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ラノベっぽいけど結構面白い「ウォリアー・ゲート」(2016/日本では劇場未公開)

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、フランスの中二魔王リュック・ベッソンが制作・脚本を務めた仏中合作アドベンチャーファンタジーウォリアー・ゲート』ですよー!

いかにもハズレ感のあるパッケージで日本のラノベみたいな内容だけど、結構面白かったですねー。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/A1Geh3yH6bL._SL1500_.jpg

画像出典元URL:http://www.amazon.co.jp

あらすじ

ゲームオタクで弱虫のいじめられっ子ジャック(ユリア・シェルトン)は、バイト先の古物商で箱(というか壺)を貰う。
その夜、壺の中から現れたゲームの中のキャラクターのような東洋人戦士ジャオ(マーク・チャオ)に姫スーリン(ニー・ニー)を警護するように言われ預かることに。

スーリンの奔放な行動に最初は困惑するも、徐々に心を通わせたジャックだったが、壺から現れた敵の蛮族にスーリンを連れ去られてしまう。

スーリンを追って壺の中に飛び込んだジャックがたどり着いた場所は、なんと古代中国。ジャックは囚われたスーリンを救うためジャオ、魔術師(フランシス・ン/中国人店主と二役)と共に蛮族のアジトを目指す冒険に出る。

感想

まるでラノベのような内容

本作をザックリ言うなら異世界ファンタジー
ラノベや深夜アニメなどでお馴染みのアレです。

一応、舞台は古代中国ということになってますが、いつの時代かはハッキリしないし魔法も普通に出てくるファンタジー仕様。

パソコンゲームに夢中のオタク少年ジャックは、囚われのお姫様を救うオンラインゲーム? の中で黒騎士という中二感たっぷりのキャラクターを操っています。
でも現実世界の彼は、弱虫のいじめられっ子でお母さんと二人暮らし。
しかし、お母さんが務める不動産業界は不景気のために、ジャックの大学費はおろか家のローンも払えるか怪しい状態なんですね。

そんな彼がバイト先の中国人店主から貰ったツボから夜中現れたのは、東洋のお姫様とお姫様を守る戦士。

蛮族によって皇帝や仲間を殺され国がピンチなので、姫を預かり守ってほしいと言い残して戦士は壺の中に消えてしまうんですね。

で、冒頭はジャックの世界でお姫様のスーリンがアイスクリームを食べたり、ブレイクダンスを楽しんだりするカルチャーギャップで笑わせ、蛮族にさらわれた姫を追ってジャックが古代中国に行ってからは立場が逆転して、お堅い戦士のジャオにダンスや泳ぎを教え、代わりに武術を教わりながら、蛮族のアジトに向かうバディものになるのです。

ちなみに蛮族の王をアルーンを演じるのは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシードラックスを演じているデイヴ・バウティスタですよー!
観ている間全然気付かなかった!w

何気に細かい演出

ぶっちゃけ深夜アニメで何度も見たシチュエーションだし、特に目新しいところもない物語なんですが、ところどころ「お!」っと思わせる細かい演出があって、例えば序盤、オタクのくせにBMXが趣味のジャックがいじめっ子とチェイスするシーンがあって、途中まではまったく不要なシーンだと思ってたんですが、このシーンでジャックは意外と運動神経がいい事が分かるので、後半ジャオにちょこっと武術の基礎を教えられただけで、敵と互角に戦えるというご都合主義な展開にも多少は説得力が出るんですね。

あと、序盤のパソコンゲームの戦いとクライマックスのリアルな戦闘シーンがオーバーラップする演出とか、ジャックのゲーム好きと異世界での経験がラストで母親のピンチを救う事になるとか。

何気に細かい演出がされてるんですよね。

そんな本作でメガホンを取るのはゾンビファンの間では割と評価の高いコメディー「ロンドンゾンビ紀行」のマサイアス・ヘイニー。

全体的には大味でツッコミどころも多い作品なんですが、そういう細かい演出で最後まで結構面白く観られたし、冒険、成長譚、ラブコメの要素を明るく描いていて楽しい映画でしたねー!

興味のある方は是非!!

 

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