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マックスとキャプテンカークが夢の共演! 「Black & White/ブラック & ホワイト」(2012) 感想

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、昨年公開の「マッドマックス 怒りのデスロード」で二代目MAX役を務めたトム・ハーディと、現在公開中の「スター・トレック BEYOND」でカーク船長役を務めるクリス・パインが共演したラブコメアクション映画
『Black & White/ブラック & ホワイト』ですよー!
先に書いちゃいますが、

もうね! 何から何まで最高でしたよー!!(*゚∀゚)=3

https://img.cinematoday.jp/res/T0/01/23/v1331777298/T0012335p.jpg

 

画像出典元URL:http://www.cinematoday.jp/

あらすじと概要

CIAの腕利きエージェント・コンビが挑むミッションと、CIAの人脈とハイテクを駆使して繰り広げる恋のさや当てとを絶妙に絡ませてスピーディーに描いたスパイ・アクション。恋のライバルでもあるエージェントを演じるのは、『スター・トレック』のクリス・パインと『インセプション』のトム・ハーディ。二人の間で揺れ動く女性を、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のリース・ウィザースプーンが演じる。『チャーリーズ・エンジェル』シリーズのマックG監督らしい、二転、三転するスピーディーな展開から目が離せない。

ストーリー:CIAエージェントのFDR(クリス・パイン)とタック(トム・ハーディ)は闇商人を追うも失敗し、謹慎処分の憂き目に遭う。暇になってしまったタックは恋人紹介サイトでローレン(リース・ウィザースプーン)と知り合うが、なんとFDRもローレンをナンパ。ローレンを巡って、精鋭チームとハイテク兵器を駆使したバトルが勃発(ぼっぱつ)する。そんな中、闇商人がローレンに近づき……。(シネマトゥディより引用)

 

感想

この映画、恥ずかしながら僕はまったくのノーチェックだったんですが、たまたま聞いたラジオで紹介されてまして。
紹介してたのが、僕が信頼する高橋ヨシキさんだったこともあって、TSUTAYAでレンタルしてきたんですね。

そしたらもう、もう! サイコーじゃないですか!

面白すぎて思わず二回見てしまいましたよー!

ハリウッドの二大スター トム・ハーディクリス・パインが恋のライバルに!

本作では「マッドマックス怒りのデスロード」で二代目マックスを演じて世界的人気俳優となったトム・ハーディと、現在公開中のスター・トレック BEYOND」に繋がるリブート版スタートレック三部作で若きカーク船長を演じ、これまた世界的俳優となったクリス・パインがタッグを組み、CIAの腕利きエージェントを演じています。

二人は公私ともに親友なんですが、クリス・パイン演じるFDRは独身貴族のプレイボーイ。片や、トム・ハーディ演じるタックは、結婚し7歳の男の子もいるんですが、結局上手くいかずに離婚してしまっています。

映画冒頭、そんな二人が与えられた任務は、闇商人兄弟を秘密裏に逮捕すること。
ところが二人は、弟を死なせ、兄を逃がしてしまい大目玉。二人は罰として内勤になってしまいます。

一方、商品評価の仕事をしているローレン(リース・ウィザースプーン)は、週末の夜に街中で恋人とイチャつく元カレと遭遇。
すっかり凹んで女友達の
トリッシュチェルシー・ハンドラー)に愚痴ったのが運の尽きで、出会い系サイトに勝手に登録されてしまいます。

実はそのサイトにはタックも登録していて、二人は街中でデートすることに。

そんな親友を心配し近くのレンタルビデオ店で待機していたFDRも、偶然ローレンに出会い、二人はローレンに恋してしまうのです。
そして、ローレンの方も、トリッシュの“アドバイス“に従って、良心の呵責に苛まれながらも二股をかけるハメに。(二人のどちらを選ぶか比べるため)

そして、そこからが本作の真骨頂。
なんせ二人はCIAなので、それぞれのチームを使って、盗聴、監視、お互いの妨害などなど、あらゆる手段を使って、ローレンを自分に振り向かせようとするんですねー。(公私混同も甚だしいw)

前述の挨拶部分で、“ブコメアクション映画“と書いたのも、CIAの二人が敵を倒す事が本作のメインではなく、あくまでCIAエージェントのFDRとタック、そしてローレンのブコメがメインだからなんです。

普通、こういう映画の場合、冒頭の闇商人との対決の方がメインで、ラブコメ要素で花を添えるような作りになりそうなものですが、それを逆転しちゃうあたり監督のマックGはセンスがいいなーと思いました。

あと、二人の仮の仕事(CIAエージェントなのは家族にも明かせない)が、クリス・パインが船長で、トム・ハーディが旅行代理店なのは、やっぱそういう狙いなんでしょうねw

映像、コメディー、ストーリーとマックG監督の手腕が光る一本

本作の監督、マックGといえば、最近リブート版「チャーリーズ・エンジェル」を紹介したときにも書きましたが、この人は元々CMやミュージックビデオの出身。
だからなのか、アクションだけでなく、コメディーシーンやシリアスなシーンもカットのテンポやタイミングがいいんですよねー。

あと「チャーリーズ・エンジェル」も本作も、演じている役者さんが何でか凄く楽しそうなのが伝わってきて、観ているこっちまで楽しくなっちゃうんですよねー。

本作で僕が特に好きだったのが、FDRとタックがローレンの家に忍び込んで、彼女に見つからないように部屋中に盗聴器や隠しカメラを仕掛けるところ。
モンテル・ジョーダンの「This Is How We Do It」に合わせて歌い踊りながら家事をしてるローレンの動きに合わせて、二人がそれぞれ部屋に侵入して、カメラや盗聴器を仕掛けて、彼女に気づかれないように脱出する長回しのシーンは凄く良かったです。

アクションシーンの複雑なシークエンスでも、キャラクターが何を考えてどう動いているかが分かる細かいカットを挟み込むことで、とっ散らかることなくスムーズに観せていて、そういう細かいディテールへの心配りが本作のクオリティーを上げているんじゃないかと思いました。あと本作は脚本も良くて、何気に伏線の張り方や回収も上手いんですよね。

「コイツラをずっと見ていたい」と思わせるゴキゲンな映画

何と言っても本作の魅力は登場キャラクターです。
真面目でシャイなタック、プレイボーイで自信家のFDRを始め、失恋以来恋に臆病になっているけど、負けず嫌いのローレン、ローレンの親友なのに超テキトーな“アドバイス“をしまくるトリッシュ、「多分、私用だろうなー」と気づきながらもボスの恋を応援するFDR、タックの部下たちなどなど、どいつもこいつも憎めなくて「コイツラのことをずっと見ていたい」って思わせてくれるんですよねー。
特に、トリッシュのいい加減だけどちゃんとローレンを応援してるトコとか、何か凄くいいし、
FDRとタックの「お前ら付き合ってんのか」と言いたくなるような仲の良さも、中学生男子のじゃれあいみたいで微笑ましいですしねw

そして、登場メンバーが全員あんまり悩まず、真っ直ぐ進んでいく感じが観ているこっちまでゴキゲンにしてくれますよー!

とにかく、個人的に超面白い作品で大✩満✩足! なサイコー過ぎる映画でした!

興味のある方は是非!!!

 

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