

感想

実は僕は前作を観てないので、クリーパーの細かい設定はよくわかってないんですが、どうやら「クリーパー」は大昔から生きている元人間で、23年に一度、23日間人を襲い食べ続ける不死身の怪人らしいです。

前作では『謎の怪人』だったクリーパーですが、今回は正体が分かっているので、最初から文字通りエンジン全開。

それもその筈で、トウモロコシ畑で少年を襲ったのが22日め、高校生のスクールバスを襲ったのは23日目で、クリーパーはその間に沢山の人を誘拐したという情報が、スクールバスのラジオから聞こえてきます。

つまり、クリーパーにとっては、その日が新鮮な人間を食べられる最終日。
次の『狩り』は23年後ですから、テンションMAXなのも致し方なしです。

多分、スーパーの特売で買いだめしてるときの主婦みたいな気持ちなんでしょう。

ちなみにクリーパーの趣味はホームメイドで、食べられなかった部位を加工して、お手製のナイフや手裏剣を作り、自分の「作品」で23年に一回の狩りを楽しむという、釣り好きのオッサンのような一面も。

そんなクリーパーが目をつけたのがスクールバス。
今までは一人二人の人間を地道に狩ってたのが、コストコの食材なみに大量の人間がひと箱に入ってるわけですからね。そりゃテンションも上がるというものです。気持ちは分かるよクリーパー。

本作は、ざっくり2つのパートに分かれてます。

前述の息子をさらわれて復讐に燃える父親のパートと、いきなり謎の人食いモンスターに襲われてパニック状態の高校生たちのパート。

物語のメインは高校生たちのパートで、バスの中という狭い空間でクリーパーに襲われ、極限状態での仲間割れや、助け合いといった人間模様が丁寧に描かれていながら、エンターテイメント性もしっかり抑えているので楽しく観ることが出来ます。

また、前作はクリーパーの正体という謎解き要素で物語を牽引していた(らしい)んですが、本作はいかにクリーパーから逃げ延びるかがメインのパニックアクションが前面に出ているので、ホラー的な怖さよりサスペンス的ハラハラ感を楽しめると思います。

さらに後半は前述の親父とクリーパーとの対決もあり、ヒーロー映画的ドキドキも味わえるという実に楽しくお得感のある作品でしたよ!

興味のある方は是非!

 

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