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ジャッキー映画観てる!って思えるバディームービー「スキップ・トレース」(2017)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、ジャッキー・チェン主演映画『スキップ・トレース』ですよー!
近年は中国大作映画で、脇に回る事も多かったジャッキーですが、本作では香港マフィアの黒幕を追うベテラン刑事という役柄で、なんかこう、久しぶりに「ジャッキー映画観てる!」って思える作品でしたねー!

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あらすじと概要

アカデミー賞名誉賞を受賞するなど長年にわたり活躍してきたジャッキー・チェンが、『ダイ・ハード2』などのレニー・ハーリン監督と組んだアクションコメディー。ある犯罪王を長年追い続ける香港のベテラン刑事が、ひょんなことからアメリカ人詐欺師と共に追われる身となり世界中を逃げ回るさまが描かれる。図らずも主人公の相棒となり、コミカルな掛け合いを繰り広げる詐欺師を『ジャッカス』シリーズなどのジョニー・ノックスヴィルが演じるほか、『ブッダ・マウンテン ~希望と祈りの旅』などのファン・ビンビンらが共演。

 ストーリー:相棒を殺した犯罪王ヴィクター・ウォンを9年間追い続けるベテラン刑事ベニー・チャン(ジャッキー・チェン)は、犯罪に巻き込まれた亡き相棒の娘サマンサ(ファン・ビンビン)を救うため、事件の鍵を握るアメリカ人詐欺師コナー・ワッツ(ジョニー・ノックスヴィル)を追ってロシアへ向かう。マフィアに捕らえられていたコナーを無事に確保するベニーだったが、なぜか彼と一緒に追われる身となってしまい……。(シネマトゥディより引用)

感想

明るく、楽しく、カッコイイ! みんなのジャッキーが帰ってきた!

本作はアメリカ・中国・香港合作映画で、監督は「クリフハンガー」や「ダイ・ハード2」など、多くのアクション映画を手がけたレニー・ハーリン

香港マフィアの“黒幕”を追っていた刑事ベニー・チャン(ジャッキー・チェン)は、目の前で相棒を殺されて以来、彼の娘サマンサ(ファン・ビンビン)を育てながら復讐のために“黒幕”と思われる犯罪王ヴィクター・ウォンを9年間追い続けていた。

そんなある日、ベニーは犯罪に巻き込まれたサマンサを救うため、事件の鍵を握るアメリカ人詐欺師コナー・ワッツ(ジョニー・ノックスヴィル)を追ってロシアへ。

色々あって、ベニーとコナーはロシアから香港へと“陸路”で向かう事になるのだが……。

というアクションコメディーのバディームービーです。

ジャッキーのバディームービーと言えば、クリス・タッカーと組んだ「ラッシュアワー」を思い起こす人も多いと思いますが、本作のテイストはどちらかといえば、ロバート・デ・ニーロ主演の「ミッドナイト・ラン」に近いロードムービーでしたねー。

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そんな本作で、ジャッキーの相棒役を務めるのは、米ケーブルテレビのイタズラ番組「ジャッカス」のメインキャスト、ジョニー・ノックスヴィル

僕は本作で初めて彼を知ったんですが、さすがコメディーな演技はお手の物だし、ジャッキーとの相性も良かったと思いました。

ジャッキー映画的アクションシーン

近年の出演作では、中国映画らしく重力無視のワイヤーアクションなどを使ったり、シリアスな役柄の作品が多かった印象のジャッキーですが、本作ではアクションシーンもコミカルさを入れ込むジャッキースタイル全開で、キメるところはバッチリキメつつ、随所に全盛期のジャッキー映画を思わせるオマージュも入っている「ディス・イズ・ジャッキー・チェン主演映画」って感じでしたねー!

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もちろん、アクションのスピードもキレも、全盛期のジャッキーと比べるべくもないし、ワイヤーアクションやCG、(恐らくシーンによっては)スタントマンも使っているとは思いますが、それでも60歳を超えて、やっと普通(より少し上)のアクション映画レベルですからね! ほんとジャッキー恐るべしですよw

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予告で、ロシアンマフィアの女用心棒(?)とのマトリョーシカのシーンを、観た人も多いんじゃないかと思いますが、あのシーンにワクワクした往年のジャッキーファンも多かったのではないかと思います。

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ラッシュアワー」との類似点と80年代を感じさせるストーリー

上記したように、本作の構造自体は確かに「ミッドナイト・ラン」に近いんですが、作品の雰囲気やキャラ設定はやっぱり「ラッシュアワー」に近いんですよね。

つまり、真面目で堅物のジャッキーと、おしゃべりで破天荒な相棒というハリウッド版ジャッキー映画的な図式。

でもそれは致し方ないというか、ジャッキーは英語は話せるけど、決して得意って訳ではないので、どうしたって相棒役はおしゃべりにならざるを得ないというか。

まぁ、その分、アクションシーンはジャッキーが担当してますからね。

今回の相棒役ジョニー・ノックスヴィルは、クリス・タッカーみたいなマシンガントークのキャラではないけど、“今の”ジャッキーの相棒には丁度良いと思ったし、軽薄で小ズルくて油断できない曲者だけど、ドジで決して悪人ではないという設定が、いかにも80年代アクション映画っぽくて観ていて懐かしい感じでした。

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ロシアンマフィアとチャイニーズマフィアと主人公たちの三竦み関係も、もう100回くらい観たような良くある設定ですが、そこはさすがベテランのレニー・ハーリン監督だけあって、設定に懲りすぎて状況が分かりずらくならない程度に上手く三者を絡ませてクライマックスを盛り上げてましたねー。

あえて言えば

そんな感じで僕的には超楽しめた作品ですが、あえて言えば、ロシアから香港に戻る工程が若干冗長だったかなと。
それと、二人が何処にいて香港までどれくらいの距離なのかとか、タイムリミットが設定されてるわりに、時間の流れがわりと適当だったかなーと思いました。

あと、“あの人”はどういう仕掛けで、ジャッキーの目を欺いたんだろうってのも、謎でしたけど(なんかこう初代・引田天功的な感じだったのかしら)とか。
そんな感じで粗を探せばいろいろあるけど……。

まぁ、細かいことはどうでもいい! んですよ!

僕的には、「ジャッキー映画観てる!」って思わせてくれるだけで大満足だったし、近年の作品の中ではジャッキーアクションも満載で、十分に楽しめる映画でしたよー!

興味のある方は是非!!!

 

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