今日観た映画の感想

映画館やDVDで観た映画の感想をお届け

大人気! イルミネーションが贈る大人気シリーズ!「怪盗グルーのミニオン大脱走」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、今やユニバーサルの顔と言っても過言ではない大人気シリーズ最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』ですよー!

なんやかんやで結局、短編を除くシリーズ4作を全部観てしまうくらいハマってしまいましたよw

http://eiga.k-img.com/images/movie/86162/photo/dae6c310151fe6e5.jpg?1497929308

画像出典元URL:http://eiga.com

あらすじと概要

『ペット』『SING/シング』などのイルミネーション・エンターテインメントによる人気シリーズ『怪盗グルー』の第3弾。アグネス、イディス、マーゴの姉妹と家族になったグルーが、突如として現れた怪盗バルタザール・ブラットによって思わぬ事態に直面する。監督を務めるのは、『ミニオンズ』でも組んだカイル・バルダピエール・コフィンスティーヴ・カレルが、前2作に引き続きグルーの声を務めている。笑いとスリルに満ちた騒動や、人気キャラクターのミニオンたちのかわいい姿に注目。

 ストーリー:いろいろなガジェットを使い犯罪を繰り返すバルタザール・ブラットを逃したことで、反悪党同盟を追い出されてしまうグルー。意識消沈する中、生き別れになっていた双子の兄弟であるドルーの存在が判明する。対面を果たしたグルーは、豊かな金髪に輝く笑顔で父親からばく大な遺産を受け継いだ、自分とは違い過ぎるドルーに驚く。一方、グルーが悪の道に戻らないことがわかり彼と決別したミニオンたちは、新たなボスを探す中で思わぬ事態に……。(シネマトゥデイより引用)

 感想

「怪盗グルー」シリーズとは

「ペット」「SING/シング」など、(日本では)今やディズニーピクサーと並ぶCGアニメ制作会社となった「イルミネーション・エンターテインメント」が世に知られるキッカケとなった大ヒットシリーズです。

2010年年公開の「怪盗グルーの月泥棒」を皮切りに、 
2013年続編の「怪盗グルーのミニオン危機一発」が公開され、
2015年にはグルーの手下ミニオンズたちのスピンオフ、その名も「ミニオン」が公開されました。

普通、映画は続編が続くほど人気が落ちていくものですが、このシリーズは新作が公開される度に人気が上がっていく、ちょっと異例な作品なんですよね。

その人気の源は、黄色くて、小さくて自由で、ヘンテコでカワイイ、ミニオンズたちで、あいつらが集団でキャッキャしてるのを観ているだけで幸せな気分になっちゃうわけですw(だからスピンオフが作られるわけですが)

www.youtube.com

今回もミニオンズたちは絶好調で、公開オーディション番組で歌い(アーサー・サリヴァンのコミックオペラ「ペンザンスの海賊」の「I Am the Very Model of a Modern Major General」をミニオン語で!)踊り、刑務所を支配し、結局グルーが恋しくなって大脱走と大暴れ。もうね…何て言うか……

ホント、自由で可愛いなお前ら。(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ とw

http://eiga.k-img.com/images/movie/86162/photo/1c6e224982ae2e8a/640.jpg?1490933829

画像出典元URL:http://eiga.com

ただ、本作の主人公は彼らではなく、「悪党」から「反悪党同盟」のエージェントへとジョブチェンジしたグルー。
本作は、奥さんのルーシー、マーゴ、イディス、アグネスの三姉妹(グルーの養女)というグルーと家族の物語がメインになっていて、今回ミニオンズは殆ど本筋には絡まないんですよね。

ざっくりストーリー

第1作では世界的悪党として名を知られていたグルーですが、ひょんなことから孤児の三姉妹を引き取ることになり、第2作では娘たちのために悪党を引退。反悪党同盟エージェントのルーシーと結婚し反悪党同盟エージェントになります。

http://eiga.k-img.com/images/movie/86162/photo/7e3400449a6686ef/640.jpg?1481856373

画像出典元URL:http://eiga.com

そして第3弾となる本作では、夫婦エージェントとして活躍していたグルーとルーシーが無職になっちゃうんですねーw

毎作、大悪党と様々なアイテムやガジェットを駆使して戦うグルー(とミニオンズたち)の、初期007やキングスマンのようなスパイ映画的面白さやワクワク感は本シリーズの魅力の一つ。今回の敵は、80年代ファッションに身を包み当時のヒット曲をBGMに、様々なガジェットやアイテム駆使して悪事を繰り返すバルタザール・ブラット(トレイ・パーカー)。

http://eiga.k-img.com/images/movie/86162/photo/bfbf3c943b2e9ebe/640.jpg?1498443192

画像出典元URL:http://eiga.com

映画冒頭、世界最大のダイヤモンドを盗もうとするブラッドを逮捕するため、ルーシーと共に出動したグルーは、ダイヤは取り返すもののブラッドを取り逃がしてしまったことを「反悪党同盟」の新長官に責められクビにされてしまうんですね。

そんな失意のグルーの前に、生き別れた双子の兄からの使いという老人が現れ……。

というのが、本作のストーリー。

ちなみに、グルーと双子の兄ドルーは、第1作からグルーの声を当てているスティーヴ・カレル一人二役です。

負け犬たちの自己実現の物語

本作で登場するもう一人の新キャラが、赤ん坊の頃に両親の離婚で父親に引き取られた(グルーは母親に)兄のドルー。

http://eiga.k-img.com/images/movie/86162/photo/1f1e3077edc0fd74/640.jpg?1497929320

画像出典元URL:http://eiga.com

養豚業で大成功を収めている大富豪ながら、大怪盗だった父親からは「悪党の才能なし」と認めてもらえない事がコンプレックスで、元悪党だった弟グルーに「悪党道」の教えを請います。

敵役のバルタザール・ブラットは80年代に子役として人気を博すも、思春期の成長によって人気がなくなり、ハリウッドを追い出された過去があります。

やがて彼は、自分が子役時代に演じたキャラクターが使っていた、武器やアイテムを再現して悪事を働く本当の悪党(子役時代に子供の悪党役で人気を得た)になり、自分を追放したハリウッドに復讐を企んでいるのです。

子役時代そのままの肩パット入りのスーツに身を包み、80年代のヒット曲をBGMに(しかもカセットテープ)、過去の栄光を再現しようとするアメリカ版の「ともだち」みたいなキャラなんですね。

グルーとドルーは性格が正反対のキャラクターですが、「親に認めてもらえずに育った」という共通点があり、ブラッドは子供時代に一度は栄光を掴みながら、それを失ってしまっている本作のグルーとよく似た境遇の持ち主。
つまり、グルーと彼らはある意味で合わせ鏡的で、3人ともいわゆる「負け犬」なんですね。

本作は、そんな彼らが手に入らなかった、もしくは奪われた過去を(それぞれのやり方で)取り戻し自己実現しようとする物語でもあるのです。

そんな彼らの姿を象徴するのが、劇中の末っ子アグネスとユニコーンのエピソード。

幼いアグネスに、グルーは大切なことを教えられるんですが、この辺のエピソードの絡め方はとても良かったです。

映像もさらに進化

動きや質感に徹底したリアリティーにこだわりを持つ、ディズニーピクサーに比べると、本シリーズはリアルさよりもカートゥーン的な動きの面白さに重きを置いていた感じだったんですが、本作では、さまざまなシーンで動きや質感に進化が見られました。

ブラッドが乗るロボや昔の特撮で使われるミニチュアなどの作り物然としたチープさを完全再現していたり、キャラクターのちょっとした動きや表情の変化など、格段にリアルになっていながら、カートゥーン的な動きの持ち味も失っていないんですよね。

『ペット』『SING/シング』などの作品での経験値が、本作で確実に反映されているんだなーって思いました。

敢えて言うなら、物語でもっとミニオンズとグルーが連携するシーンが観たかったですが、それでも、個人的にはかなり楽しめたし、ミニオンズが可愛かったので、大満足でしたよー!

興味のある方は是非!!!

 

▼よかったらポチっとお願いします▼


映画レビューランキング

 

▼関連作品感想リンク▼

aozprapurasu.hatenablog.com

aozprapurasu.hatenablog.com

aozprapurasu.hatenablog.com

aozprapurasu.hatenablog.com

aozprapurasu.hatenablog.com