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待望のシリーズ完結編!「ヒックとドラゴン/聖地への冒険」(2019)

ぷらすです。

世界中のファン待望のシリーズ作最新作にして3部作完結編がついに本日公開ということで、僕も劇場に観に行ってきましたよ。

ヒックとドラゴン/聖地への冒険』をね!(*゚∀゚)=3

え、スターウォーズ? あーはいはい。もちろん近々劇場に観に行く予定ですよ。

っていうか、なぜSWと同日公開!映画を ヒットさせる気あんのかドリームワークスアニメーション!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッって話ですよ!

というわけで、今回は本日公開したばかりの作品なので、できる限りネタバレはしないよう気をつけますが、これから本作を観る予定の人や「ネタバレは絶対に嫌!」という人は、映画を先に観てから、この感想を読んでください。

いいですね? 注意しましたよ?

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概要

人間とドラゴンの友情を描いた『ヒックとドラゴン』シリーズの第3弾。人間とドラゴンが共に生きることを選択してから6年後、主人公のヒックらが新天地を追い求める様子を映し出す。1作目から監督を務めてきたディーン・デュボア、アニメシリーズを含めてヒックの声を担当してきたジェイ・バルシェルが続投している。(シネマトゥディより引用)

感想

ついに劇場の大画面で!

このシリーズ、僕は1作目をレンタルDVDで観て、「次回作は絶対劇場に観に行こう!」と思ったら2作目は(日本のみ)ネット配信限定。結局後にDVDで見るハメに。
そして今回、3作目にしてやっと劇場で観られるということで、この日のために前2作をもう一度見直して、復習バッチリ状態で今日に臨みました!

その感想を一言で言うなら「やっぱこのシリーズは劇場の大画面で観たほうが断然いい!」ですかね。

まぁ、それは最初から分かっていたことですが、お馴染みトゥースとヒックのコンビが大空を飛び回るシーンは大画面で観ると迫力や臨場感、カタルシスも桁違いでしたよ。

また、本作で登場するドラゴンたちの「聖域」描写は、それだけで感動してしまう美しさでした。

ホント、シリーズ三部作の最後だけとはいえ、劇場の大画面で観られたのはラッキーでしたねー。

ずっと一緒にいられると思ったけれど

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そんな本シリーズ。
1作目では、長年敵対するバーク島のバイキングとドラゴン。
そんな中、バイクングの長ストイックの息子ながら、もやしっ子のヒックと幻のドラゴン“ナイトフューリー”のトゥースの活躍によってバイキング、ドラゴン両者が共存するまでを描き、
続く2作目ではドラゴンの力を悪用し世界を支配しようとする悪のドラゴンマスター、ドラゴから島とドラゴンたちを守るため、ヒックとトゥース、仲間たちが死闘を繰り広げるという物語で、ヒックは若きバイキングの長に、トゥースはドラゴンの王になるまでを描いていました。

そして完結編となる本作。

ずっと一緒にいられると思っていたヒックとトゥースの前に新たな敵で“ナイトフューリー”専門のハンターのグリメルが現れます。

さらに、バーク島はただでさえバイキングとドラゴンが増え続けて超過密状態。
なのに、ヒックたちがハンターに捕まったドラゴンをじゃんじゃん救っては連れてきてしまうので島はパンク寸前なのです。

そこでヒックは、子供の頃に父ストイックから聞かされた「地の果てにあるドラゴンの聖地」へ、バーク島のバイキングとドラゴンみんなで引越ししようと決意するのだが――というストーリー。

しかし、策を弄してヒックに揺さぶりをかけてくるグリメル。そしてトゥースは白いナイトフューリーのメスにメロメロに。

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相棒とずっと一緒にいたいヒックでしたが、ドラゴンたちの本当の幸せを考えて出した決断とは――という物語なんですね。(ネタバレじゃないよ!)

ドラゴンの敵は

1作目ではボスドラゴン、2作目では悪のドラゴン使いドラゴが、ヒックの乗り越える敵としてそれぞれ登場しましたが、本作の敵グリメルは、まさに人間そのもの。

幻のドラゴンであるナイトフューリーを、名声を得る(承認欲求)ためだけに狩り続け、目的のためならどんな卑怯な手段も辞さないという身も蓋もなさは、シリーズ中もっとも現代的な敵と言えるかもしれません。

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一方のヒックはといえば、もちろんトゥースやドラゴンたちを愛していますが、同時に、他のバイキングのように力もなく、父のようなリーダーシップもない自分が長になれたのは、トゥースの力があったから――と思い込んでいる。

前作の敵ドラゴはドラゴン使いという意味でヒックと鏡合わせでしたが、本作のグリメルはそんなヒックの心のエゴを映し出す鏡として登場するんですね。

だからこそグリメルの卑劣な罠でトゥースを奪われたヒックが、我が身と知恵と仲間を武器に「親友」のトゥースを救いに行くという展開は、トゥースという「力」を失うことで、初めてヒックがエゴを捨てて独り立ちする瞬間でもあるのです。

これぞヒックの成長物語の最後を飾るにふさわしい作品と言えるんじゃないでしょうか。

アニメというより実写映画に近い映像

そんな本作が、ディズニーやピクサーなどの作品と一線を画すのは、何と言っても実写的なライティングやカメラワーク。

『アミスタッド』以降、ほぼすべてのスピルバーグ監督作品を制作しているドリームワークスを母体に持つ制作会社だからかは分かりませんが、CGの使い方やカメラワークなどが他の3Dアニメーションとはどこか違う感じがするし、それが本作の説得力や魅力に繋がっているような気がします。

本作でも、要所要所で実写映画を思わせるようなカットやシーン、特に空を飛ぶシーンなんかはディズニーやピクサーとは一味違うカタルシスがありました!

もちろんSWも劇場で観るべき作品ですが、本作も劇場の大画面で観て欲しい作品だと思いました!

興味のある方は是非!!

 

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