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最新作のハズが最終作に……「ニュー・ミュータント」(2020)*日本ではビデオスルー

ぷらすです。

今回ご紹介するのは、20世紀フォックスの「X-MEN」シリーズ最新作のハズが、ディズニーの買収やらコロナの大流行によって公開延期に次ぐ延期の末、日本では結局ビデオスルーになってしまった不運の1本、『ニュー・ミュータント』ですよー!

ぶっちゃけX-MENシリーズとしては低予算の小作品だけど、個人的には結構面白かったですねー。

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概要

マーベルコミック原作の人気シリーズ「X-MEN」のスピンオフとなるSFアクション。自らの特殊能力をまだうまく扱うことができないミュータントの若者たちが、過酷な運命に立ち向かっていく姿を描く。未熟さゆえに特殊能力を制御できず、つらい過去を背負った5人の若者。極秘施設で訓練を受ける彼らの前に突如謎のモンスターが出現。恐怖で錯乱する中、さらなる危機が訪れる。自身の未知数の能力に戸惑いながらも仲間とともに運命を切り開いていこうとする主人公ダニを新星ブルー・ハントが演じるほか、勝ち気な性格で5人のリーダー的存在のイリアナ役にNetflixドラマ「クイーンズ・ギャンビット」で注目されるアニヤ・テイラー=ジョイ、ダニの良き理解者でもあるレイン役に「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズなど、注目の若手俳優がそろう。監督は「きっと、星のせいじゃない。」のジョシュ・ブーン。(映画.comより引用)

感想

シリーズ最新作のはずが最終作に

この作品の原作は、マーベルコミック「X-MEN」シリーズの人気スピンオフ?作品「The New Mutants」で、自らの能力をコントロール出来ない5人の若者がミュータントとして過酷な運命に立ち向かう青春物語。

そんな原作コミックを「X-MEN」シリーズや「デッドプール」シリーズを大ヒットさせたサイモン・キンバーグとローレン・シュラー・ドナーが手掛け、実話ベースの感動作「きっと、星のせいじゃない。」のジョシュ・ブーンが監督。

ネイティブアメリカンの主人公ダニ役には本作が映画デビューとなるブルー・ハント

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最初はダニと敵対するセクシーな少女イリアナ役に「スプリット」と続編「ミスター・ガラス」のケイシー役で注目を集めたアニャ・テイラー=ジョイ

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ダニの親友となるレイン役に、「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのメイジー・ウィリアムズ

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炭鉱での事故によって心に深い傷を負い、自分を変えたいと願うサム役にドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズのチャーリー・ヒートン

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しっかり者に見えて実は気弱なロベルト役にドラマ「13の理由」(シーズン1)のヘンリー・ザガ。と、新進気鋭の監督&人気若手俳優が揃った豪華な布陣で制作が始まったんですね。

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ストーリーはミュータントの能力をコントロールできるまで街から遠く離れた”病院で治療中”の若者5人が、過酷な現実を乗り越えるまでの成長を描く本作は、「X-MEN」シリーズ13作目として全世界で公開されるハズでしたが、前述したように、本作を制作中に20世紀フォックスがディズニーに買収されたためシリーズ最終作に。

しかも新型コロナウイルスの影響による映画館の閉鎖が重なり2018年4月13日公開の予定が、2019年2月22日、同8月2日、2020年4月3日と変更され、最終的に2020年8月28日まで延期。
日本では結局劇場公開はされず、X-MENシリーズとしては初のビデオスルーになってしまうという、まさに不運としか言いようのない作品になってしまったのです。

同じ世界観の別作品として観れば

シリーズ作品としてはこれまでの作品と比べて明らかに低予算だし、登場人物は上記の5人+彼らを“管理・治療”する医師、セシリア(アリシー・ブラガ)のみ。

舞台は人里離れた“病院“の中だけという小作品なのでファンには物足りないかもだけど、X-MENと同ユニバースの別作品(X-MENの設定を活かした青春映画)だと思って観れば、ストーリーやテーマ性もまとまっていて、個人的には結構面白かったです。

ただまぁ、本作の売り文句として「(X-MEN)シリーズ初のホラー」ってのがあるんですが………まぁ、全く怖くはないよねw

フォックスとしては本作を「青春ホラー」として売り出したかったらしいんですが、ジョシュ監督は「青春ダークファンタジー」にしちゃったもんでちょっと揉めたらしいですね。(まぁ、ダークファンタジーとしてもかなりヌルいけど)

多分、監督はホラーとかヒーローとか全く興味がなくて、なのでファンタジーがギリ妥協できるラインだったのかもしれません。

とはいえ、ミュータントの能力を成長期の不安定でコントロール不能な心のメタファーとして描き、その背景にある大人(男)の理不尽な暴力によって負った心の傷を脚本と映像で匂わせるなど、(別に目新しくはないけど)良い部分も結構あったりするし、何より94分と近年の映画としては非常にコンパクトに物語がまとまっていて見やすいのも個人的には良かったと思いますねー。

あと、主人公役のブルー・ハントは森泉さんに超似てると思いました。

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興味のある方は是非!!

 

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