ぷらすです。
今年も残り僅かとなりました。
というわけで年末恒例、今年公開された作品の中で僕が個人的に気に入った作品ベスト10をランキング形式でご紹介しますよー!
その前に
が、その前に2017年日本公開の作品ながら、昨年中に観られずランキングに入れられなかった作品のベスト10を先に発表です。
「ウザイ親父に娘が迷惑をかけられた挙句救われる」というドイツ映画。
コメディーだけど笑えないのはご愛嬌。
9位 スイス・アーミー・マン
「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフが、なんと死体役を演じる異色にコメディー映画。
ただのナンセンスコメディーかと思って観ていると、最終的に哲学的なところに着地するっていう何とも不思議な味わいの作品。
8位 アトミック・ブロンド
シャーリーズ姐さんがスーパースパイとなって、男どもとガチバトルを繰り広げるサイコー過ぎる映画。
7位 セブン・シスターズ
ノオミ・ラパスが1人7役を務めるSFサスペンス。
一見、荒唐無稽な設定だけど、SFとしてもサスペンスとしても味わい深い作品。
6位 勝手にふるえてろ
こじらせ系女子を熱演した松岡茉優の初主演映画。
実在感たっぷりの主人公に共感する女子も多いのでは?
5位 スウィート17モンスター
ヘイリー・スタインフェルドが空回りしまくりの主人公を快演する、痛々しくも愛おしい物語。
4位 ドリーム
1960年代のNASAを舞台に、3人の黒人女性が差別に負けずに夢を掴み取る痛快な物語。
3位 KUBO / クボ 二本の弦の秘密
(多分)世界一の技術を誇るストップモーションアニメ会社「ライカ」が、日本を舞台に制作したファンタジー作品。
未見の人は必見!
韓国発「ゾンビ映画」の大傑作。
ゾンビ映画が苦手という人にこそ観て欲しい!
1位 バーフバリ 王の凱旋
王を讃えよ!!!
いや、ぶっちゃけバーフバリは今年分に入れてもいいんだけど、2018年作品もランキングが渋滞してるのでこちらに。
僕が観てきたハリウッド映画の「映画理論」とか「脚本論法」とかを力でねじ伏せるインド映画の熱量の凄まじさ。
僕自身は、それほどインド映画を観てるわけではないけど観た映画は全部素晴らしかったし、バーフバリが当たったことで、これからのインド映画は映画ファンにとって無視できない存在になっていくんじゃないでしょうか。
というわけで、いよいよ2018年公開作品の個人的ベスト10発表です!
2018年公開映画、個人的ベスト10
10位 ブリグズビー・ベア
人類の殆どが絶滅し、有毒ガスによってシェルターで育った青年ジェームス唯一の楽しみは、教育番組「ブリグズビー・ベア」だった。
彼は他のシェルターで暮らす“仲間”と、ネットフォーラムで毎週番組の考察をやりとりしていたのだが……。という物語。
「スター・ウォーズ」でルーク・スカイウォーカーを演じた、マーク・ハミルが出演していることで話題になったインディペンデント映画で、本当に愛おしい作品でした!
フロリダにあるディズニーワールドのすぐ裏にある安モーテルに暮らす、ホワイトトラッシュの母娘のひと夏の物語。
母親のキャラやラストシーンは賛否分かれるようですが、アメリカの歪みや問題を決して大上段に構えて大声で叫ぶのではなく、「そうならざるを得なかった」彼女たちに寄り添うように、でも容赦なく描く姿勢が素晴らしいと思いました。
インドの大スター、アーミル・カーンが主演とプロデュースを務めた「インド版巨人の星」的な伝記映画。
アーミル・カーンの映画はホント外れがないです。
最初アーミル・カーン演じる父親はとんでもない毒親に見えるわけですけど、物語が進むごとに娘たちに一体何を託していたのかが分かっていくという内容で、20代~50代まで演じたアーミル・カーンだけでなく、二人の娘たちも素晴らしかったですねー。
7位 タクシー運転手 約束は海を越えて
1980年に韓国で実際に起こった光州事件を元に劇映画化した作品。
韓国最高の俳優と名高いソン・ガンホ演じるタクシー運転手とドイツ人ジャーナリストが、内戦中の光州の現実を目の当たりにすることで、それぞれの使命に目覚めるという内容。もちろんエンターテイメントとしても面白いけど、こういうことは世界中で起こっているし、決して他人事で片付けてはいけないって思いました。
アカデミー賞二冠ほか、多くの映画賞に輝いたギレルモ・デル・トロ監督作。
人魚姫の物語と彼が子供の頃に観た「大アマゾンの半漁人」をベースに、様々な差別を寓話化した作品で、美しくもダークな映像は彼がこれまで一貫して作り上げてきた、まさに集大成と呼ぶにふさわしい世界観だと思いました。
5位 エンドレス・ポエトリー
前作「リアリティのダンス」に続く、アレハンドロ・ホドロフスキーの自伝的映画第2弾。未だ進化し続ける86歳の鬼才の最新作は、年齢を感じさせない熱量と、低予算を感じさせない映像センスが爆発した凄い映画でした。
未見の方は是非!
4位 ボヘミアン・ラプソディ
今回一番順位に悩んだ作品。
今まで、有名アーティストの伝記映画は多々ありましたが、本作が凄いのはクイーンやフレディ・マーキュリーを知らない世代の人たちをも巻き込んで大ヒットしたってところじゃないでしょうか。
元々のファンの人達にしてみれば、史実との違いなどが気になってしまうところかもですが、多分、この映画で一番重要だったのはそこじゃないし、若い世代の人達がクイーンを知る「入口」としての機能も見事に果たした素晴らしい作品だったと思います。
3位 カメラを止めるな!
はい、みんな大好き「カメとめ!」ですよー!
もちろんハードルが上がり切った状態で観ても超面白かったですが、出来れば事前情報が最小限の状態で観たかった!!
あと、ネタバレが気になって感想が書きにくい!ww
ともあれ、実はこの手のストーリーテリングは結構あって、仕掛け自体もそんなに新しいわけじゃないんですが、この映画が凄いのは、低予算の自主映画であることも“含め”て仕掛けに利用してるところと、圧倒的な脚本の上手さじゃないかと思います。
ここまで映画の隅々まで計算しつくしたソリッドな脚本は、邦画では中々観られないですからねー。
年々ジャッキー・チェン化してるでお馴染み、トム・クルーズの「MI:」シリーズ最新作。
「もう、ちょっとやそっとじゃ驚かないぞ」と思って観ててもやっぱり驚かされるトムの体当たりアクションが凄すぎて、内容は殆ど覚えてませんw
でも、ファンに内容を忘れられても、語り継がれるシーンが一つでもあれば、その映画は勝ちなのです!
1位 リメンバー・ミー
4回観て、同じシーンで4回泣きました。
邦題は「リメンバー・ミー」だけど、原題は「COCO」
つまり、本作はミゲルのひいおばあちゃん、ママ・ココの物語なんですよね。
だから、物語はラストでミゲルとママ・ココが一緒に歌うシーン一点に集約されているのです。
家族の呪いや血の繋がりに拘らない擬似家族を描いた映画が多い中、大家族を描く本作は一見、時代に逆行しているようにも思えるかもですが、あらゆる面から人同士の繋がりが分断されている現代だからこそ、(その面倒くささやしんどさも含めて)人と人が思いやり繋がることの大切さや素晴らしさを描くことには大きな意味があるように思います。
そういう意味で、この「リメンバー・ミー」は今年公開の作品の中でダントツの1位だし、個人的にオールタイムベストの1本になりました。
まぁ、僕がおばあちゃん子だからってのもあるんですけどねw
というわけで、今年公開された作品の個人的ベスト10でした。
ちなみに、惜しくもベスト10に入らなかった作品は以下の通り。
どの映画も面白かったし、ベスト10との差なんかほとんどないに等しいんですけどねw
なので「今は」この10本って感じで、明日になれば順位は入れ替わってるかも――くらいのいい加減な順位なのです。
「~インフィニティー・ウォー」は、来年公開の続編とセットで観なくちゃ何とも言えませんしねw
今回ご紹介した作品の多くは、すでにレンタルDVDやネットで配信されてると思うので、年末年始にゆっくり映画でも観て過ごそうかという時の、参考になれば幸いですよー!
ではでは、良いお年をー!(´∀`)ノ
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