ぷらすです。
今回ご紹介するのは、米コメディー映画の『パパVS新しいパパ』ですよー!
バツイチ女性と結婚、必死に努力してやっと奥さんや子供たちの信頼を得かけたところに、奥さんの元旦那が現れてハチャメチャになってくという王道のコメディー映画ですよー!
画像出典元URL:http://eiga.com/
あらすじと概要
2015年製作・公開の米コメディー映画。
バツイチ子持ち女性のサラ(リンダ・カーデリーニ)と結婚し、努力と時間を惜しまずやっと二人の子供の信頼を得かけたブラッド(ウィル・フェレル)。
そんなある日、突然サラの元旦那ダスティン(マーク・ウォールバーグ)が現れる。
器用でスポーツ万能、マッチョでセクシーで交友関係も広いパパ、ダスティンの登場に、子供たちは大喜び。
せっかく築き上げた家族との関係を取られそうだと焦ったブラッドは、家族を取られまいとダスティンと張り合うが……。
世界的にはヒットしたものの、日本では劇場公開されずにDVDスルーになってしまった。監督は、数々の作品でウィル・フェレルとタッグを組んだ盟友、ショーン・アンダース。
感想
ウィル・フェレルとマーク・ウォールバーグがコンビを組んだ映画と言えば、7月25日にアップした『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』があるんですが、本作はその縁で再び二人がコンビを組んだ作品です。
ぶっちゃけ、『アザーガイズ~」ほどの笑いの爆発力はないんですが、物語の筋もしっかりしているし、一言で言うなら「安心して観ていられるコメディー映画」って感じでした。
二人の“父親“の父権をかけた戦い
ウィル・フェレル演じるブラッドは、ラジオ局の重役なんですが非常に家庭的で平和主義者の優しい男です。
仕事で忙しい奥さんに変わって、子供の送り迎えや学校のボランティア活動にも積極的に参加し、ご飯やお弁当も作ってあげることで、最初は嫌われていたのに次第に子供たちの信用を勝ち得ていくんですね。
対して、マーク・ウォールバーグ演じるダスティンは、ワイルドでセクシー。
スポーツ万能な上に手先も器用で話も面白く、生まれながらにして人を惹きつける魅力を持った男です。
物語は、ブラッドが子供たちにも信頼されてやっと家族の一員として認められかけたある日、突然奥さんの前夫ダスティンが家にやって来るところからスタートします。
そして、ダスティンがやってくることで、ブラッドは今まで気づき上げた父親の地位を奪われそうになり、なんとかダスティンと張り合おうと頑張るものの、尽く失敗して……という物語。
字幕では、パパとダディ、英語ではファーザーとダディで使い分けられるんですが、日本語だとどちらも“お父さん“か“パパ“とややこしいので、邦題が『パパVS新しいパパ』になっちゃったんでしょうね。
ちなみに原題は『Daddy's Home』です。
爆発力はないけど安心して見られるコメディー映画
何となくですが、アメリカのコメディー映画と言えばやたらテンションが高くて、大麻を吸って、有名人や映画のタイトルを皮肉的に使うイメージがありますが、本作ではそういう、いわゆるアメリカンコメディー的なノリは控えめ。
多分、ファミリーをテーマに据えているのと配役に子供たちも登場するからなんでしょうね。その分、感動的な展開もあって、単なるコメディー映画というより『喜劇』的な感じなので、(米コメディー好きな人には物足りないかもですが)日本人的には案外観やすいんじゃないかなと思いました。
もちろん、コメディーらしく笑えるシーンもあって、それも来るぞ来るぞと分かってるのに思わず吹き出しちゃうのは、マーク・ウォールバーグとウィル・フェレルのコメディ俳優としての力量なのかもしれません。
あと、伏線の張り方と回収の仕方も上手いなーと。
全体的に、シンプルでベタな物語ながら楽しんで観られるのは、そういう脚本の上手さもあるのかなと思いました。
敢えて言うなら
ただ、敢えて言うなら継父のブラッドに感情移入して観てしまうと、ダスティンと妻や子供たちに対して、若干の嫌悪感を抱いてしまうかも。
僕も途中「お前らそれはないだろう」って思っちゃうシーンがいくつかあったりしましたしねw(いや、殆どがブラッドの自滅なんですけどね)
まぁ、その辺のフラストレーションも、ラストの展開でちゃんと解消されるので安心して観ていただいて大丈夫だと思いますよー。
興味のある方は是非!!