今日観た映画の感想

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今回は2作まとめて「ナイトミュージアム2」(2009)「ナイトミュージアム/エジプト王の秘密」(2015)

ぷらすです。

今回は、8月26日に感想を書いた「ナイトミュージアム」の続編、『ナイトミュージアム2』『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』を2本まとめてご紹介しますよー!

2007年公開の「ナイトミュージアム」から足掛け8年。
良いところも悪いところもある作品ですが、キャスト・スタッフが楽しんで作っているのが伝わる愛のある作品でした。

 

『ナイトミュージアム2』

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あらすじと概要

夜の博物館で、ひとりでに動き出した展示物たちによる騒動を描いた『ナイト ミュージアム』の続編。世界最大の博物館・スミソニアンを舞台に、ナポレオンやアインシュタイン、深海に住む巨大なダイオウイカまで、歴史や自然界の遺産たちが次々と動き出す。監督のショーン・レヴィと主演のベン・スティラーのコンビは前作を踏襲。『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスが、新たなヒロインとして登場する。歴史上の人物の恋や冒険に胸躍らされた前作と比べ、本作ではどんなアイデアが飛び出すが注目だ。

ストーリー:警備員として夜のニューヨーク自然史博物館を平和に戻して以来、ビジネスも息子との関係も良好なラリー(ベン・スティラー)。ある日、スミソニアン博物館の展示物から、助けを求める電話が舞いこむ。何と、世界征服を企むエジプト王ファラオが、歴史上の有名戦士たちを率いて戦いを始めようとしているとのことだっだ。(シネマトゥディより引用)

 

感想

舞台はスミソニアン博物館

NYのアメリカ自然史博物館を舞台に、夜中になると動き出す展示物たちとのドタバタを描いた前作から2年。

夜警の仕事と並行して始めた発明品が大当たりして会社を設立し、夜警をやめたラリーが久しぶりに博物館を訪れると、なんと改装に当たり展示物のほとんどがワシントンのスミソニアン博物館倉庫に送られる事を知ります。

何とか阻止しようと理事会に掛け合うものの決定は覆らず、会社の方でも大きな取引を控えた夜、スミソニアンに送られたカーボーイのミニチュア、ジェド(オーウェン・ウィルソン)からSOSの電話が。驚いたラリーは急ぎワシントンへ向かうが……。

という内容。

今回の舞台は、世界最大の博物館ということで前作よりも登場キャラも増えてスケールも大幅にアップ。
新たにヒロインとして、大西洋単独横断飛行に成功した世界初の女性パイロット、アメリア・イアハートエイミー・アダムス)も登場し、ラリーとのロマンスなど盛りだくさんの内容になってました。

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それはそれでもちろん楽しいし、アメリア・イアハートはとてもチャーミングで魅力的だったし、前作からの役者のアドリブを活かす演出でコメディーシーンも充実。

あと、スミソニアンにはロビン・ウィリアムス演じるテディの胸像があるんですが、何か往年のハナ肇を思い出して笑ってしまいましたw

規模が大きくなりすぎて…

なんですが、その分前作の主要キャラの出番は減り、ぶっちゃけ居るだけ状態だったし、物語的にも詰め込み過ぎて全体的にとっ散らかった印象は拭えませんでしたねー。

登場キャラが多いということは、必然的にアドリブも増えるということで、それらを活かすために(もちろん編集はされているものの)物語のテンポも若干悪くなっていて、演出方法と物語の規模が噛み合ってない印象を受けましたねー。

あと、ラリーの抱えている問題が、ちょっと伝わりにくかったかも。

でも、観ている分には十分楽しいし、一作目でキャラクターに愛着も沸いてるので「またあいつらに会えた」喜びも手伝って、個人的には楽しむことができましたねー。

 

『ナイトミュージアム/エジプト王の秘密』

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あらすじと概要

夜になると博物館の展示物が動き出す『ナイト ミュージアム』シリーズ最終章。展示物に命を吹き込むエジプト王の石板の魔力が消えかかる危機を回避すべく、ニューヨーク自然史博物館からロンドンの大英博物館へ乗り込んだ夜警のラリーと仲間たちが大騒動を繰り広げる。主演のベン・スティラーロビン・ウィリアムズオーウェン・ウィルソンらおなじみの顔ぶれに加え、オスカー俳優のベン・キングズレー、テレビドラマ「ダウントン・アビー」シリーズなどのダン・スティーヴンスらが新たに登場。

ストーリー:ニューヨーク自然史博物館の展示物に命を吹き込むエジプトの石板(タブレット)の魔力が消えかけていた。最悪の事態を回避すべく夜警のラリー(ベン・スティラー)と仲間たちは、石板の謎を解く鍵を求めロンドンの大英博物館へ向かう。一行はエッシャーのだまし絵に迷い込み、恐竜の化石や九つの頭を持つ大蛇に襲われ、ロンドン市街でチェイスを繰り広げるはめに……。(シネマトゥデイより引用)

 

感想

物語最終章の舞台はロンドンの大英博物館

パート2のラストで、アメリカ自然史博物館の夜警に戻り、また自ら発明したテクノロジーで展示物が生きているように動くという体で、展示物たちと共にショーを見せていたラリー。

そんなラリーの悩みは、17歳になった息子のニックが大学に行かずにDJになると言い出したことでした。

そして博物館の新企画として、プラネタリウムショーのお披露目の日、突然展示物たちが暴走し、ショーは滅茶苦茶になり、館長のマクフィー博士がクビにされるという自体に。原因は展示物たちに命を吹き込んでいた石版の魔力が消えかかっていた事だと分かり、ラリーと展示物たちは石版を作ったアクメンラーの父親、エジプト王のマレンカレに会うため、ロンドンの大英博物館に向かうという物語。

前作であまりにも規模が大きすぎたことで、アメリカ自然史博物館の主要キャラの活躍がなかった事を反省したのか、今回は1作目のキャラクターたちが大活躍します。

物語的にも、1作目の雰囲気に近くシリーズ三作を観てきた人には満足できる出来になっていたんじゃないかと。

ただ、ニック役の子が変わっちゃったのはちょっと残念でしたけど。

舞台が大英博物館ということで、本作で事態をややこしくするのが、アーサー王の物語に登場するランスロットダン・スティーヴンス)。アニメ好きなら「Fate」シリーズの英霊としてお馴染みですよね。(こっちのランスはかなり間抜けですけどもw)

また、「ピッチパーフェクト」でファット・エイミーを演じたレベル・ウィルソン大英博物館の夜警として、ヒュー・ジャックマンが本人役で出演してますよ。(しっかりウルヴァリンネタもしてましたw)

シリーズの締めくくりにふさわしい

本作を駄作・凡作という人もいますけど、個人的にはツッコミどころ満載の内容も含めて、「ナイトミュージアム」らしいと思ったし、主演のベン・スティラー一人二役を演じたり、エッシャーのだまし絵の中でのアクションシーンは新鮮でしたねー。
それに3作目ともなると各キャラクターにもすっかり愛着が沸いてるのもあって、僕はパート2よりも本作の方が好きでした。

で、本作はロビン・ウィリアムスの実質的な遺作(このあと「ミラクル・ニール!」で声の出演はしてますが)でもあり、彼の演じるテディとラリーの掛け合いは楽しげで、なのでテディの最後のセリフには、思わず泣いてしまいましたよ。

 

本作はお世辞にも「映画として」特別優れているとは言えませんが、キャラ(の関係性)萌え映画として観ればかなり楽しく観られるシリーズなので、まだ未見の人は3本まとめて観るのもいいかもしれませんねー。

興味のある方は是非!!

 

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