ぷらすです。
今回ご紹介するのは、宇宙最強の狩猟民族vs人間の闘いを描いた「プレデター」シリーズ第5弾『プレデター/ザ・プレイ』ですよー!
ディズニープラスで独占配信してたので、早速観てみました。
で、まだ配信が始まって間がない作品なので、一応ネタバレはしないように気をつけますが、ネタバレは嫌という人はご注意を。
でもまぁ、ぶっちゃけネタバレがどうこう言うタイプの作品でもないんですけどね。
画像出展元URL:http://eiga.com
概要
高度な科学技術を駆使した武器で人間を狩る地球外生命体「プレデター」と人間との初遭遇を描いたホラー。300年前のアメリカを舞台に、ネイティブアメリカンの中で最強とされる部族の女戦士らが、プレデターとの戦いを繰り広げる。主演はドラマシリーズ「レギオン」などに出演し、主人公のように自らもネイティブアメリカンの血を引くアンバー・ミッドサンダー。監督は『10 クローバーフィールド・レーン』などのダン・トラクテンバーグが務める。(シネマトゥディより引用)
感想
評価は分かれる?
まず、感想を書く前に僕の「プレデター」との付き合いをお話しすると、シュワちゃんとプレデターが戦う1作目から続く3作は観てなくて、2018年公開の前作「ザ・プレデター」だけ観ているんですね。
もちろんど真ん中世代ではあるので、プレデターがどんなモンスターでどんな能力があって何が目的なのかは大体知ってはいるんですが、ぶっちゃけこのシリーズに対して一切思い入れはないわけです。
ただまぁ、今回プレデターと闘う主人公が300年前のネイティブアメリカン、コマンチ族のナル(アンバー・ミッドサンダー)という女性であり、彼女は狩りを行う戦士になりたいが、一族の人々には変わり者扱いされている。という設定に、「またポリコレかよ!」とうんざりする人もいるだろうなとは推測できるので、そこんとこで好き嫌いが分かれるかもとは思いましたねー。
一方で、力では劣る地球人が、最強生物のプレデターに対し頭脳とアイデアを駆使して戦うという本シリーズのコンセプトを考えれば、プレデターに対し力と武器で立ち向かう男たちが敗れる中、何度も殺されそうになりながらも、その都度プレデターの戦闘力や特徴を観察し、作戦を立てて(罠を仕掛けて)立ち向かうナルの姿は、ちゃんと「プレデター」してるじゃんって思ったし、その観察能力は、他の男戦士たちに力で劣る彼女が、一族に自分を戦士として認めさせるため自然に身につけた武器である。という設定は、主人公が女性である事にちゃんと理由と説得力を持たせていると思いましたよ。
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あと、族長のナルの兄タアベ(ダコタ・ビーバース)だけは彼女を認めていて、逆に女だからとナルをバカにする仲間の一人は、実はタアベへの嫉妬をナルにぶつけている。みたいな関係性や感情が分かる描写をサラリと入れているのは良かったし、劇中前半で登場する小道具がちゃんと後半の決戦に活きてくるのも良かったですねー。
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イッヌ映画
また本作にはサリィというナルの飼い犬(猟犬)が登場するんですが、コイツがメッチャ可愛いんですよ。
ナルがプレデター捜索中に底なし沼にハマって助けが欲しい時は近くにおらず、彼女が何とか沼から抜け出して川で体や装備を洗っているところに、ネズミを加えてご機嫌で戻ってきてナルに嫌味を言われたり、そうかと思うとナルがクマに襲われ危機一髪の時には、体を張ってナルを助けたり。
監督によればこのワンコ、最初はちょい役程度だったらしいけど、撮影中に出番が増えていったらしいです。さもありなん。
プレデターのデザイン
300年前のアメリカが舞台ということで、本作ではプレデターのデザインや装備も変わっています。
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普段プレデターがつけている金属製の仮面は、何かの動物の骨みたいな感じになっていて、身につけている鎧も今回は最小限。(恐らくは)ネイティブアメリカンに寄せたデザインになっているんですね。
プラズマ砲は金属製の弓矢になっていて、お面のレーザー照準が当たっている場所に3本の矢が命中するシステム。盾は手首についていて開閉する扇式の物でした。
あと、透明になったり出来る基本能力はこれまで通りですが、個人的には今回のプレデターが一番カッコいいって思いましたねー。
良いところも悪いところも
まぁ、そんな感じで僕は楽しめたんですが、だからと言って全部が良かったってわけではなく、例えば、上記のナルの立ち位置と一族との関係性などは、300年前のネイティブアメリカンとは思えないくらい現代的というか、当時の感覚で言えば女だてらに戦士を目指す彼女はもっと異端視されると思うし、なんなら一族から追い出されたって不思議じゃないのでは?と思ったり。
そうでなくても、彼女の勝手な行動が原因で、探しに来た仲間の戦士たちがプレデターに狩られたり、白人に捕まったりもしてますしね。
まぁその他にも、所々「おや?」っと思うところはありますが、まぁでも、前述したように「プレデター」に思い入れがない僕的には、本作は”そういうもの“として楽しめたし、1時間40分とサクッと気楽に観られる長さにまとめられてるのも良かったです。
興味のある方は是非!!
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