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前作の面白ポイントを増し増し!「ジョン・ウィック:チャプター2」(2017)

ぷらすです。

7月の日本公開から遅れること約2ヶ月。
ついに、オラが町でも『ジョン・ウィック:チャプター2』が公開されたので、早速、朝一の上映で観てきましたよー!

極めてマンガチックな「裏社会」や銃・ナイフ・車と格闘技を組み合わせたアクションといった、前作の面白ポイント増し増してんこ盛りの、アクション映画好きにはたまらない作品でしたよー!(;゚∀゚)=3ハァハァ

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あらすじと概要

キアヌ・リーヴスふんする元殺し屋の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、銃撃戦とカンフーをミックスしたアクションが話題を呼んだ『ジョン・ウィック』の続編。殺し屋稼業から身を引いて静かに生活していた主人公が、再びし烈な戦いに巻き込まれる。メガホンを取るのは、前作に続きチャド・スタエルスキイアン・マクシェーンジョン・レグイザモら前作キャストに加え、『マトリックス』シリーズでもキアヌと共演したローレンス・フィッシュバーン、ラッパーのコモンらが新たに参加する。

ストーリー:リベンジから5日後、伝説の殺し屋ジョン・ウィックキアヌ・リーヴス)はイタリアンマフィアのサンティーノ(リッカルド・スカマルチョ)から新たな殺人を依頼される。殺し屋稼業から足を洗い静かな生活を望むジョンは断るが、サンティーノによって思い出深い家をバズーカ砲で木っ端みじんにされてしまう。さらにサンティーノに7億円の懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋のターゲットとなり……。(シネマトゥディより引用)

 

感想

ストーリーをザックリ紹介

前作で、ロシアン・マフィアのバカ息子から車を強奪・亡妻から贈られた子犬も殺された元・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。「100倍返しだ!ι(`ロ´)ノムキー」とばかりに時期限定現役復帰を果たし、件のロシアンマフィアを殲滅。
殺されたのとはまったく違う犬を拾ってめでたしめでたし。

……かと思いきや、奪われた車を取り戻すためにロシアンマフィアの兄ちゃんだか弟だかのアジトを襲撃するシーンから本作はスタート。

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画像出典元URL:http://eiga.com / ロシアンマフィアから愛車を取り戻しに行くジョンウィック

結果、マフィアを殲滅して「これでまた一般人に戻れるε-(´∀`*)ホッ」と思ったら、今度は昔「契約」を交わしたイタリアンマフィアが家にやってきて仕事を依頼。
「いや引退してるから」と断ったら、今度は家を爆破されちゃったジョン・ウィックは、「契約」遂行後、イタリアンマフィアや彼が掛けた賞金につられた殺し屋たちと死闘を繰り広げる…という物語。ちなみに、前作の5日後の物語なんですね。

前作の面白ポイント増し増しで「ジョン・ウィック」の世界観を完全に確立

殺し屋組合」が存在し、「殺し屋専門通貨」や「殺し屋御用達ホテル」があるといった非常にマンガチックな「裏社会」を描き、ロシアの実戦格闘術システマと銃を組み合わせたカンフーならぬ「ガン・フー」で観客の度肝を抜いた前作ですが、本作ではその二つの面白要素を大幅に増量、スケールアップしています。

冒頭、ロシアンマフィアのボスによって語られる「ジョン・ウィック伝説」と、「ヤツの伝説は全て控えめに語られている」という、チャック・ノリス・ファクトを思わせるセリフとか、もうたまんないですよね!(;゚∀゚)=3ハァハァ

そして前作では一人で84人の敵を葬ったジョンウィックですが、本作では銃+格闘技のガン・フー、ナイフ+格闘技のナイ・フー、車+格闘技のカー・フーでなんと約2倍驚異の「1分1殺」超という無茶苦茶な数字を叩きだしてるんですねー。

そんなジョン・ウィックをサポートするのは、前作でも登場した「殺し屋御用達ホテル」のコンチネンタルや、銃器をワインのようにオススメしてくれる「ガン・ソムリエ」、裏地に防弾素材を使ってスーツを仕立ててくれる「殺し屋テラー」など、前作以上にマンガチックな「裏社会描写」。「ジョン・ウィック」の世界観を広げています。

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画像出典元URL:http://eiga.com / お客様の要望にお応えするガンソムリエ

監督は前作に引き続きチャド・スタエルスキ

そんな本作の監督を務めるのは、前作でデヴィッド・リーチとともに共同監督を務めたチャド・スタエルスキ。ちなみにデヴィッド・リーチは今回、製作総指揮に回っているらしいです。

前作から、予算も上映時間もスケールも大幅にアップしている本作で、チャド・スタエルスキキアヌ・リーブスらと共に、格闘アクションと銃器のディテールを徹底的に描くことで、マンガ的なケレン味に溢れながらも、ただ荒唐無稽なだけでない、一定の物語内リアルリティーを担保しているんですね。

一方で、一般客に紛れて地下鉄の通路を普通に歩きながら、敵とこっそり(サイレンサー付きの)銃で撃ち合うみたいな小学生が考えたようなアホっぽいアイデアも採用してるんですけどねw

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また、クライマックスシーンの戦いはブルース・リーの名作「燃えよドラゴン」をオマージュした「鏡の間」での対決だったりするのも、監督やキアヌのアクション映画へのリスペクトを感じてしまいますねー。

キアヌ・リーブスの表情

あと、これだけ主人公無双でありながら観ているコッチが主人公ジョンウィックに感情移入出来るのは、演じるキアヌ・リーブスの必死な表情にギリギリ感があるからなんじゃないかと思ったり。

普通、アクション映画で超強い主人公って常に余裕があるというか、観ているコッチが「コイツは大丈夫」的な安心感があるものですが、本作では「コイツ、途中でやられちゃうんじゃないか」っていうハラハラ感が常に付きまとうんですよね。

それは、敵を前にしたジョン・ウィックがいつも必死な表情でギリギリの戦いを繰り広げているからなんですよね。キアヌ自身が意図してるのか、それとも段取りをこなすのに本当に必死なのかはわかりませんけども。

ただ、そんな必死な形相で、常識では生き残り不可能なサバイブを続けるジョンウィックだからこそ、僕らはハラハラドキドキしながら応援しちゃうんだろうなーって思うんですね。

ただ、あえて文句をつけるなら、前作より20分ほど長くなった本作のほとんどがアクションシーンなので、さすがに終盤の方はお腹いっぱいというか。
いかにアイデアを凝らしているとはいえ、さすがに観ているうちに超絶アクションにもだんだん慣れて(麻痺して)しまって、終盤は正直ちょっと飽きてしまいましたねー。
それが「ジョン・ウィック」の魅力なので、悩ましいところではあるんですけども。

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ちなみに、本作を含め「ジョン・ウィック」シリーズは三部作で、次回作が最終章になる予定らしいんですが、本作で広げまくった風呂敷を次回作でどんな風に畳むのか、今から楽しみです!

(もう多くの地域では劇場公開は終わってると思うのでDVD待ちになるかもですが)

興味のある方は是非!!

 

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