ぷらすです。
観てきましたよー!
「ローグ・ワン」に続くスター・ウォーズ外伝シリーズ第2弾『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を!!
フィル・ロード&クリス・ミラー監督が降板してロン・ハワードに交代とか、米国では大コケとか、嫌なニュースが聞こえてきたのでハードルを上げすぎないよう覚悟を決めて観たわけですが……、いやいや、ちゃんと面白いじゃない!
というわけで、まだ公開されたばかりだし、出来るだけネタバレしないように書きますけど、これから観に行く予定の人は先に映画を観てから、この感想を読んでくださいねー。
いいですね? 注意しましたよ?
画像出典元URL:http://eiga.com
概要
『スター・ウォーズ』シリーズの人気キャラクター、ハン・ソロを主人公に据えたスピンオフ。宇宙を駆ける密輸業者からヒーローになった彼の若き日の戦いと冒険を描く。監督は『ビューティフル・マインド』『フロスト×ニクソン』などのロン・ハワード。『ヘイル、シーザー!』などのオールデン・エアエンライクがソロにふんし、『メッセンジャー』などのウディ・ハレルソン、ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などのエミリア・クラーク、ドラマシリーズ「アトランタ」などのドナルド・グローヴァーらが共演する。(シネマトゥディより引用)
感想
「スター・ウォーズらしさ」とかもういい。
以前も書いたと思うんですが、僕は「スター・ウォーズ」ドンピシャ世代の割には、そこまで熱狂的なファンというわけではないし、過去作の細かい部分もほぼ忘れちゃってるんですよね。
で、やっぱ「スター・ウォーズ」の続編が公開されるたび語られるのって映画の出来や内容より「『スター・ウォーズ』としてどうなのか」って部分じゃないですか。
もちろん、そう言いたいファンの気持ちは分かります。
うん、分かるんだけどさ……、その辺は「エピソード7」で旧3部作のファンに対してある程度のケジメはつけたわけだし、「スター・ウォーズらしさ」とか、もういいんじゃね? って思うんですよね。
なんかこう、作り手も観客も「スター・ウォーズらしさ」にこだわるあまり、映画が窮屈になってる感じがするんですよ。
旧3部作公開から何十年も経ってるんだし、もっと自由に作ればいいじゃないかと。
ヤングハン・ソロ
本作は、スター・ウォーズの大人気キャラ、ハン・ソロの過去を描いた外伝です。
主演は28歳のオールデン・エアエンライク。
すごく二枚目というわけでもなく、どちらかといえば悪役っぽい顔立ちで、正直「コイツが主役で大丈夫かな」と思ってたんですが、まだアウトローとして未熟でヤンチャなヤングハン・ソロを熱演してました。
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そして本作のヒロイン?、キーラを演じるエミリア・クラークは、綺麗さと可愛らしさの両方を持ち合わせたちょとクラシカルな美人で、何となくオードリー・ヘプバーンを思い出しました。
劇中で、ハンとはぐれた後の壮絶な人生を、手首の印とたった一言のセリフで観客に想像させるシーンが印象に残りましたねー。
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あと、チューイことチューバッカね!
「エピソード7」以降、俄然存在感の増してきた感のあるチューイですが、本作ではハンとの出会いから相棒になっていく様子が描かれていて、見た目は変わらない(でも190歳だけどw)けど、エピソード7に比べるとまだ若くてヤンチャな感じで、若きハンとのやりとりもよかったし、いちいちイケメンでしたねー。
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ハンの師匠的存在となるベケット (ウディ・ハレルソン)や他のキャラも総じて魅力的で良かったですねー。
画像出典元URL:http://eiga.com / 本作の重要キャラ、ドロイドのL3-37
ストーリー
ストーリー自体は西部劇のフォーマットをベースに、エピソード4に繋がるエピソードが穴埋め的に繋がっている感じ。
僕はあまり気付かなかったけど、多分旧3部作に繋がる人気キャラやエピソードも結構盛り込まれているんだと思います。
でも、それらを知らなくても、若きハン・ソロとチューイが暴れまわる展開はワクワクするし、ケイパー的展開や悪党同士の騙し合いも単純に楽しい。
宇宙を舞台にした西部劇として、「スターウォーズ」やハン・ソロを知らない人でも十分に楽しめる映画になってるんじゃないかと思いますねー。
一方でエピソード4の10年前が舞台の本作では、ハン・ソロの故郷や他の星も帝国軍の支配し、悪党が幅を利かせる弱肉強食の世界。
そんな中でハン・キーラ・チューイの三人は生き残るためにそれぞれの選択をし、帝国軍の支配に抗おうとする人々も登場して、後にエピソード4へ繋がっていくと予感させるエピソードもしっかり盛り込まれているし、それが本作のストーリーにも反映されてるんですね。
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不満
本作はまだ何者でもなかった若きハンが、宇宙をまたにかけるアウトロー、ハン・ソロになるまでのストーリーの序章? という位置づけで、続編を視野に入れた作りになっています。
それ自体は別に文句はないし、ヤングハン・ソロのこれからの活躍も楽しみではあるんですが、あえて不満を言えば、続編ありきの中途半端な終わり方はせずに、一本の映画としてスカッと完結させて欲しかったです。
スター・ウォーズやハン・ソロ知らない人にとっては、本作はまだ紹介編ですからね。
ハン・ソロとチューイが大活躍してスカっと終わったほうが、次への期待感も高まったんじゃないかと思うんですよね。
まぁ、「スター・ウォーズ」という老舗の大看板を掲げてる以上、仕方ないのかもですけど。
ともあれ、個人的には普通に面白い映画だったし、「スター・ウォーズ」を観ていない人やハン・ソロに思い入れのない人にこそ観て欲しい映画でしたよー!
興味のある方は是非!!
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