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「カンフー・パンダ 2」(2011) 感想

ぷらすです。
今回ご紹介するのは、先週ご紹介した『カンフーパンダ』の続編、『カンフーパン2』ですよー!

▼カンフーパンダ感想▼

aozprapurasu.hatenablog.com 

前作があまりに面白かったので、返却したその日にレンタルしてしまいましたー!

 

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画像出典元URL:http://eiga.com/

概要

前作のヒットを受けドリームワークスでが製作した3Dアニメ映画 第2弾。
前作では語られなかった、主人公ポーの出生の秘密が明らかになる。
監督は前作のマーク・オズボーン&ジョン・スティーブンソンに代わってジェニファー・ユーが務めた

主役のポー役 ジャック・ブラックを始め、ダステティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリージャッキー・チェンなどのレギュラーメンバーに加え、本作では孔雀のシェン大老役にゲイリー・オールドマンなど、前作同様豪華俳優陣が声優として参加しており、製作総指揮を「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロが務める。

 

あらすじ

前作でカンフーをマスターして「龍の戦士」となったパンダのポー(ジャック・ブラック)は、仲間のマスター・タイガー(アンジェリーナ・ジョリー)、マスター・モンキー(ジャッキー・チェン)、マスター・ヘビ(ルーシー・リュー)、マスター・カマキリ(セス・ローゲン)、マスター・ツル(デヴィッド・クロス)のカンフー・ファイブと共に、谷の平和を守っていた。

一方、火薬に異常な執着を持ち、大砲を持ってカンフーを滅ぼして自ら中国全土を掌握しようと企む孔雀のシェン大老ゲイリー・オールドマン)は、ついに大砲を作り上げ、自分を追い出した祖国に帰還。国王亡き後、代わりに国を収めていたマスター・サイを殺害し国を乗っ取ると、野望に向け更なる大砲の大量生産を始める。

 

感想

前作がとても面白かったので返却したその足で本作をレンタルしたんですが、先に書いちゃうと、とても面白かったです!

前作を超える豪華俳優陣

このシリーズの最大の特徴はなんと言っても出演俳優の豪華さにあります。
主演のジャック・ブラックを始め、アンジェリーナ・ジョリージャッキー・チェンルーシー・リューセス・ローゲンデヴィッド・クロス、ダステティン・ホフマンなどのレギュラーメンバーはそのまま続投し、さらに今回の悪役である孔雀のシェン大老役には、みんな大好きゲイリー・オールドマン、マスター・ワニ役には元格闘家でアクション俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムなどなど、一線級の俳優たちが物語を盛り上げていますよー!

 

ポー出生の秘密

本作では、前作で語られなかった、主人公ポーの出生の秘密と、ポーの養父であるガチョウのピン(ジェームズ・ホン)の絆が物語のメインになっています。
この、ピンさんを演じるジェームズ・ホンさんの芝居が凄くいいんですよねー。
親バカだけどちょっとズレてて、でも凄くポーの事を愛してる様子がその声から伝わってきて、グッときてしまいます。

http://image.eiga.k-img.com/images/movie/54261/gallery/kfp2-sub3_large.jpg?1396887343画像出典元URL:http://eiga.com/  本作では可愛いかったころのポーも登場。

特に本作では、ダスティン・ホフマン演じるシーフー老師の出番が少なかった分、ピンさんとポーのやりとりも増えて個人的には嬉しかったです。

スケールアップした物語

前作はポーたちの住む平和の谷に、ホワイトタイガーのタイ・ランが復讐にやってくる物語で、タイランと育ての親でもあるシーフー老師の物語がメインで、その対比としてポーとピンさんの親子関係がありました。

本作でタイランに変わるキャラクターがゲイリー・オールドマン演じるシェン大老です。シェン大老は花火の火薬に興味を持ち、火薬を使った大砲で中国全土を支配しようとするんですが、そんな彼を国王の両親は愛しているがゆえに追放してしまうんですね。その事が、シェン大老の心の傷となり、大砲による中国支配の野望を強めてしまうわけです。
そんな彼と、ピンさんとポーの『親子の絆』が本作では鏡像関係として描かれてるんですね。

また、今回はアクションシーンも全開より大幅にスケールアップしていて、冒頭のカンフー・ファイブ&ポーの活躍や、シェン大老に乗っ取られた国に潜入?するシークエンスなどは見応え充分。
また、カンフーとギャグの融合も前作以上に良くなっていました。
ジャッキー映画で言えば、前作が酔拳~笑拳のテイストで、本作はプロジェクトAのテイストに近い感じがしました。
カンフーをベースにした、アクションコメディーとしての質が大幅に上がったと思います。

 

あえて言えば

そんなこんなで、本作は全体的に前作を超えた素晴らしい作品になっているんですが、それでもあえて不満を上げるとすれば、カンフー・ファイブの面々やせっかく登場したマスターサイ、マスターワニ、マスターウシの活躍が少なかったこと。

あと、今回ポーが習得する『内なる平和』という極意があるんですが、その習得のシーンの入れ場所がちょっとおかしいかなーと。

ポーの出生の秘密とシェン大老の関わりを、占い師のヤギのおばばが語るのと、ポーの『内なる平和』習得が同じシークエンスなので、ちょっととっ散らかった感じになっちゃってるというか。
ここは、二つのシークエンスを分けて、『内なる平和』取得はクライマックスの方に持ってきた方が良かったような気がしました。

ただ、本作でマスター・タイガーとポーの関係が少し進展してるのは、個人的に良かったですけども。
不覚にも、マスター・タイガーに萌えてしまいました。

そんなこんなで、とても楽しめた本作。
GW中に、家でゆっくり映画でも~と思っている方は、前作と本作がの2本がオススメですよー。

興味のある方は是非!!