今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

人気シリーズ待望の第三弾!「カンフー・パンダ3」(2016*日本では劇場未公開)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、ドリームワークス製作の人気アニメーションシリーズ『カンフー・パンダ』シリーズの第三弾『カンフー・パンダ』ですよー!
人気シリーズながら日本では劇場未公開でNETFLIX 独占配信ということだったので、もしやディスクレンタルもないのでは? と半ば諦めかけていたんですが、全米公開から1年以上、やっとレンタルが開始されたので観ることが出来ましたよ。ε-(´∀`*)ホッ

 

http://eiga.k-img.com/images/movie/83986/photo/ea86caec7e67d2ad.jpg?1499307204

画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

ドリームワークス・アニメーションの人気アクションコメディ「カンフー・パンダ」のシリーズ第3作。カンフーマスターとして、マスターファイブと共に平和の谷を守るジャイアントパンダのポーの前に、生き別れとなっていた実の父が現れる。ポーは夢にまで見ていたパンダ村を訪れることができ、幸せをかみしめるが、そんな時に魔界から雄牛のカイが舞い戻り、平和の谷を襲撃する。カイを迎え撃つため、ポーは自らが師匠となって村のパンダたちにカンフーを教えるのだが……。声の出演はおなじみのジャック・ブラックアンジェリーナ・ジョリーら。(映画.comより引用)

 

感想

ちょっとした愚痴

僕はレンタル後追いで前2作を観てとても面白かったので、この第三弾を結構楽しみにしてたんですけど、残念ながら日本では劇場未公開&NETFLIX 独占配信と発表されて、正直「DVDレンタルも怪しいのでは?」 なんて思ってたんですが、今回無事レンタルが始まって正直ホッとしたんですね。

同じくドリームワークス製作の劇場版アニメ「ヒックとドラゴン2」も劇場未公開だったんですが、やっぱ日本では収益が目込めないってことなんですかねー。
日本で海外アニメと言えば、ディズニー&ピクサーと、近年ではユニバーサル・ピクチャーズ配給(イルミネーション・エンターテインメント製作)が三強で、海外で当たった人気作でも他の会社の作品は劇場公開されない事も多いですしね。(´;ω;`)

アニメだけでなく、近年では世界的に大ヒットしている作品も日本だけ当たらなかったり、公開規模が小さかったり、最悪劇場未公開という事も多くて寂しいというか、ぶっちゃけ少し危機感さえ覚える状況だったりしますねー。

とは言っても、僕も人のことを言えるほど劇場で映画を見る機会は多くないんですけどね。

というわけで、前置きが長くなりましたが本編の感想です。

待望のシリーズ第三弾! だけど……

前2作が好きで個人的にこの第3弾をかなり楽しみにしていたんですが……、正直に言うと前2作に比べると物足りなさが残るというか、もっとハッキリ言えば蛇足感さえ感じる出来だったかなーと思いました。

というのも、主人公ポーの物語は前2作でほぼ完結してるんですよね。

今回は、前作のラストで登場したポーの実の父親との物語がメインで、ポー以外絶滅していたと思っていたパンダの仲間たちが、実は隠れ里で生きていたという設定なんですね。

http://eiga.k-img.com/images/movie/83986/photo/c81ed950ddc51327/640.jpg?1499307342

画像出典元URL:http://eiga.com / ポー(左)と実の父リー・シェン(右)

なので、本作はポーが(パンダとしての)自分のルーツとアイデンティティを得る物語になるわけですが、彼のアイデンティティは既に前作で確率しているし、本作では単純に「ぼっち」だと思ってたら仲間が沢山いて嬉しい以上のものは見えてこなかったなーと。

っていうか、実の父親に会えて嬉しいのは分かるけど、育ての父であるガチョウのピンさんをなおざりにしすぎな感じがして、他人事ながら「もうちょっとピンさんに気を遣えよポー!ヽ(`Д´)ノ」とイラっときてしまったりw

シリーズ最強の敵?

そして、本作では前2作に続いて悪役が登場するわけですが、今回の敵は気の使い手で、しかもあの世から戻ってきたという設定。

http://eiga.k-img.com/images/movie/83986/photo/84603634706e7c58/640.jpg?1499307341

画像出典元URL:http://eiga.com / 悪役のカイ(J・K・シモンズ

映画冒頭、あの世でのんびり暮らすカンフーの始祖でポーの大師匠にあたるウーグウェイ導師に突如襲いかかるのが、今回の敵で水牛のカイ。
カイは元々ウーグウェイ導師の戦友だったんですが、「ある事件」がキッカケでウーグウェイ導師と対決して負け(死んで)、長い年月をかけて復讐にやってきたわけです。

で、このカイは気を奪った相手を生死に関係なく翡翠のゾンビ(ジョンビ)に変えて具現化&隷属できるんですが、冒頭の戦いでウーグウェイ導師の気を奪い取り、ポーたちが暮らす現世を支配しにやってくるわけです。

まぁ、中国が舞台なのでゾンビというよりキョンシーの方が正しいかもだし、ビジュアル的にはスタンドって感じなんですけどね。

カイはそもそも肉体がないのでポーの必殺技が通じないという、確かに最強の敵ではあるんですが、正直1・2に比べると存在感がイマイチなんですよね。

http://eiga.k-img.com/images/movie/83986/photo/0cc5f719ba038984/640.jpg?1499307352

画像出典元URL:http://eiga.com / 必殺技が通じない!?

これは前2作の悪役たちと比べるとカイというキャラクターの背景描写が薄っぺらいことが原因だと思うんですよね。
メインはポーとパンダたちの物語で、カイはあくまで物語を進めるための書き割り的キャラクターっていうか。

さらにカイをあの世に送り返すためにポーが取った行動と、ポーを救おうと仲間たちが取った行動が、あまりにもご都合主義的というか、少年ジャンプ的というか。

http://eiga.k-img.com/images/movie/83986/photo/600880fdeaf5a9a9/640.jpg?1499307382

画像出典元URL:http://eiga.com

一応伏線はあるものの、世界観が全2作と離れていて、ちょっと飲み込みづらい感じがしました。

やりたいことは分かるけど、これだと全2作で築いてきた「カンフー・パンダ」の世界観を壊してると思うし物語全体のバランスや設定も、全体的に中途半端な感じがしましたねー。

アクション&コメディーシーン

こうして文句ばかり書いていると、つまらない映画だったかと思われるかもですが、そんなことはありません。

アクションシーンの小気味いい動きや映像の美しさ、キャラの掛け合いやコメディーシーンのオフビートな面白さは前2作にも引けを取らないし、(日本語吹き替えでは予算の問題でキャストが変わってしまったようですが)主人公ポー役のジャック・ブラックを始めとしたレギュラー陣に加え、カイ役に「セッション」のJ・K・シモンズや、ポーの父親役にベテラン俳優ブライアン・クランストンと超豪華キャストでしたしね。

時間も95分と見やすいし、怖いシーンや残酷なシーンもないのでお子さんも安心して観ることができると思いますよ。
あと、パンダの子供たちも可愛かったですw

興味のある方は是非!

 

▼よかったらポチッとお願いします▼


映画レビューランキング

 

▼関連作品感想リンク▼

aozprapurasu.hatenablog.com

aozprapurasu.hatenablog.com